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~上昇宮がさそりのあなたへ~

占い初心者の方にもお楽しみいただけるように、簡易占いができる記事を企画してみました。お誕生日に加え、出生地と出生時間が分かれば、上昇宮(アセンダント・AC)が割り出せます。「無料ホロスコープ」サイトでご自身の上昇宮が簡単に分かりますので、ご自身の出生ホロスコープを調べて当てはまる記事をお読みいただけると楽しめると思います。簡易占いと銘打っていますが、複数の解釈を取り入れた立体的な文を心がけておりますので、深く西洋占星術をお楽しみいただけると思います。

*インターセプトのサイン(あるハウスの中にすっぽりと1つのサインが入ってしまい、ハウスとハウスの区切りに出てこないサイン)がある方にはあてはまらない記述があります。

※上昇宮はさそり

さそりの副支配星である火星と支配星である冥王星が何ハウスにあるかも確認しておきましょう。

火星や冥王星がほかの天体とどのようなアスペクトをとっているのかも確認しておきましょう。

現実面ではサインの副支配星を重視するとよいでしょう。おもに、天王星、海王星、冥王星は深層心理で働きます。これらの影響は目に見えない形で表れることが多いようです。一方、副支配星としての土星、木星、火星はよりに日常的な効力を持っています。上昇宮がさそりの場合、現実面では火星の影響が、心理面では冥王星の影響が感じられるかもしれません。

上昇宮がさそりのあなたは火星の影響を強く受けています。生きていく欲であり、矢印のように方向性をもつエネルギーです。火星は男性原理や強い衝動とも言われていて、ともすれば恐怖の対象とみられがちです。けれども、この世に生を受けるということはこの世の場所を間借りすることでもあり、新生児は皆この世にやってくる侵略者とも言えます。火星の攻撃性は誰かを攻撃するものではなく、混沌の渦から飛び出た粒(命の力)のようなものなのでしょう。火星の力を恐れず、意識的に衝動性・怒りを流していくことでよりアクティブな生を謳歌できるでしょう。正直であることや生を否定しないことがポイントになってくるでしょう。

アセンダント副支配星である火星があるハウスは「どのような場で意識的に自分の力を発揮しようとしているのか」「どのような場面で素の自分が出やすいのか」を示しています。火星は矢印のように一点に集中するエネルギーなので、この火星にかかわる天体によっては強い攻撃性をもつものになるかもしれません。

冥王星は心理面に働きます。大きな力で心理を圧迫します。心理的な葛藤を埋めることにも掘り出すことにもつながります。こころの奥底に抱えたマグマのようなものを掘り出したとき、どのように対峙すればいいのかのヒントがかくされているかもしれません。こころの闇のようなものはある分野で強く働いていそうです。冥王星のハウスやアスペクトでどのような場面でどのような形で心理的なマグマが表れやすいかを考えることができます。

****上昇宮がさそりのあなたへ****

第1ハウスはさそり~カリスマ性が強く神秘的~

精神的に安心できることを重視しプライベートを守ろうとする気持ちが強いようです。自分の生活をしっかりとみつめ、人生の謎を解き明かしたいと考えているでしょう。大義や使命を感じられる活動や人との深い絆を持つことで安心感を得るでしょう。感情が内にこもりやすいようです。頑固で激しい気性、水面にように複雑な感情を持つのでドラマチックな生き方になるでしょう。大変、誠実で我慢強く、防衛本能が強いので、あまり注目を集めないように振る舞い、秘密めいてみえるでしょう。そのため、初対面では「多くを語らない無口な人」のように見えますが、いったん知的な会話をすると魅了されるでしょう。いったん知りたいと思ったことに関しては、どんな細かい点も見逃さないほど奥深くまで探求し、研究や調査に素晴らしい才能を発揮します。独占欲が強く、人を巧みに扱うのがうまいでしょう。変化を好みません。また、自分の道を妨害する人には容赦しないでしょう。人間心理に関して強い直観と素晴らしい洞察力を持っています。

癖のある人物になることがあります。親交を結ぶ人は自然に絞られてしまうようです。興味があることにはこだわりをもつようです。自説にこだわるあまり、ときには常識から逸脱することもあります。自分の本当の気持ちを隠し、自身を嘘で固めてしまうようなところがあります。穏やかで落ち着いて見えますが、感情のマグマを煮えたぎらせているのでしょう。愛する人を守り通しますが、一度怒らせてしまうととたんに敵としてみなすでしょう。繊細な人と仲良くなることは難しく、強さをもつ人だと怖じ気づいてしまうでしょう。その結果、孤独になることも少なくないでしょう。

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