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祖母と叔母と

久しぶりの日記になってしまいました。

先月正確には7年ぶりに大阪に帰省しました。

私には実家がないので
中々帰ることが大阪にはなく
兵庫には一度5年ほど前に師匠に会いに日帰りで帰っていました。

久しぶりの帰省の目的は主に二つ。

施設にいる祖母に会うこと。
 
昔ベビーシッターをしていた時にお世話をしていた子とママに会うこと。

まずは祖母は会いに行った時のことから書くと
祖母の年齢を知ったのですが
驚きの今年で99歳。わぉ!笑

私の身内で1番長生きだったのは曾祖母だったのです。96で亡くなった。

私の祖母はさらに上をいっておりました。

叔母と施設に行くと
祖母はずっと寝ていると聞いていたのだけど
声をかけたら目を開けて話しました。

私のことは分かっていなかったけど
きてくれて嬉しいありがとう。と。

もう眠いから寝るね。と笑
 
叔母は今年に入ってから毎週来てたけど毎回寝てたから目を開けて話したところを見たのは久しぶりに見たと喜んでた。

施設に私が訪れたのは今回が初めてで

ここに祖母が入ってからどうしてたのか
設えてある物や写真を見たら何となく分かった。

多分、起きれてた時には弾いていた電子ピアノやたくさんの楽譜。
 人が来た時に出していたであろうコーヒーや

花が飾ってある花瓶。

施設でのイベントでの写真。


人って年を重ねても基本的には変わらないのだろうとふと思う。

余談ですが
私の祖母は若い頃から美脚で。

私の記憶でも脚の形が美しかったので
今回ちょっと失礼と懐かしい祖母の脚を布団をめくって見てみたの。

施設の方にお世話になってるんだなぁと思える
しっとりちゃんと保湿された痩せたけれど昔のままの美しい脚だった。

祖母はほぼ寝て過ごしているけれど
口から食事を摂り

暖かく清潔で優しい職員さんと穏やかに過ごしてる事が分かって良かった。

とんでもなく厳しくて怖くて…笑


今回叔母とも強烈な教育ママだった話しで盛り上がったけれど

施設で寝てる祖母のベッドの横で
叔母がヴァイオリンで懐かしい曲を弾いたらしいのだけど
大昔にコンクールでの練習曲だったらしく
何度も弾いてたからか

ひとこと「練習曲」と祖母が言ったそうな笑

綺麗ねとか懐かしいねではなく

練習曲。。。笑

祖母らしいわねと私達は笑って施設を後にした。


私と叔母はたくさん話した。
ようやく私が叔母に少しだけ追いついてきたのだなと思った。

私の好きなものと叔母の好きなものは同じだ。

この写真集は死んだら貴女に残してあげるといくつか約束してくれたけど
いつ来るのかしら笑
もし叔母が90代まで生きていたら
私も生きてるのだろうか笑

 たくさん話をして、散歩したり夕飯でお食事をしてワインを飲んで
話が尽きなかった。

ベランダはほぼバラだった。

お天気が良くて気持ち良かった。


血縁というものを考えると非常に不思議。

でも私のルーツでもある人達に久しぶりに会えた事は単純に楽しく心地良く励みになった。

また帰ってきたら叔母と過ごそうと思った。

祖母はいつもうお別れが来ても後悔しない。
彼女は後悔しない生き方をしたのだと
思ったから。



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