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葵ちゃんの、最初のともだち

皆さん、こんにちは。歌劇団のろん太と申します。

こういう文章を書くのが得意ではないので、ずっと迷っていましたが、面白そうだったので、せいぶつさんの企画[富士葵ちゃんと振り返る Advent Calendar 2019]に参加させて頂きました。

富士葵ちゃんをテーマにいろいろと振り返るということで、今回は、2年前の今日を振り返ってみたいと思います。

2年前の今日、2017年12月20日は、葵ちゃんが黒魔術でキクノジョーさんを召喚した日です。

……サムネからもうインパクトがすごいですねw

赤い隈取りに黄色いウニのような体もさることながら、異形からは想像もつかない人間味溢れる関西弁、初対面で葵ちゃんをいきなりブラザーと呼ぶ馴れ馴れsフレンドリーさ等、そのギャップが大きすぎるキャラクター性は当時の視聴者(歌劇団)の記憶に鮮烈に残ったことと思います。

私もこの動画を初めて見た時は「なんじゃこりゃあ……」「こんなの(超失礼)が葵ちゃんの友達で大丈夫なのだろうか」と思ったものでした。友達欲しさに黒魔術に頼らざるを得ない葵ちゃんの心情を思って、ちょっと切なくなったりもしました。

その後葵ちゃんとキクノジョーさんは

お絵描き対決をしたり

早口言葉対決をしたり

葵ちゃんがキクノジョーさんに何かと対抗心を燃やしていたような気がします。

葵ちゃんから時折厳しい(かわいい)ツッコミを貰いながらも、最後まで勝負に付き合ってあげるキクノジョーさんの姿は、まるで年の離れた妹に接する兄や姪っ子と遊ぶ親戚のお兄さんのようで、キクノジョーさん初登場の動画を見た時とは裏腹に、とても微笑ましい気持ちで動画を見ていました。

動画内の「棚から下ろす~」「棚に手ぇ届いてませ~ん」はアドリブで採用されたネタだそうで、それを聞いた時は「プロの芸人さんみたいだ……すごい」と驚くと同時に、葵ちゃんとキクノジョーさんの二人だからこそ作りあげられる独特の空気感のようなものもあるのだろうなぁとしみじみ思ったりもしました。

動画ではなくとても個人的な話になりますが、上記の早口言葉対決の動画が投稿される前、Twitter上でキクノジョーさんとこんなやりとりをしたこともありました。

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この時の私はただなんとなく「葵ちゃんが一生懸命早口言葉を言ってたら可愛いだろうなぁ」という気持ちでリプしたのですが、キクノジョーさんから驚きのリアクションをもらえて、さらに自分の想像が現実になるとは思ってもみませんでした。

今ではなかなかキクノジョーさんとTwitter上でお話しする機会はありませんが、葵ちゃんに対してだけでなく、歌劇団の皆さんに対しても気さくに接してくれるキクノジョーさんとやりとりした思い出は、思い返す度に私の心を暖かくしてくれる大切なものになっています。

さて、キクノジョーさん召喚から時を経て、葵ちゃんは「かわいくなりたい」という思いからクラウドファンディングを開始し、羽化を果たしていくのですが、その前にこの動画を紹介したいと思います。

こういう話題は不用意に触れるべきではないとも思いましたが、私がキクノジョーさんのことを話す上ではやはり欠かせないと思い、紹介させて頂くことにしました。

この動画が投稿される前、葵ちゃんの「かわいくなりたい」という思いから始まったクラウドファンディングは第一のストレッチゴールである1000万円を見事達成し、第二のストレッチゴールに向けての支援をお願いする動画が投稿されたところでした。

第一のストレッチゴールが達成されたとはいえ、葵ちゃん達にとってのゴールはきっともっと先で、そのためにはまだまだ支援を呼びかける必要があったのだと思います。しかし、視聴者の中には、第一のストレッチゴールが達成され、半ばお祝いムードとなっていたところに、さらなる支援を呼びかけたことにもやもやを感じている人もいたようでした。

明確に批判の声が上がっていたかは定かではありませんが、コメント欄が少しざわついていたのは今でも覚えています。そして私自身も正直なところ、第一のストレッチゴールが達成されてすぐ支援を呼びかけたことを素直に肯定できてはいませんでした。何より未来の葵ちゃんがストレッチゴールが達成されずに悲しい思いをしていることを受け入れられませんでした。

葵ちゃんを応援したい気持ちと魔界の皆さん(Aoi ch.を運営する方々)のことを信じきれていない気持ちが葛藤し、支援すべきか迷っていた時、上記の動画を目にしました。そして、動画の中でのキクノジョーさんと魔界の皆さんの真摯な姿勢に心を動かされ、いつしか自分の中の迷いや葛藤はすっと消えていました。

当時私はまだ学生で、諸事情によりバイトもできなかったため、葵ちゃんを支援するお金が十分にあるとは言えませんでした。しかし、クラウドファンディングが始まるよりも前から、自分が葵ちゃんを応援した証を残したいと思っていたこと、キクノジョーさんの動画で迷いを払拭できたこともあり、

「葵ちゃんがこれからもずっと笑っていられる未来が見たい」

「ここで支援しなかったら、きっと一生後悔する」

と葵ちゃんを支援する決意を固め、クラウドファンディングに参加することにしました。

最終的にクラウドファンディングは第二のストレッチゴールを達成し、集まった支援金は2000万円を越えるなど、当時行われていたCFの中では飛び抜けた結果を残し、大成功をおさめました。

クラウドファンディングを経て、私は強い確信をもって

「キクノジョーさんと魔界の皆さんなら、きっともっと広い世界へと葵ちゃんを羽ばたかせていってくれる」

「これからも信じてついていこう」

と思うようになりました。

最初こそ得体の知れなさを感じていましたが、2年経った今では、葵ちゃんを傍でずっと見守り、見えないところで支えてきたキクノジョーさんや魔界の皆さんのことを心から尊敬していますし、私にとっては葵ちゃんと同じくらい大切な存在です。

これからもいろいろな苦労があるかと思いますが、葵ちゃんがのびのびと活動できるように、頑張っていってほしいと思います。

私も歌劇団の一員として、葵ちゃんやキクノジョーさん、魔界の皆さんのために、できる限りのことをしていきたいと思っています。

これまで話したことの他にも、ソーシャルジンでの新形態キクノジョーさんにびっくりしたことや生誕祭でのサプライズバースデーソングの思い出など、語りたいことはたくさんありますが、キクノジョーさんの話ばかりしていると脳内の葵ちゃんが拗ね始めるので、ここで終わりにしようと思います。

拙い文章を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

[富士葵ちゃんと振り返る Advent Calendar 2019]には葵ちゃんについて書かれた素晴らしい記事がたくさんありますので、他の記事もぜひお読み頂ければ幸いです。


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