酒に溺れる最低な人生。黒歴史希望。



 明日からゴールデンウィーク?そんなの聞いてないよ。


 酒を飲んで次の日の講義を飛んだ。そこから始まった。酒を飲んで酒鬱になり、それを忘れるために酒を飲む。その時は反省しているのになた違うメンバーと飲むと過去の反省なんて忘れる。吐くまで飲んだ酒に味は必要だったか?記憶には靄がかかり部屋は文字通りゲロ臭かった。


 好きな酒はストロングゼロなんて言いたくない。手っ取り早く酔えるからコスパがいいなんて思っていない。


 今回の鬱は少々手ごわいみたいで治る気配がない。母上に送ったちゃんと大学行ってるよは半分嘘だった。先日母上がこちらに来た時に話した高校時代に病んで学校に行けなくなった話を鮮明に思い出した。初めての経験で泣きながら学校に行きたくない旨を吐露した。その時の戸惑いや不安はもう体験できないのかなと思った。その時も今回も別に何をやっているわけでもなかった。ただ長く寝て携帯をいつもより長く触って、意味もなくトイレに籠ったりして時間を溶かすようにして味わっていた。それはもう綿あめのように。違うことと言ったら今日は頭が痛い。理由は明確だった。原因不明の頭痛とはわけが違う。体内の有害物質が私の脳をギリギリと締め付けているだけであった。そんな日の生活はすべてが終わっていた。こんな奴がグッドヘブンに上がれるわけがなかった。


 こんなところで暴露することでもないが私は大学入学早々、城の堀に自転車ごと落ちたことがある。この話は私と小坂しか知らないことである。いつか誰にも話したことがない秘密を離さないといけない機会が来た時に話そうと思っていた出来事であった。大学三年生になってそんな経験することはなさそうなのでここに書いた。今の私はガードががら空きですよ。今そんな話題を振ってきたら話すことがありません。ちなみにそんな経験から私の自転車はスプラッシュ・マウンテンと命名された。


 明日は仮免試験である。こんなことをつらつらと書いている暇はない。早く寝てほしい。そして仮免に合格できる気がしない。全然自信がない。学科を早く受けろ。


 大抵の考えられるストレス発散方法(コンビニでの散財、16時とか意味の分からん時間に爆食、辛いもの食べる、突発的に叫ぶ、本気で歌って感情移入しすぎて泣く、そんな自分が痛いなって笑う、写真を撮る、料理、あっついシャワー浴びる、等々)は試した。そのほとんどは時間を溶かした(ものによっては余分なカロリーを取っただけ、財布が軽くなっただけ)だけだった。机に転がる潰されたスト缶。洗い物であふれたシンク。大量の缶ごみ。そのどれもが私の病める原因であった。こんな日には誰かに相談するのが一番であることなんてわかっていた。それでもしていない。今まで消えたいと隠喩してきたこの感情が曖昧に、そして確実に死を望んでいると伝えてくる気がした。



ここまで書いてきて分かったことはそれほど病んでいないということだった。まだ何年でも生きてやる、そんな風に思っている。本当に病んだときには本当に相談する。明日も今日のような精神状態で仮免を受け、来る来週のライブの練習をするのであろう。思えば大学生になって体調がいいと感じた日は片手で数えられるほどしかなかった。いつまでも馴染めない学科のノリ。こんな私に話しかけてくれる数少ない学科の人にも疑いの目が晴れることはない。目指す目標もなく、かといって自分から行動することもない。もちろん就職のことなんて考えていない。いや考えられないが正しい表現であろう。私は器用ではない。今日を過ごしながら明日のことなんて考えられない。ましてや将来のことなんて想像することもできない。目の前のこの文章を打つ時もブラインドタッチなんかできないし、なんといっても私は一回大学に落ちているのだから。そんな奴がこの先上手く生きていけるわけがないのである。


 近々また私は酒を飲み、吐くことがあるかもしれない。迷惑をかけるかもしれない。いや、吐くという事は迷惑がかかるという事だが。申し訳ないことだがそんな日はあんまり覚えていることができない。布団で目が覚めて昨日吐いたんだという事しか覚えていない。これは本当に申し訳ないことだが次私が目の前に現れたときに吐いた状況を説明しないでほしい。そこは何となく覚えているから。あの時は楽しかったよね、そんな記憶のまま今日を過ごさせてほしい。本当に申し訳なかった。現実世界でも記憶を書き換えることができるあのペン型ライトがあったらいいなとこんなに思ったことはない。本当に申し訳なかった。


 私はもう寝ることにする。明日も上手く生きられるように努力はする。

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