ラジオDJになりまして。話してきたテーマと感想。

 私はそれでもニシダのことを応援する。駿と申します。初めまして。


 先日私の数少ない友達の一人からメッセージが届いた。

「なんかラジオやらん?」(原文まま)

気づいたときにはもうすでに「やる」の二文字を彼に送っていた。

 こうして始まった二人のラジオ。HAKUNAという配信アプリを用いた簡易的なラジオ。最近、というか昨日少し動きがあった。



 さかのぼること三日前。日本時間で言うところの21日16:31にそのメッセージは送られてきた。今思えば「なんか」ってなんだよという感じだが、私はすぐに返事をした。というのも、浪人明けではっちゃけたい大学生活+一人暮らし+いろいろなアウトプットをする中で実際にしゃべって表現してみたいという昔からの夢も相まって私個人としては乗り気だった。そして、アプリをインストールしたその日に初配信を行った。我ながらすごい行動力だと思った。

 配信直前に何を話し合うかだとか、タイトルは?お互いの呼び方は?など少し会議をした。正直二人とも浮足立っていた。頭の中で数十人の視聴者と軽快なトークをする私たちを想像した。察しの通りそれは頭の中での想像に過ぎなかった。

 まず視聴者が集まらない。やっと来た視聴者も冷やかしのようにすぐに出ていってしまう。少しでもコミカルなタイトルをと思って付けた「第一回放送 わびさびゴリラ」は信じたくないが盛大に滑っていただろう。誰もいない枠でお互いの近況を話し合うあの空間はLINE電話と変わらなかった。流れないコメント。ひとつも知らないアプリの仕様。全てが私たちのラジオバージンを残酷なものとした。この日はこのような配信を1時間半ほど行った。ただの長電話だった。

 その日から私はいろいろな枠を見に行った。博多弁で話す女性の枠、ベランダで酒飲みながら話す枠、家の一角で懐かしのポッキンアイスを食べながら配信する枠など様々な枠に飛び込んだ。「駿さんいらっしゃい。ゆっくりしていってね。」と散々言われた。「始めたばっかりかな?」そうですとも、そうですとも。時には「彼女いるの?」だとか「好きなビールはなんですか?」(飲んだこともないのにハイネケンって答えた。)とか話しかけてもらった。いつのまにか虜になっていたのだと思う。正直、顔も知らない一般人の話なんて聞いていられるものじゃないと思っていた。(顔出し配信している美人を除いて)しかし、家電屋のバイトの話や昔ハマったゲームの話を聞くと思いの外楽しかった。(知らんやつの恋バナは聞いてられなかったが。特に男の配信者の。)

 一方相方は何回か自分1人の配信をしていたようだ。いずれの配信も誰も入って来ずタイピング音を響かせる鬼攻め配信だったそうだ。相方も自分で言い出しただけあって楽しんでいるようだった。

 そして昨日の配信で初めてのフォロワーが現れた。言わば最古参。なんかすっげぇコメントしてきた。まさかの配信タイトル「エリンギを焼きながら配信」で。一周回ってすごく怖くなった。枠に入ってきて第一声が「本当にエリンギ焼いてて笑いましたw」だった。そっから次は茄子焼いてくださいだとか、味付けは醤油でだとか、そうめん茹でてくださいだとか全てのコメントに2人で丁寧に返事をした。

 配信後LINE電話にて配信を振り返った。2人とも大興奮だった。特に相方は次何焼こうかってずっと言ってた。視聴者に合わせすぎてもいかんぞってめっちゃ言った。会話の中で私の発言にネガティブが混じってたのかお前がいるから上手くいったんだよって言われた。視聴者に対する毒をここぞとばかりに吐いた。(これは私だけ)

にしても私に博多弁女子オススメしすぎだろ。やめてくれ。簡単に釣られちゃうんだから。ひょいひょいよ。沼らないようにしますよ。私は。

本日も皆さんお疲れさまでした。ありがとうございます。

講義中にパズドラするバカを誰よりも軽蔑します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?