潔癖症の変種?

唾液とか体液が嫌だ。言葉さえも嫌だ。
小学生の時、母親の齧ったお菓子や口をつけた同じスプーンでものを食べるのがとても嫌だった。嫌だったけど、子供心に「ママが傷つく」とわかっていたので平気なふりをして食べていた。小学校ではクラスメイトと手をつないだ時に相手が汗ばんでたりすると、その後いつまでも手を洗っていた。
中学3年の時に初めて「カレシ」ができた。とても好きだったので一緒に下校したりするのが楽しかった。ある時、彼が「意を決して」キスをしようとした時に、その「オス」の部分を感じる顔を見て一気に恋心が冷めてしまった。
私が初めて男性の勃起したイチモツを見たのは、変態野郎のそれだった。
空いた電車の中で、たまたま横に座ったおとなしそうなサラリーマン風の男性がマンガ雑誌を開いて膝の上に立てて隠しながら、ズボンのチャックから自分のイチモツを出して、愛おしそうに撫で続けているのを見た。
あの時のゾっとする気持ち悪さ、異常さに対する底知れぬ恐怖心が強烈に焼き付いている。
もう充分に年を取り、恋愛も結婚も出産もした今でもまだ、男性のそれを見た瞬間に気持ちが冷めてしまう。好きな相手であっても。
なので、性的なものや表現に凄く抵抗がある。
セックスは素晴らしい、大切なものであるとわかっている。汚いともいけないとも下品とも思っていない。不感症でもない。ただ「気持ち悪い」のだ。
そういうのを克服しようと思って、エロビデオなど観たこともあるが、唾液や体液、男性のモノが出てくるとオエ~となってドッチラケなんである。
普通の映画の美男美女の心理描写の方がよほどドキドキする。
若い頃よく痴漢に遭って、すれ違いざまに胸を掴まれたり、お尻を撫でられたりする程度だが、あの気持ち悪さと怒りの感情が子供の頃からのちょっとした潔癖症と結びついて、性的なものが気持ち悪くなってしまったのだろうかといろいろ考えていたが、最近「唾液や体液には記憶の情報がある」と知って、私はたぶん人の情報を入れたくないのだと思った。
というのは、そもそも人に触られること自体が嫌いだからだ。整体や美容院であっても。人との距離が近いのも苦痛なのだが気安く手や肩に触れてくる人は本当に苦手である。平気な顔をするのは得意だが。
ところが、人に触るのは平気なのでエステやボディケアの仕事をずっとやっている。触られたい人がやってきて、こっちから触るのは平気。
でも、向こうから来るのは苦手という感じ。
エネルギーヒーリングでも、「この人!」と思う人以外のエネルギーを入れられたくないので、誰のヒーリングも受けない。
こうやって改めて書いてみると、どれだけ人の情報を入れたくないのか自分でもビックリする。www
心を開くことができないと言うことなのだろう。これが課題なのかな。
問題は、私の「キャラ」にそんなイメージがないので誰にも言えないでいること。平気なふりをするのが疲れるので、1人でいるのが好きだ。
なんて寂しい女!!www
動物や赤ん坊ならヨダレもウンチも平気なのになあ。。



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