良かったら一杯もらってもいいですか?
色んな場所でこの言葉を聞く事があるだろう。
俺はシャンパンとか入れるようなお金を持っていないので、基本的に断らないようにしている。
何だったら袖振り合うも多少の縁。それぐらいにしか思っていない。
しかし、この言葉は少しズルくもあると感じる人も多いはず。
なんだったら俺も少しも話さずにいきなりのこのフレーズは少し抵抗を覚える。
しかし、このフレーズを発せられて、「ごめんなさい。」と断る事を躊躇う人は多いはず。
いや、きっと大半の人が「まぁ、いいかどうぞ」と心の中で思うのではないだろうか。
それに何より断った後のダメージのデカさは計り知れない。
断った後の気まずい空気を挽回するスキルなど、持ち合わせていないし、その後どうしていいのかも分からない。
俺がもし断ったら気まずくてそそくさと退店してしまうだろう。
確かに断っても何らいけない事はない。
懐事情や相手がマジで一緒に飲みたくない相手など、いくらでも断る理由はある。
法に触れる訳でもない。
ただ、倫理観や、自身の感情を超えたところにある現実を受け止めて乗り越えるには膨大なエネルギーと鉄の心を必要とする。
それを考えれば割り切って、袖振り合うも多少の縁・楽しい時間をありがとうと考えた方が自分も楽しい。
ここまでが俺の持論と感情から達した結論までの説明です。
しかし、最近会社のキャバクラ通いが好きな人と話した際この話題になんとなくなった。
その人は良かった一杯を断るという。
俺は是非聞いてみたくなった。
気まずくならないのか?
空気のリカバリーは?
どんな理由をつけて?
色々聞こうとした矢先、その人から出た言葉は一つ。
今日はちょっとそういうのじゃないから。
は?何それ?
一見すると理由になっているのかわからんし、正解なのかもわからん。
俺は未だにわかりません。
彼は続け様に向こうもプロだし、そんな事気にしませんよ。金だって無限じゃないんです。
そうなんだけど!!そうなんだけど!!!
鉄のハートすぎるよ、、、。
それでも俺には断る事はできない。
これから先、そう言ってくださる方へ。
是非乾杯してください。
喜んで乾杯させていただきます。
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