肺気胸で入院した話③

いよいよ手術の日です。

手術のため、前日の夜からご飯も食べれず、飲み物も飲めませんでした。

色々説明を受けて、点滴用の針を打ち、右の脇の除毛をして、足にパツパツのストッキングをはいて、歩いて手術室に向かいました。

手術室はかなり雰囲気があり、寒かったのを覚えています。

入ると、生年月日・名前、どこを手術するのかなどいくつかの質問をされた後手術台に乗せられました。

何やらいろいろペタペタ張られ、背中に麻酔の管を刺されました。結構雑な感じで、新人さんが担当していたのか、横から「そうだ、もう少しいけるんじゃないか?」と指示が出されていました。

少し笑いも起きてドラマである厳かな雰囲気ではなく、アットホームな雰囲気に驚きました。

少しすると、「麻酔いれますね~」と話しかけられ気づいたら手術か終わっていました。

そのまま自分の病室へと運ばれ、親と会話をしましたがぼーっとしていたので何を話したかも覚えていませんでしたが、親がすぐに帰っていったのは覚えています。

ここからが大変でした。

尿道カテーテルがものすごく痛かったです。動くたびに激痛が走り一睡もできませんでした。消灯の22時から朝の6時まで、何とか耐えました。

カテーテルを抜いた後、尿が何時までに出ないとまた入れないといけないと言われ、水を大量に飲んだのを覚えています。

尿はしっかり出たので一安心。出るときにちょっとしみる感じがありました。

その後は尿が安定して出ているか毎回計測して報告していました。

ここらへんから特にすることがなく、レントゲンか傷口チェックくらいしかないので、とにかく暇でした。

それからしばらくして、肺の管を抜いてもいいとの事になりました。鬱陶しかったので嬉しかったです。

ただ、抜くときは麻酔をしないで息を止めてる間に抜くとのことでドキドキしました。

「行きますよ~。吸って~、吐いて~、吸って~、止める!」

すぽんっ!

なんか胸のあたりに変な感触がありましたが痛くはありませんでした。良かったです。

管が抜けたのでシャワーも全身浴びれるようになり嬉しかったです。

しばらくして退院の日となりました。

退院の手続きの説明を受け、請求書をみると

なんと、16万!

ATMで16万を下して(初めてこの量のお金を持ちました。)

手続きをして入院生活終了!14日入院していました。長かったですし、二度と入院したくないと実感しました。

その後は定期的に病院に行き、傷口に異変はないか、血液検査に問題はないか、レントゲンで異常がみられないか検査を行いました。

2か月ほど激しい運動は出来ないのが残念でしたが、もう一回入院するのはやなので従うことにしました。

ただ、スカイダイビングやスキューバダイビングなどの気圧の影響を受けるものは一生できなくなりました。

一回でもいいから経験したかった。。。


以上肺気胸で入院した話でした。

ありがとうございました。


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