【ル・ポールのドラァグ・レース】を観てほしい
最近一番お気に入りの作品です。
＊ル・ポールのドラァグ・レース＊
米ドラァグクイーン界の大御所 ル・ポール が主催の番組。世界中から美しいクイーン達が集まり、次世代のドラァグ・スーパースターの座をかけて「カリスマ、個性、度胸、才能」を競い合います。
現在Netflixで全シーズンを観ることができます。
さて、説明を聞いたところで人によっては「？？？？」と感じるのではないでしょうか。
日本では「ドラァグクイーン」という存在の認知度がとても低いようです。友人に番組をすすめたところ「ドラァグクイーンという存在を今日はじめて知ってびっくりしたわ…」と返ってきて、私の方が驚きました…汗
ドラァグクイーンとは
ものすごくシンプルに表現すると「女装した男性」の事です。 （ もちろんそれだけではないのですが、今回は詳細を省きます ）
日本でいうと、ミッツマングローブさんやマツコ・デラックスさんが有名ですね。きっと「オネェ」や「ニューハーフ」という呼称に親しみがあるのではないかと思います。
私は学生のころにドラァグクイーンを知る機会があり、それ以来彼女たちがとても大好きなのです。この番組をみつけた時も大喜びで飛びつきました。最近はこれだけをずっと観続けています。
観てほしいけど
大好きな「ル・ポールのドラァグ・レース」をみんなに観てほしいのですが、いかんせん内容が…その…
観る人を選ぶものだとは理解していて…
細かいことは画像にまとめているのですが、海外の番組なので笑いのポイントや表現の幅などが日本と異なります。それで不快だと感じてしまう部分もあると思います…
なので、無理してまで観てほしくはないです…
「観てほしいんじゃないの！？」
も、もちろん観てほしい気持ちであふれているのですが、私は肌に合わないものを無理してみる必要はないと思っています。娯楽は自分で選んで楽しむものというスタンスです。
ということで、「楽しめそうだな」と思った人には是非みてほしいです！
何がそんなに面白いの？
私が特に楽しんでいるのはメイクや衣装デザインですね！性別なんて些末なことに思えるほどの美しさは、ずっとみていても飽きません。
世界的なファッション誌であるVogueが公式のYouTubeチャンネルでクイーン達のメイク動画をアップしているのをご存知でしょうか？
海外ではセレブたちとクイーンたちは肩を並べているように思えます。どちらも等しく美しく、ファッションやメイクの最先端にいるのではないでしょうか。
リンク先の動画をみて驚いた方もいますよね。それはそれはゴージャスで、女性らしさにとどまらない美しさです。
ドラァグレースに出場しているクイーンたちは基本的にこのスタイルです。世界中から集められた彼女たちはドラァグ界でもトップレベルの実力をもっています。
番組ではル・ポールから課題を与えられますが、クイーンたちはテーマに合わせて手を変え品を変え、メイクで顔を変え、衣装に合わせてスタイルさえも変えます！クリエイティブで自由な彼女たちをみていると、とてもポジティブで楽しい気持ちになれるのです！
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そうそう！リップシンクのパフォーマンスも最高です！ドラァグといえばリップシンク、リップシンクといえばドラァグと言いたいくらい大好きです！
リップシンクとは口パクしながら踊るパフォーマンスで、ドラァグの代名詞といっていいくらい有名だと私は思っています。
ラスベガスなどのショーが盛んな地域では、ドラァグたちがショーガールをしています。リップシンク以外にもたくさんのパフォーマンスをもつ彼女たちのショー！なんてゴージャス！いつか行ってみたい…！
ちなみに、私はリップシンクを生でみたことはありません。残念なことに、日本ではみることが難しいパフォーマンスなのです。
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ヒューマンドラマもみどころのひとつです！出場者同士が仲良くなったり喧嘩したり、審査員との関係性も様々でユニークです。
…ヒューマンドラマの話をするにあたって、避けられない部分があります。
こんな言い方は好きではないですが、クイーンたちはいわゆる「マイナー」な立場です。
本当にこんな表現をしたくないのですが、マイナーな立場の中でも「男性なのに派手な化粧をして、派手なドレスを着て、場合によっては性的なパフォーマンスを行う」人たちなのです。
想像するのは難しくないでしょう。
日本でドラァグの認知度が低いように、海外でも完璧に受け入れられているわけではありません。
そのため彼女たちの多くは「メジャー」な思想と闘った過去を抱えています。
私はクイーンたちの悩んでいる姿を「おなみだちょうだい」なんて言葉で片付けてほしくなどありません…。そう感じる人のことも否定したくはありませんが、普段ふれる機会の少なさから身近に感じづらいだけで本当にリアルで社会的な問題です。
彼女たちだからこその強さや弱さが愛おしく、私の憧れです。
…そんな中クイーンたちが世界的に認められる風潮になってきたのは「ル・ポールのドラァグ・レース」があったからといっても過言ではないと思います。
Netflixでみれるようになった今、日本でも認知度があがるといいなぁとしみじみ思います。
エンタメとしてものすごく楽しめる番組です！
色々書きましたが…この番組はシーズン12まで制作されているように、多くの人に愛されています。彼女たちの「美しさ」「強さ」「弱さ」「才能」「パフォーマンス」全てをたっぷり堪能してほしいです。
ここまで読んでくださったあなた様と推しクイーンを語れる日がくることを切に願います！
今後は各シーズンごとに感想を書いていきたいと思っています。書きたいことが多すぎてまとめるのに時間がかかりそうですが、自分でも楽しみです。
どうぞ、よろしくお願いします。
ROMAN
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