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ボクがVOICE PIGGIESを続けた理由

皆さんこんにちは、ろーるすこーです。
お待たせしたのかしないのか分かりませんが、前回の続きを書きますよ。
(待っててくれた人、あんがとね)

そもそも前回は何を話したんだっけ?って話ですが、主に3つのことについて書かせてもらいました。

・VOICE PIGGIESの始まりについて
・イベントコンセプトやデザイン周りの話
・ブッキングやパーティメイクについての話

あ〜、ハイハイ。完全に理解しました。思い出しましたね?
正直「声豚は1度きりでおしまいのパーティのつもりだった」とかフザケたこと言ってましたね〜。

それで、

・ナイスパーティを生む要素とは?
・そしてそれを気づかせるきっかけになった#声豚02とはどんなパーティだったのか?

って話をします、って言いました。すべてわかりました。
もしここまでで「前回読んでないよー」って方がいたら、まあご一読頂いた方が話の理解度は深まると思うので、良かったら以下から是非。

やっぱりブッキングが大事


それでは早速、VOICE PIGGIES vol.2の話に移りたいのですが、
「声豚02ってどんなパーティーだったの?」って一言でまとめると、見出しの一文になりました。
前回のnoteでもお話した通り、レギュラーメンバーを持たない声豚にとって、1番重要なのがゲストDJのブッキングなのです。
前回の声豚01でそれを学んだボクが、声豚02で集めたメンバーが以下の方々になります。

VOICE PIGGIES vol.2 タイムテーブル
19:00 - 19:40                もやしそば(あべ)
19:40 - 20:20                あご
20:20 - 21:00                おはリルbot
21:00 - 21:40                りょーじ
21:40 - 22:20                だーよし
22:20 - 23:00                ろーるすこー
※名前をクリックで各DJのTwitterへ飛びます

あべちゃんは遅刻して来たので、実際にはあごくんにオープンを務めてもらって、あべちゃんは3番目に入ってもらうというハプニングがあったのですが(その節はあごくん本当にありがとね)、こんな感じのメンバーでお届けした会になります。

やっぱりブッキングが大切、と言った手前ですが、イベントオーガナイズにおいて1番大切なモノは”熱量”だと思っています。
しかしながら、レギュラーを持たない声豚にとって、自分ひとりの熱量でやれることはたかが知れています。
一生懸命フライヤーをデザインして、好きな声優雑誌をもって会場へ行くくらいしか出来ないです。自分には。

だけど、自分と同じ……それ以上の熱量をこのイベントに対して向けてくれる人がもう1人いれば倍に、そしてもう1人いればもしかしたら楽しさは二乗になるかもしれない。

他力本願寺な感じに聞こえちゃうかもしれませんが、いやだからこそ『やっぱり(熱量のあるDJを)ブッキング(する事)が大事』である、というひとつの結論にたどり着いたのです。


みんなの熱量がすごかった声豚02


そんなハプニングでトップバッターになってしまったあごくんですが、内田真礼さん推しなのに3曲目くらいで『call me もえし』を流して会場の笑いを誘ったりしつつも(ちょっと前にPyxisのライブに行ってハマったらしい)お得意のキャラソンで攻めながら、要所要所に真礼たそを挟み込む見事なプレイを見せてくれました。

おはリルbotさんは、声豚のコンセプトにも賛同してくれて、以前自作したという『めろ坂みみみ』さんのステージ衣装をわざわざ着て、フライヤー用の自撮りを送ってくれたし(かわいい〜)
当日も上坂すみれさんを流しつつ、自身のやっているハッシュタグ『#声優さんと同じ服を着る』から当日も声優さんと同じ服を着てきてくれた上に、「ご自由に試着してください」と他にも2着ほどフリー声優服を持ち込んでくれました(笑)

あべちゃんは、そんなおはリルのフリー声優服を試着(というか被ってた)したり、スフィア楽曲や豊崎愛生ちゃん曲をモリモリ流しながら、最後はメリーゴーランドを建設。
(もしかしたらメリケン発足前かな?)

りょーじくんはDJの途中にトラハモ(トラセのラジオ番組)を流す……など、出演者のみんなの創意工夫がすごくって、これはもう絶対に自分ひとりの小細工だけでは作り上げることの出来ない「楽しさ」だということは、皆さんにもわかってもらえると思います。

レギュラーでも何でもないこのイベントに対して「一緒に盛り上げよう」とか、ゲストだけど自分もイベントの一員のような気持ちになって臨んできてくれる事に感謝しかありません。
そういうような方々をブッキングする…って難しいことだと思うんですが、言うならば”仲間探し”が肝心ってことなんです。

こういう熱量って、やっぱり現場でDJを見ないと分からないし、普段から交流があったりしないと出来ない部分ではあります。
だけど、とりあえず「自分が現場で聞いて心の底から”良い”って思えた人を呼べばいいんだ」って事に気付けたことが1番の収穫でした。
それと同時に、ひとつ”声優”というジャンルのヲタクが胸に秘めてるアツい感情を抱えがちだったり、そのはけ口を探してたりするのかもなー、というのがなんとなく分かった瞬間でもありました。

もちろん皆んな、自分の推しを主軸にしながらも、確実に良い曲たちを繋いだDJプレイをみせてくれて、自分も出番を忘れてハシャギまくってました(笑)。


声豚初の暴動が発生


さて、ここまで熱く語っちゃいましたが、まだひとり紹介してない方がいますよね。
前回のnoteでは01くんがキーマンだという話をしましたが、自分的にこの回のキーマンこそが紹介が遅れてしまった、だーよしくんでした。
だーよしくんはめちゃくちゃDJが上手くて、何度か現場で聞いたことがあったのですが、いずれも自分がずっと最前で張り付いちゃうタイプのDJさんで、数回お話した程度の仲だったのですが、絶対にDJしてほしくて、勇気を出してお声がけしたところ、二つ返事で快諾してくれた経緯もあってそう思ったのです。

実際に彼のプレイは間違いなく、散々良い曲が流れまくったにも関わらず、だーよしくんの持ち時間で、まだまだ良い曲が湯水のように流れ出てくるのでボクもそうだし、お客さんのボルテージも爆発しちゃって、半ばトランス状態と言っても良いレベルでしたね。そりゃあオカシクなっちゃいますよ。こっちの身にもなってくれ。暴動だ。

これは自分のイベント後のツイートなんですが、良い曲を流すDJさんはもちろん、その曲で高まるお客さんも相当Diggerだと思うんすよね。
マジで純度100%の声優楽曲好きしかいない空間になっちゃったな…という充足感と、それを木曜日の夜にやって、そこそこの人数が集まって、全員で高まっちゃった高揚感を反芻してるのがよく分かります。

今回の表題である『ボクがVOICE PIGGIESを続けるきっかけ』はまさにコレで「お客さんもDJさんも関係なく声優ファンしかいない空間ってめっちゃ楽しいな」って気付いちゃったんですよね。
良い曲が散々流れた後に追い打ちをかけるように良い曲を流すDJもですが、それについてこられるお客さんも、実はキーマンだったんですね。
じゃあこの空間を作るにはどうしたらいいんだっけ?という試行錯誤が以降続いていくわけです。


「二乗の計算になっちゃった。」


当たり前のことなんですけれども、イベントはお客さんがいないと成り立ちません。
VOICE PIGGIESでは2回目にして素敵な出会いもありました。

横浜にある『AnimationBar蕩-Tore-』の店長、たかゆきさんです。
木曜の夜に開催した声豚02ですが、なんとこの日わざわざお店を臨時休業してまで渋谷へ遊びに駆けつけてくれたのでした!

自分はこの日が初めましてだったのですが、まさかそんな事情があってやってきたとはつゆ知らず、イベント中にりょーじくんに紹介してもらって発覚しました。
出演者だけでなくお客さんの熱量もハンパじゃなく「これはスゴイことになっちゃったな」と、ただただ驚くばかり。
前述の二乗の計算が本当に起きちゃったのです。

正直、DJさんは選ぶことが出来るので、その熱量もある程度こちらでコントロールすることは可能ですが、お客さんの熱量となると難しいところ。。
それでも、最高のパーティをするには出演者やお客さんの垣根なく、会場にいる全員のボルテージが高まる瞬間を作る必要があるんだな、という発見をすることが出来ました。

そして当日のその瞬間を作るためには、パーティへ行きたくなるような事前準備が必要になってくるわけですが、その瞬間を知っていれば、ある程度は当日までに何をどうすればいいのか、という逆算もできるはずです。

たまたま声豚の場合、それがフライヤーだったりして意図せずも上手くピースがハマってたから自分はその瞬間を迎えることが出来たのだと思います。
ただ面白いから作っていたフライヤーですが、第2回目を終えてみて「面白おかしく作る事で少しでもRTしやすさにも繋がれば」という想いも加わるようになりました。

自分はバリバリの文系マンですが、こう考えるとイベントって因数分解できるんじゃないかなーと思ってみたり。

間違いないメンバーで固めて、毎回毎回が確実に間違いないパーティにしていく事こそがオーガナイザーの手腕だと思うのですが、あえてレギュラーメンバーを持たずにやっているのは、自分なりのナイスパーティへの方程式を見つける実験的側面も正直大きいです。

実際に声豚において1番重要なブッキングですが、以降毎回「仮に新しいイベントを作るとしたら、この布陣をレギュラーにする」という仮定の元にパーティメイクをするようになりました。
声豚02のメンバーで多分1年間パーティを続けたらめっちゃ楽しい1年になったと思うし、そういう意味でもなかなか超えることの出来なかったパーティでした。

一応ナンバリングこそされているものの、VOICE PIGGIESは自分の中では、毎回毎回が全く違うイベントを想定してやっているのです。

まあ実験だ〜みたいなのはエゴだし、そんな小難しい話はどうだって良いんですけど、次回、声豚06からはそんな風な尺度というか角度からもイベントを見てもらえると面白いかもしれないです(笑)。


声豚ラジオ始めました


あ、そうそう。ちょっと真面目にイベントのことについて話してみたので、もう少しだけ宣伝を。
VOICE PIGGIESなのですが、ラジオを初めてみました。

それに伴い、VOICE PIGGIES公式のmixcloudも開設しました。

こちらにラジオをアップロードするのはもちろん、出てくださったDJさんの再現MIXなどもリポストしていきますので、自分が参加した回の再現MIXとかが聴きたくなったら、とりあえずここへ飛んでもらえればと思います。
(お気に入りのMIXはぜひ、ふぁぼしてね)

これらは1周年という節目を超えたこともありますが、「もっともっと毎回が楽しくなるようになれば」という工夫のひとつでもあります。
もちろん、このnoteもなのですが。

自分的にはパーティをするのには、ちょうど新しいクールのアニメの主題歌とかが出揃ったタイミングの1クール(3ヶ月)に一度、という開催頻度がベストだという結論に至っているのですが、ちょっとだけ長くも感じるその3ヶ月の間を埋めることがこれからの声豚の課題かな、と思ってたりします。

このnote含め、何回続くか分からんですが、ラジオやnoteまでチェックしてくれている方は、中々の声豚フリークなんじゃないかな、と思います。
ぜひ今後ともVOICE PIGGIESというパーティをご贔屓にしていただけると幸いです。


こぼれ話と次回について

そうそう、めっちゃ完璧だったと言いふらしまくってる声豚02でしたが、一個だけ大失敗がありました。

あまりに皆んなのDJが最高すぎて、最後に自分の出番があることも忘れて、普通にお客として踊りまくっちゃったんですよね。
その日聞きたかった曲とか、もう全部かかっちゃって、自分の出番でやりたいことがだーよしくんの出番までに全部やり尽くしちゃったので、自分のDJがボロッボロだったんです……(泣)。

まあでも楽しく終わることができたし、みんなも楽しんでくれたみたいで、後日あごくんら数名の声豚02メンバーで『AnimationBar蕩-Tore-』さんにて反省会的な打ち上げ的な飲み会も出来たんですけどね(良い話)。

Toreさんはたかゆきさんが声優さんをイメージして作ったオリジナルメニューのカクテルが超豊富で、メニューになくても推しの声優さんの名前を言えば即興で作ってくれるかも……!

声豚02でお会いした時とは違って、バーテン姿のたかゆきさんはめちゃ凛々しくてカッコよかったですし、お店の雰囲気もオシャレで本格的なバーって感じ……ですが声優さんのライブDVDとかが常に流れてる、まさにVOICE PIGGEISのコンセプトにマッチした素敵なお店です。
これを読んでる声豚フリークな方なら十二分に楽しめるお店だと思うので、気になった方は是非遊びに行ってみてください。

話が少しズレましたが、反省会的な流れでみんなは「そんなことないけどねー」とか言ってくれたんですが、自分的には納得できてなくて。
そこで、自分はDJしない方がイベントとして良くなる説が自分の中で浮上。

たまたま声豚03では平日のパーティにも関わらず、富山からゲストDJが2人もやって来るかも……という経緯もあり、試しに自分抜きでのパターンも検証してみた結果、成功しちゃったんですよね。

マジな話、プレイヤーとしての自分をイベントから外すだけで、今回のnoteで書いたように、少し客観的にイベントが見えるようになったので人として非常に成長できたな、とも思っています。

次回のnoteでは、そんなろるぴ抜き説が見事にハマっちゃった声豚03について振り返ろうと思います。

そんなこともあり声豚03以降、自分がDJしないことが定番化しちゃってますが、先日の声豚05でありがたいことに
「ろーるすこーさんのDJ好きなんですけど、なんでDJしないんすか。してください」
とお客さんからお叱りを受けたので、声豚06では自分のDJ枠を設けるか、要検討中です。

※2019.01/08更新
そして次回、VOICE PIGGIES vol.6が3月10日(日)の19時より、いつもの渋谷Dimensionさんで開催決定しました!
ゲストなどの詳細は……今後決まり次第ろーるすこーのTwitterにて更新しますので、チェックお願いします。

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