マガジンのカバー画像

カラスの活動時間帯

19
「ラブ&ピース」をモットーに静かに情熱を燃やしているアラフォーが、日々のラブ&ピースや何だかんだのジレンマをつづるマガジン。「家族・子ども」「サステナビリティ」「食」「マインドフ…
運営しているクリエイター

#旅行記

パリ旅2020⑤iPhoneを盗まれた話(2)

前回の投稿から、もうだーいぶ時間が経ってしまった・・・!のだけど、海外旅行に出かけられない今だからこそ、その記憶を取り出しておこうと思い立ち執筆再開。 (時間が経ってしまったので、軽く)前回までのまとめ: ・わたしは海外旅行が好きで若い時分はひとり旅も楽しんだ ・ハハになって以来最大のピンチ(鬱)を海外ひとり旅で克服した経験から、第二子出産後はピンチ到来前にとりあえずパリに旅することに決め出発 ・10年以上のお付き合いになる大切な人にもコロナ前の駆け込みタイミングで会えて

パリ旅2020④iPhoneを盗まれた話(1)

そうなのです。 海外旅行(滞在)歴もひとり旅歴もそれなりにあり、ドキドキハラハラな経験もそこそこしていながら、実際的な痛手を受けることなくここまでやってきたのだけど・・・、今回、初めて盗難(スリ)なるものに遭いました。 それも、命綱のiPhone、しかも、パリ到着2日目!! いやぁ・・・ iPhoneがない!と気づいた瞬間の頭真っ白加減といったら、なかったな。 プランA, プランB, プランC・・・普段ならどんどん頭に浮かぶけど、さすがに、「すべてが詰まった」iPh

パリ旅2020③会いたい人がいる街

パリを訪れる理由のひとつは会いたい人がいるからだ。 正確には、パリ郊外。メトロに乗って、30分くらいのところに、Jさんのお家がある。 Jさんご夫妻との出会いは、15年前、オーストラリアにある「世界の中心」ウルルを旅したときのことだ。 現地では、滞在施設の数は限られているし、多くの旅行客がオプショナルツアーを選んで昼に夜にあちこち巡ったり食事をしたりするので、数日もいれば、たびたび顔を合わせる“馴染みの人”がいたりして、Jさんご夫妻とわたしたち(現オット)もそんな感じだっ

パリ旅2020②「ハハひとり旅」のススメ

2020年1月某日、わたしはひとりでパリへ出かけた。 結婚して、ハハになって、パリにひとり旅をしたのは、二度目だ。 一度目は4年前のこと。その時、わたしの体はボロボロで、心はほとんど死んでいて、個人的にも家族的にも、復活を賭けた旅だった。大袈裟でなく、本当にそんな出来事だった。 初めての妊娠・出産、初めての育児、変化していく夫婦の関係。 仕事への復帰と在籍していたベンチャー企業の急成長期。 どんどん成長する子どもの、イヤイヤ期や発熱の無限ループ。 その間の、二度の流産

パリ旅2020①それが当たり前にあることの幸せ

こんな時だからこそ、能天気な旅行記を書いてみたくなったのです。 寝ても覚めても、 仕事のことと家庭のことと、それを覆うコロナのことを考えざるを、意識せざるを得ない状況において、身体の自由こそいまだオフィシャルには拘束されていない東京において、それでもがんじがらめになりつつある心とともにあって、息苦しい日常にあって。 旅行、というのものは、これまでだって、決して「当たり前のこと」ではなかったかもしれないけれど、お金とか時間とか、それでも「調整さえすればなんとかなった」ことだ