【ロストアーカイブ】新環境1700達成アードベッグ【赤単】

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こんにちは.いち@ローライです.今回はロストアーカイブで先月末に行われた一部カードの調整と新規カードが追加された環境でアードベッグ単(以下赤単)で1700RPに到達したデッキの紹介です.今回はデッキの紹介とともに環境考察を交えた自由枠の検討と私のひとまずの結論をまとめました.
先に謝罪させてもらいますが"秘術の継承者"を所持していないため記事内では言及いたしません.先にお詫び申し上げます.

■デッキレシピ

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1x長弓兵
2x刻の謀計セレン
2x2番隊副隊長プラトン
2x長槍兵
2x刻の聖裁は~たん
2x月天の暗殺者千夜
1x虚影の剣閃アイリ
2x魅惑的な悪魔
2x刻の規範ヘイグロト
2x3番隊隊長凛
2x拳聖ジェド
2x刻の先陣ラスフィア
2x1番隊副隊長マルス
2x刻の英傑アクラハイル
2xクロエ&対神兵器試作型
2x剣聖エンペラー

・総コスト53,950ソウル
・レジェンド13枚
・レア12枚
・アンコモン2枚
・コモン3枚

■基本方針

こちら黒猫さんと亀さんの記事を引用させていただきます.

黒猫さんと亀さんの解説記事にもあるように以前はプラトンとセレンの1/1/3という驚異的なスペックを活かして初ターンから中央結信をお互いに狙う,牽制する,というゲーム展開でしたが,カードバランス調整後の新環境では赤の上記二種に加えて青単のクレアと盲信者もナーフされ最序盤に対する意識が弱くなり,より中盤以降の展開が重視されるようになりました.
そのため序盤は長槍兵やヘイグロトを軸に展開していき,各種ドローカードとクロエ,アクラハイルの設置で相手とのカード枚数差を広げエンペラーによるフィニッシュが基本方針になります.
次項から確定枠と自由枠について考察していきます.

■確定枠

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2x刻の謀計セレン
2x2番隊副隊長プラトン
2x長槍兵
2x月天の暗殺者千夜
2x魅惑的な悪魔
2x3番隊隊長凛
2x拳聖ジェド
2x刻の先陣ラスフィア
2x刻の英傑アクラハイル
2xクロエ&対神兵器試作型
上記10種20枚が現状の赤単の確定枠だと思います.(アクラハイルが減量できる可能性あり?)確定枠のカードはほぼ確実にアドバンテージを生みだせるカードであるため,例外を除き減ることは無いと思います.
こちらの詳しい解説は省略します.

■自由枠

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先に自由枠の上記15種を分類すると
■低コストミニオン(1,2)
・突撃兵
・長弓兵
・若き軍師バーナード
・刻の聖裁は~たん
・熟達の冒険者
・虚影の剣閃アイリ
■中コストミニオン(3,4)
・刻の規範ヘイグロト
・ナル
・特務部隊の精鋭
・1番隊隊長ライオ
・1番隊副隊長マルス
■フィニッシャー
・ファイアーボール
・剣聖エンペラー
■その他
・悪意ある検閲
・ファイアージャベリン

ここから10枚のカードを選定しなければなりません.今回は私が最終的に採用した
1x長弓兵
2x刻の聖裁は~たん
1x虚影の剣閃アイリ
2x刻の規範ヘイグロト
2x1番隊副隊長マルス
2x剣聖エンペラー
の採用理由と採用枚数について,他のカードを採用しなかった理由を調整の過程とともに解説していきます.

■自由枠考察

§追加フィニッシュ枠
まず確定枠のみでデッキのダメージを与える方法を考えてみると
千夜とラスフィアによる移動からの攻撃,ジェドの効果でクロエを移動させての攻撃が基本的なダメージソースとなります.しかしこれらの行動はどれか一回を通すのさえ難しく,一回の行動だけでは10点のダメージは出せません.そのためフィニッシュ手段としてファイアーボールとエンペラーを採用するのが望ましいです.
ファイアーボールは2枚で6点ダメージを与えられるため回復手段のある緑を除いてラスフィアの攻撃一回通ってしまえばそのまま勝利できますね.エンペラーであれば自身が二重結信で10/11になれますし,千夜,クロエも巨大化できるので相手が処理できなければに勝つことができます.ファイアーボールとエンペラーの2種はアドバンテージを広げるためのカードばかりの中で特に勝利に直結するための効果なので現状ではデッキ構築において必須のカードだと思います.

§低コストと中コストのミニオンの採用
赤単に追加フィニッシュ枠は必ず必要ということで枠の確保をしたら,次にミニオンの採用を考えます.自由枠の軽量ミニオンの役割は結信,相手の結信阻害のための設置,挟撃,複数枚消費して大型ミニオンを処理です.そのため残りの枠は出来る限りのミニオンを採用します.
上述した10種の軽量ミニオン群のなかで更に別視点から見るとタフネスが大きいユニットは結信及び相手の結信阻害の役割をもち,低タフネスのミニオンは挟撃要員としての役割を持ちます.

§その他のカード
検閲とジャベリンは特定状況下において絶大な効果を発揮します.検閲は先行で花びらを破壊でき隙を消すことができますし,ジャベリンは一枚で相手の序盤の展開を簡単に阻害できます.しかしながら特定の場面以外で引くとスペルであるため挟撃結信できなかったり,そもそものカードパワーが足りないなどの問題があります.

■自由枠のカード選考

§追加フィニッシュ枠
エンペラーとファイアーボールを比較したときにファイアーボールの利点として回復の無い赤と青に対して4点,7点取れば勝てる.特に赤に対しては相手が魅惑的な悪魔の効果を2回発動するだけで勝ててしまうというのは大きな強みです.しかしながら緑に対してはファイアーボールを撃つ同一ターンにダメージを与えないと各種回復カードによって一気にキル圏外に回復される恐れがあります.またこのカードは結信出来ません.エンペラーについてはファイアーボールに比べてキルのために使うのは手間はかかりますが相手のエンペラーに対抗できるなど多少の柔軟性が見込めます.またエンペラーは緑のハンデスカードである疑わしき罪によって破壊されてしまうためデッキバランスと差別点を考慮してこの枠を3枚採用したいと思いエンペラーを2枚採用,ファイアーボールも1枚採用で次の採用カードを考えました.

§低コストと中コストのミニオンの採用
まず3コスト域のカードを考えました.確定枠の魅惑的な悪魔と凛は結信してドローするため雑に使いにくく,雑に使える3点で攻撃できるミニオンを探しました.その中でヘイグロトが3/3/4でポン置きの結信,結信阻害要因として優秀でした.
次にナルとライオを試しました.ナルは1枚で4点を与えることができ,左右の結信に対しても強く出れるカードです.しかし自分のミニオンを潰す,結信しにくい,タフネス2など欠点が目立ちすぎて抜けていきました.ライオは3/2/5で行軍強打と驚異のスペックを持っており攻撃力の低さを度外視すれば良いカードでした.
ここまででフィニッシュ3枠と3コスト4枚で7枚.残りの3枠は2コストミニオン2枚と悪意ある検閲1枚にしようと思いました.
2コスとミニオンはバーナード,熟達の冒険者,アイリ,は~たんの4種では~たんは2ターン目のポン置き性能が低いため真っ先に採用候補から外れました.次に2/2/3の3種を比較した際に熟達は終盤に挟撃するために移動させるカードでナタリーありきのカードですし,バーナードは終盤の詰めなどで遠距離攻撃のミニオンに強いなど長所がどちらも後半にあるため,序盤に花びらを躊躇させられ,自分の花びらも生かしやすいなど序盤に強みを持つアイリが消去法的に選ばれました.
この段階で選択したカードは
2x剣聖エンペラー
1xファイアーボール
2x刻の規範ヘイグロト
2x1番隊隊長ライオ
2x虚影の剣閃アイリ
1x悪意ある検閲
の10枚でした.

■環境の変化

新環境直後に上述した10枚で対戦していたころはよく緑単と対戦していました.しかし赤の最大の敵であった青単が消え,さらに奥義の雲外蒼天が弱体化されたため赤単が環境トップのデッキであることが徐々に知られていき赤単同型ばかりになりました.またデッキの構築も無駄が多かったため対赤単に寄せた構築にシフトさせました.

■採用カードの再選考

まず赤に強いカードとしてマルスを採用しました.マルスを採用したことで赤同型戦においてラスフィアが雑に扱いにくい問題が解決しました.マルスは結信クロエ以外のどのカード相手にも生存できるタフネスであり盤面を1枚とりつつ攻撃力も4と高いため相手にさらに除去を強要できます.
次に採用したカードがは~たんです.同型戦での序盤に低コストを温存できた場合後半の低コストの役割は挟撃と結信の種がメインになります.そのため挟撃が強力でインスタントに3点攻撃ができるこのカードは優秀でした.
また同じ挟撃時破壊効果を持つジェドは同型戦において重要なダメージソースの一つなため,ジェドを温存してクロエなどを除去できるのは非常に良かったです.
最後に1コストユニットが4枚しか無いためもう1枚あれば後半の展開に便利であると同時に同型戦で序中盤にもアドバンテージを生みだす可能性を持つ長弓兵を1枚採用することにしました.

新採用カード
1x長弓兵
2x1番隊副隊長マルス
2x刻の聖裁は~たん

さて,ここで新たにカードを5枚採用するということで不採用にするカードを選択しなければなりません.
最終構築に入っていないことからわかる通りここで抜けたカードは
2x1番隊隊長ライオ
1x悪意ある検閲
1x虚影の剣閃アイリ
1xファイアーボール
の5枚です.
それぞれ抜けた理由として
・1番隊隊長ライオ
ユーティリティが高いカードであるが赤対決に寄せ切りたいため枠の都合で不採用
・悪意ある検閲
デッキに無くても良いカードなため不採用
・虚影の剣閃アイリ
2ターン目に置きやすい2コスは3枚あればギリギリ大丈夫という判断.
要検討.4枚あれば安定はするが後半のパワーを考えては~たんに枠を譲りました.
・ファイアーボール
そもそも2枚採用してなかったので効果が薄く,新たに採用したカードで同型戦を対策しているため不採用.
以上の理由からこれらのカードを入れ替えました.

■奥義と構築の親和性

今回の構築は行軍持ちの減量,バーン不採用などで獅子奮迅とのシナジーが薄く,構築内でプランが完結しているため各種奥義との親和性が低いです.裏を返せばどの奥義を持っても戦えるため,雲外蒼天,明鏡止水,六道輪廻を相手に合わせて無理なく選ぶことができます.

■まとめ

今回の構築は採用している1枚1枚が赤単対決においてアドバンテージを生みだしやすいカードで構築をまとめました.その結果相手とドローの差による負けが極力減らせていると実感しています.
弱点としてファイアーボール2枚採用のデッキに対して粘られた場合に6点から敗北する可能性があるので魅惑的な悪魔の使い方や相手の移動持ちの処理の仕方には気を配る必要があります.

■あとがき

長々とここまで読んでいただき本当にありがとうございます.
途中で気づいたんですけどナタリーについて全然触れて無かったんですよね.それがちょっとまずかったですけど今の構築には満足してるので許してください()
他にも壁アイリだったりLO相手のことも全然触れれてなかったので時間があれば追記しようかなと思います…

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