あなたの青春何ですか?私の青春は...(前編)

こんにちは。あるてぃなと申します。長い文章を書いて投稿する、といった経験は初めてなので緊張しています(?) 実はそろそろ就活を控えているので、自己分析も兼ねて書いていこうと思います。

軽く自己紹介すると、音楽ゲーム、いわゆる音ゲーが好きな大学院生、といったところでしょうか。音ゲー歴はもう7,8年ほどになるかと思います。自分でも何だかんだ熱意が衰えないままゲームを続けられているのは驚いていて、興味のあることにはとことん集中できる、という自分の長所の一つを如実に表していると思っています。最近は研究活動で学部生の時ほどゲーセンには足を運べなくなりましたが、それでも週1~2回は行っています。ゲーム好き、でもいいのですが最近は据え置きゲーム機なり携帯ゲーム機では久しく遊んでいませんし、かといって普段触れる機会が多いにもかかわらずPCでのゲームもほとんどやっていないのが現状です... あとお酒はあんまり飲めないですが飲むことは好きです。自宅で作るハイボールはうまい。

今回のテーマは、音ゲーを通じて私がどのような経験をしたのかについてです。長くなりそうなので、ある程度記事を分けて書いていこうかなと思います。

そもそも皆さんは音ゲーと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

人それぞれだと思いますが、あの洗濯機みたいな筐体の前で一生懸命動いてるやつね、とか太鼓叩いてるやつ?そうそう、太鼓の達人よ、なんていう「ゲーセンで稼働している音ゲー」を連想する方が私の出会った人の中では多い印象があります。最近、某バラエティ番組でダンス対決と称して著名なダンサー・アイドルが、DANCERUSH STARDOMという現在稼働中の音ゲーで競ったコーナーがあったことも記憶に新しいと思います。一方でデレステや、最近登場したプロセカ、D4DJなどといった、「スマートフォン・タブレット端末を使った携帯音ゲー」を連想する方もいるでしょう。

そして私の音ゲーのルーツは、どちらかというと「携帯音ゲー」の方にあると思っています。

私が音ゲーというものに触れたのは中学3年から高校1年に上がるときの節目のことだったと思います。小学校の時は子供ケータイなどという、傍から見たらおもちゃみたいな携帯を使っていましたが、その時は立派なスマートフォンを買い与えてもらっていました。

さてスマートフォンを手に入れた当時の私はさぞ怖いものなし、と思っていたことでしょう。デスクトップやノートPCでしかできなかったネットサーフィンができる。音楽も聴ければ動画も見れる。少年からしたら手に余るほどの便利さです。スマートフォンは一瞬にして私の生活の中に組み込まれていきました。そんな中、私はある一つのゲームと出会いました。

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Cytus for Android - 無料・ダウンロード - https://cytus-android.softonic.jp/androidより

Cytus(サイタス)です。現在は続編とされるCytus 2の方が有名でしょうか。これは言わずもがな音ゲーで、曲の間に一定の速度でスクロールする黒い線にノーツ(音符)が重なった瞬間に叩くゲームです。当時私は友人の間で流行していたスクフェスという音ゲーもやっていて、音ゲーつながりで他のゲームのプレー動画も見てみよう、という気持ちで動画を漁っていたところ、ある一つの動画と出会います。(まだあってよかった...)

https://www.youtube.com/watch?v=_I56OX4-5ZA

今やACの音ゲーにも移植されている、xi氏作曲の『Halcyon』のMM動画です。(当時はCytusオリジナルで書き下ろされた曲だとばかり思っていたのですが...)

 まず第一印象として曲がカッコよかった。テンポが速く、xi氏お得意の疾走感がある中で力強いサウンドに加え、厨二感・神々しさといったイメージが想起され、ひたすらに魅了されました。

そしてゲームのUIが非常にスタイリッシュに感じられました。操作領域が白黒のモノトーンでシンプルかつ、背景は透過していて曲の雰囲気もさりげなく感じながらプレーでき、また動画内にあるように、このゲームでは全てのノーツを完璧なタイミングでとるとMillion Master(通称MM)と表示されるのですが、それも特別感が感じられる演出だなあと興味を惹かれました。同時に、音ゲーというジャンルそのものについて、カッコいい音楽に合わせてスタイリッシュに、ノリノリでプレーできるなんて素晴らしいゲームなんだと思うようになりました。

そういうわけで私はCytusにドはまりし様々な収録曲に触れ、日々時間を忘れてプレーしていたのですが、しばらくして別のゲームとも出会うことになります。

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「maimai GreeN PLUS」が本日より順次稼働開始。多数の追加曲に加えて,新たなスライドやコレクション機能が実装され,内容を強化して登場 - https://www.4gamer.net/games/247/G024752/20140226017/ 

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jubeat | KONAMI コナミアーケードゲーム製品・サービス情報サイト - https://www.konami.com/amusement/products/am_jubeat_1/

maimai(マイマイ)とjubeat(ユビート)です。maimaiは当時のバージョンであるGreeN PLUSのものです。maimaiは筐体の見た目が(完全に)ドラム型洗濯機で、第一印象で強烈に頭に残りやすいと思います。これは円弧状に等間隔に配置された8つのボタンとタッチパネルを用いる音ゲーです。

そしてjubeatは4×4に配置された正方形のボタンをタイミングよく叩いてプレーする音ゲーとなっています。最近流行りのAmong usというゲーム内のタスクでこれに似たものがあって、実況動画を見てて「ユビートみたいなタスクやってた」という発言が出てクスッと来た思い出があります。

2つのうち初めに触れたのはmaimaiで、スクフェスに似てるから、という理由でゲーセンに行って友人と一緒にプレーしていました。とはいってもCytusなどで少々音ゲーをかじっていただけで、慣れていないのもやはり大きかったのか、触りたての頃は楽しさよりも忙しなさが勝っていたと思います。

一方でjubeatはmaimaiをやる時にいつも傍目に通り過ぎていて、ある日やってみようと思って1クレ入れてみたら全く分からずにずんずんと曲が進んでいき、悶々とした記憶があります。また、当時同級生にjubeatでKAC(コナミAC音ゲーの全国大会)予選に出るレベルのプレーヤーがいて、彼のプレーは本当にすごいなと未熟ながらに思っていました。

こうして携帯音ゲー・ゲーセンの音ゲー両方共に出会ったのは良いのですが、一つ問題がありました。

お金がないことです。

高校生だった僕は実はTCGもやっていました。しかし、これが当時では非常にお金のかかるゲームで、カードのシングル買いなぞやっていたらあっという間に小遣いはなくなってしまいます。ゲーセンに向かう時の交通費は通学の道すがらなのでほぼタダでしたが、肝心のゲームのプレー料金はそこまで潤沢にありませんでした。高校はバイトが禁止だったので、金欠になると母親や祖父母に小遣いをせがむことが多かったです。

加えて日曜を除いて毎日の学校、ズル休みなどもしたくありませんでしたから、基本的に行くのは暇な日の放課後か休日ということで限定されていました。いつでもゲーセンに行ける環境ではなかったということです。これらの問題については大学進学にあたりほぼ解消されましたが、その日やる気があっても満足にプレーできなくて残念だなあ、と思った瞬間はあったと思います。

従って高校時代はゲーセン音ゲーというよりも、主に携帯音ゲーをプレーしていました。しかしゲーセンの音ゲーの印象についても携帯音ゲーと同様で、カッコいい曲と操作デバイスにある種の憧れを持ちながらプレーしていました。音ゲーはいわば、普段の学校生活に対して"非日常"の象徴の一つとして捉えていたと思います。

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