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ラジオと、Podcastと、それから私、

はじめに

この記事は、熊野寮OP Advent Calendar 2023の16日目の記事です。

去年は寮生として書きましたが、今年は卒寮生として書こうと思います。
企画してくださった方、ありがとうございます。
そして遅れてごめんなさい…。

テーマは去年同様「ラジオ/Podcast」です。
最近の私の好きなラジオ番組/Podcast番組を紹介します。
去年よりはライトな文章のつもりなので、軽い気持ちで読んでもらえれば幸いです。


① マユリカのうなげろりん

Podcast 毎週土曜日更新

お笑いコンビ マユリカのPodcast番組。
スポンサーがついていないので番組製作費捻出のため、男性二人組ながらビキニ写真集を作り、2700部以上を売り上げた伝説を持つ。

基本的にコーナーはなく、二人のフリートークがメイン。
真面目な話は一切なく、決して上品とは言えない話をしながら阪本が中谷を罵倒する構図が多い。罵倒する阪本のひねくれっぷりもなかなかだが、罵倒される中谷のクズっぷりも負けず劣らずである。3歳からの幼馴染である彼らの独特な関係性(パワーバランス?)が癖になる。

また、この番組の面白いところであり怖いところは、冗談で言っていたことが実現してしまうことである。冒頭で触れた写真集はもちろん、数々の罰ゲームや企画が実現してきた。

最近では、中谷の一人ミュージカルが実現してしまった。
自身のバンド活動中、相方がオフであることが気に入らない阪本は、中谷に何か新しい活動を始めるよう言い、一人ミュージカルを始めることに。
冗談だったはずなのに、ミュージカルのタイトルや、脚本のアイデア、会場、公演日程が着々と決まっていく。さらに公演製作費が数百万円に膨れ上がり、500人弱のキャパの会場を満席にした上でオンライン配信チケット1500枚売り上げないと赤字というヒリついた状況。
中谷がどんどん追い詰められていく様子も含めて、エンターテイメントだと思う。

ミュージカル関連の回は #70,#72,#82,#102,#107,#109
実際のミュージカルの様子はこちらのネット記事をご参照ください。

ちなみに私が好きな回は、お菓子の女回(#78,#81)です。

※ 下品な話が苦手な方にはおすすめしません。

② 橋本直と鈴木真海子のCROSSPOD

ニッポン放送 毎週日曜日 18:40〜19:00
Podcast 毎週火曜日更新

お笑いコンビ 銀シャリの橋本直と、ラップユニット chelmicoの鈴木真海子(Mamiko)のふたりがパーソナリティを務める。
「まだ知らないPodcastに出会い広めていく」がコンセプトで、さまざまなPodcast番組を紹介したり、Podcast番組のパーソナリティをゲストに迎えたりしている。

コンセプトの通り、いろんなPodcast番組を知れて面白い。
一つずつ自力で聴いて開拓していくのは途方もなく時間がかかるけれども、これを聴けばいろんな番組のおいしいところをつまみ食いできるのでよい。この番組で知って聴き始めた番組もある。

また、43歳の橋本と27歳のMamiko、年の差のあるふたりが対等にラフに話しているのが私は好きで、ずっと聴いていたい。
意外だけど、絶妙にいい組み合わせだと思う。

番組の内容も、パーソナリティのふたりも、どちらも推せる番組です。
15分ぐらいなので聴きやすいですよ。
ゆる言語学ラジオの回(#11,#12)、面白かったです。

③ 無理なくつづく

FM大阪 不定期

ダスキンの長尺ラジオ広告であり、「日常」をテーマにコント、ドラマ、朗読、音楽、料理などから構成されるラジオ番組。
お笑いコンビ ロングコートダディがさまざまな役を演じる。

ラジオ広告といっても、CMらしさは感じさせない。

55分間にわたって、13~16作の音声作品によって「無理なくつづく日常」の世界観が紡がれてゆく。
全体的にゆるいのだけれど、心があたたまるような瞬間があったり、どこか哀愁を帯びていたり。決して派手ではないが、じんわり感情が動かされるような不思議な感じがある。
聴き終わった後は、いいオムニバス短編集を読んだときの読後感のような余韻が残る。「なんかいいものを聴いたなぁ」みたいな。

ロングコートダディのネタを見たことがある人なら分かると思うのだが、独特のやわらかい空気感が持ち味である彼らだからこそ、この世界観がつくり上げられるのだと思う。

その空気感は料理コーナーでも発揮されており、和気藹々とハムサンドやパフェを作る様子は、聴いていてやさしい気持ちになる。

聴けば分かります。

今は公開されていませんが、放送の前後には公式YouTubeで過去回が公開されます。次回は来年2月頃ではないかと私はにらんでいます。
公式SNSをチェックしつつ、機会があえば聴いてみてください。


④ FLEEKLOUNGE

FM802 毎週水曜日0:00〜3:00

ラジオDJ 坂東さえかが、FLEEK(イケてる)選曲&曲のつなぎでHip-Hop/R&Bを3時間にわたって流す音楽番組。

個人的に、深夜1時ぐらいに聴きたくなる温度感。
トーク少なめなのもよい。何か作業するときや夜の運転時によく聴いています。

⑤ 文化放送ASMR特番

文化放送 不定期
Podcast 不定期

文化放送が3Dオーディオ技術を駆使してつくるASMR番組。たき火や花火大会など、さまざまな場面の音を臨場感MAXで流し続ける。

私が好きな回をいくつか紹介します。

チャーハン特番
強火で豪快に中華鍋をふるってチャーハンを炒める音のほか、餃子、チンジャオロースなど中華料理を作る音のみが、公共電波で2時間流れ続けた狂気の飯テロ回。

ハイボール特番
夏に故郷に帰り、時間を持て余す中で究極のハイボールを作ろうと思い立つところからスタートする。裏山の風の音、木々のざわめき、ヒグラシの鳴き声、川のせせらぎ、ハイボールの氷の音など、こだわりの一杯をつくりあげるまでのストーリーが音だけで表現されている。

鉛筆特番
全員合わせて5浪3留の文化放送社員が入試問題を回答する最中の「鉛筆で書く音」だけで構成される。なんか耳が心地よくて、睡眠導入にちょうどよい。

まさに技術の無駄遣い。刺さる人には刺さります。

⑥ ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision

Podcast 更新終了

パパラッチ、セックスワーカー、ヒッピー、元受刑者など、なかなか交わることのない人々に「飯、見せてもらえませんか?」と密着するドキュメンタリー番組。元々テレビ番組でやっていた企画らしい。

音だけだからか、インタビューイーの言葉がストレートにズシンと伝わってくる。
生き様が感じられると言ったら傲慢な気がするが、その人生を送っていなければその言葉は出ないだろう、という場面が節々にある。

思わず聴き入った回は、デスマスク職人の回(#45,#46)。
死者の顔を型取るデスマスク。日本で唯一のデスマスク職人に密着し向かったのは、8歳で亡くなった少年の遺族のもと。遺族が見守る中、シリコンで少年の顔の型を取っていく様子や、デスマスク依頼に至るまでの遺族の葛藤などが素のまま流れる。
また、職人との食事の場面では、なぜデスマスクを作るようになったのかが語られる。

しびれました。

どの回も、この番組じゃなきゃ聴けないであろう言葉であふれています。一聴の価値あり。

⑦ ミキのKYOTOcast

Podcast 毎週水曜日更新

京都出身のお笑いコンビ ミキが「京都に縁のあるゲスト」を招き、ゲストの活動について話をきいていく番組。

今までゲストで出演してきた企業・団体は、
祇園辻利、よーじや、餃子の王将、京大カレー部、オムロン、京都鉄道博物館、くろ谷金戒光明寺、などなど。

京都に住んでいる身からすると、「京都ってこんなに色んな企業・団体が活躍しているのか」と驚かされます。裏側話も聴けて面白い。

天下一品の回(#31,#32)、ゆとなみ社の回(#76,#77)が好きです。
京都が好きな方におすすめ。

さいごに

好き語りができて満足しました。

私は移動中にラジオ/Podcastを聴くことが多いのですが、今年から通勤時間が短くなったことで、ラジオより時間が短めのPodcastを聴くことが多くなりました。おかげでPodcastの開拓が進んだ一年になりました。いい一年。

ラジオ放送しているものに関しては公式HPのリンクを、Podcastで配信しているものに関しては各回Spotifyのリンクを貼っています。
気になるものがあれば、聴いてみてください。
私がHappyになります。

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