K-POPアイドル旋風の舞台裏で活躍してきた人々に焦点を当てた本《アイドルメイカー》から、MV監督 GDWキム・ソンウク氏のインタビューでテミンについて言及があったので一部抜粋

(インタビュアー:パク・ヒア)

パク・ヒア:テミンさんが持つキャラクターも大変独特じゃないですか。シャイニーの中でも、また歌謡界全体においても持ち合わせたイメージがユニークです。GDWが製作した『怪盗(DANGER)』のMVではテミンさんがアイドルとして持つあらゆるイメージが、制限された色彩とシンプルなカット構成などで表現されています。

キム・ソンウク:最初に私が考えたのは、「テミンがこれまで見せてこなかった姿を描き出そう」ということでした。パフォーマンスやビジュアルも重要ですが、その子(テミン)を見ていると内面から漂う不思議な感じがあります。そういった部分を表現したかったんです。それで、色気と力強さこのふたつのキーワードが共存できるようフォーカスを合わせました。私がアイドルを見ながら格好良いと思ったのはその時が初めてだったようです。その子はとても一生懸命やるし、優しいのですが。第一に実力が本当にあります。前で見ているとどうやってあんな風に踊るんだと思う程です。それから私が驚いたのは、MV撮影は何テイクも撮るじゃないですか。撮れば撮るほど疲れるはずなのにそうじゃないんです。本当に一生懸命やるんです。数日昼夜問わず練習してやって来たのに疲れることなく踊るんです。驚きました。とても忍耐強いなと思いましたし、誰にでも出来る職業ではないんだなということを感じた機会になりました。

パク・ヒア:作業日程もきつかったと聞きました。

キム・ソンウク:その作業をやりながら編集能力がすごく伸びました。MVオープンのまさに前日まで、私たちのチームとミン室長並びにビジュアルアートチームの方々がフィードバックと修正を繰り返して完成した作品です。短い時間でどうやってエキスだけをお見せすることができるかについて沢山悩みました。パフォーマンスが非常に長けた子なので。

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