見出し画像

電気釜の購入レポと試作

陶芸教室に通い始めて作りたいものが増えていく中で、教室の時間だけでは物足りなく感じ、自宅に置ける100Vの電気釜を購入することにしました。

DUA-01 Petit

このPetitにした理由としては、自宅のドアや階段を通り、マイコン付きであるという条件で探している中で該当するものがこれしかなかったというのはありますが、内径がφ240と小さいことを除けば見た目も可愛くいい感じです。

説明書によると最初は空焚きが必要なので、炉内を確認して早速動かします。
操作はとてもシンプルで電源ON→プログラム選択→スタートであとは待つだけ。
空焚きのプログラムは400℃まで5時間かけて熱上げし、完了したらあとは冷めるまで待ち。15時くらいから開始して、翌朝までには蓋を閉めっぱなしで50℃くらいまで落ち着いていました。
最初は部屋がめちゃくちゃ暑くなるんじゃないかと心配していましたが、窓を開けていれば普段の部屋の温度と変わらずでした。

次は実際に焼く作業に入ります。陶芸教室では大きめの作品を作り、自宅では細々したものを作るという棲み分けでいこうと考えたので、アクセサリーや、試したいものを少しずつ事前に形作っておきました。

まずは素焼きから。素焼き用に初期設定されているプログラムは700℃までを約9時間で動かします。
棚板と支柱が付属しているので、2段にして焼けるだけ焼いていきます。

素焼き完了
素焼き後はこんな感じ

最後は本焼きを行います。1230℃のプログラムを使います。
15時くらいから動かして翌朝7時には200℃くらいまで下がりました。

釉薬はこちらを使ってみました。

焼き上がった結果がこちら。
意図せずかなり黒くなってしまいました。
釉薬の濃さもですが、使ったのが黒土だったというのもありそうです。
黒土に透明釉を掛けるより黒さが際立つ気がしてこれはこれでアリ。

小皿
ポップスタンド。辺の長さが違うものはどうだろうという思いつきから。
もうちょっと角度をつけられるように改良したい
ピアスは軽くシンプルな出来

次は白土も用意してどうなるかを確認しました。
先程のトルコ釉に以外にこちらの青磁釉というものを試してみます。

白土だと色が鮮やかになりました。
茶壷青磁釉は黒土だと錆のような金属感がでてかっこいい。

左側がトルコ青で右が青磁釉
イベント販売用

そこまで流れやすい釉薬ではなかったのか、棚板にくっつくこともなくいい感じに焼き上げることができました。
3連休中に2回本焼きを行うことができ、月一回の教室通いでは完成までに3〜4ヶ月かかっていたのから比べるととても実験しやすくなったので、また記事にしてみたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?