美しい世界へ

新年に初夢を見ましょうか。

誰もが仕事に誇りを持ち、懸命に働き、
日が暮れる前に家路につく。
今日の疲れを癒し、明日の力となる糧を買い求め、
暖かな我が家には可愛い子供たち、或いは愛しい人の声、
それらがなければ心躍る音楽が満ち、
食事が終われば、温かい飲み物を片手に読書を楽しむ。
時には夜遅くまで友や同僚と酒を酌み交わし、
月に一度や二度は、劇場やライブハウスへ行き、
休日には手作りのジャムを作ったり、手芸やDIYで家を整え、
美術館やショッピングモールへ出かけていく。
ものすごくお金持ちではないけれど、
明日の生活に不安を感じることはない。
寒空に空腹で震える人が誰一人いない世界。

こういう世界の実現を毎年夢見ています。
今は自己責任が一人歩きし、困窮する人を置き去りにしています。
しかし、住む家のない人を見て、幸せを感じられますか?
住む土地を追われ、命が脅かされている難民に国へ帰れと言えますか?
私には無理です。
全ての国と地域の人々に、安全な家と不足ない食事、季節とTPOにあった服装を贖え、文化芸術スポーツを楽しむことができる生活をもたらしたいのです。

私などなんの力もありませんが、この夢の実現に何が出来るのか、日々模索を続けます。



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