ウクライナに平和を

今度のロシアによるウクライナ侵攻(侵略と言ってもいい事態になっていますが)は、世界中はもとより、国内からも批判を浴びています。
その一方で、NATOが東へ勢力を拡大しようとしたことが、ロシアに恐怖を与えてこの事態を招いた、と米欧の対応を批判する人もいます。
しかし、後者の目に、ウクライナの現実が写っているのでしょうか?ウクライナの人々の選択、希望、未来は?

今、ウクライナの人々は、国が亡くなってしまうことを恐れて闘っています。一度手にした自由を失わないために、命がけで戦っているのです。

私としては、ウクライナ国民に逃げてほしいです。命を大事にしてほしいです。成人男性に国外への移動を禁じたゼレンスキー大統領を正しいとは思いません。けれど、多くの国民が戦うことを選んでしまいました。

同じことはミャンマーでも起きています。
死ぬかもしれないとわかっているのに、自由のために戦っているのです。

彼らに対して、命のほうが大事だから大人しく米欧とロシアの緩衝地帯になれ、独裁者の言いなりになれ、とは言えません。生まれた時から当たり前のように自由を享受してきた私には。

私にできるのは、プーチンを非難することだけです。
戦争をやめなさい、と。
ウクライナはロシアの属国ではありません。独立国です。軍事侵攻などこの二十一世紀に許される行為ではないのです。
今、停戦交渉でロシアがクリミア半島の主権とウクライナの武装解除を求めているそうですが、盗人猛々しいとはこのことでしょう。
むしろ、ロシアは即刻無条件撤退及び賠償金の支払いをすべきです。

いえ、もう一つ。プーチン大統領に伝えたいことがあります。
誰も、ロシアに攻め入ったりはしませんよ、と。
プーチンが考えているより、国際社会は秩序を重んじるのです。
ロシア国内で何が起ころうと、米欧が軍事力で介入することなどあり得ないのです。

国連憲章は、絵にかいた餅ではありません。
プーチン大統領、貴方が見ているものは、枯れ尾花なのです。

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