衆議院議員選挙結果

まだ開票中ではあるけれど、ほぼ大勢が判明してきたので結果を評価します。

自民党は現在246議席を獲得し、大物議員が小選挙区で敗北したものの、単独過半数を獲得し、勝ったと言えるのではないでしょうか。

対して野党ですが、決まっていない議席が残り45議席ありますが、立憲民主党も共産党も国民民主党も、改選前の議席に達していません。維新が3倍以上、逆にれいわはまだ1議席も獲得できていません。これは、惨敗と言っていいのではないでしょうか。枝野氏も志位氏も野党共闘の意義を強調していましたが、選挙区調整をしたにも関わらず、政権交代するどころか自民党単独過半数を許すなど、野党共闘の意味があったとは思えません。

コロナ禍で政治に対する関心が高まり、自民党に対する不満も呟かれていた中で、この結果はあり得ません。これはひとえに、選挙戦略の失敗です。一番は、れいわの山本太郎氏に小選挙区を用意しなかったことです。山本太郎氏が比例にしか出なかったことで、彼の選挙戦についての報道が通り一遍のものになってしまいました。これでは、せっかく山本太郎氏を野党共闘に引き込んだ効果が半減、またはほぼ無です。

市民連合との合意も反故になりました。政権を取らないのだから、実現不可能です。いわば、立憲民主党は市民連合、日本共産党、社民党、れいわ新選組に詐欺を働いたようなものです。政権交代の意志がないのですから。この結果を枝野氏は重く受け止め、責任を取っていただきたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?