ワイエスフード(3358)
※本記事は2022/10/3時点の情報に基づき作成されています。また、推測を含むものであり、内容が誤っている可能性があります。
●材料、テーマ
経営権争い
●過去のIR等の抜粋
2022/9/22 株主による臨時株主総会の招集請求
・請求株主 テクノバンク・サンケン(ワイエスフードの創業者・代取の緒方一族の会社)
・内容 現役員の解任(代取以外の全員)・新役員の選任
https://ys-food.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/6a2ef1c7c143272b8dfd825bdecd8ec7.pdf
2022/9/29 江川源氏が大量保有報告書を提出
・9/22 100万株を市場内で取得(16.47%)
http://cdn.ullet.com/edinet/pdf/S100P9KG.pdf
2022/9/30 主要株主の異動
https://ys-food.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/ca0f48cf441af51a42a8af2811dd3183.pdf
●株主構成(四季報2022年秋 引用)
・発行済株式数 6,073,000株
過半数 3,036,501株
・新体制推進派
テクノバンクサンケン 730,000株
緒方一族 計410,000株
江川源氏 1,000,000株
※新役員候補に江川麗子氏(江川源氏と同じ会社に所属)がいるため、江川源氏は新体制推進派と思われる
※9/22に100万株を市場内取得は不可能であるため、おそらく同100万株は他の特定株主から市場外で取得したものと思われる。
新体制推進派 合計 2,140,000株
・浮動株数
特定株比率60%→2,428,000株
●現役員経歴
●今後の展開
・新体制推進派が残り約90万株の株式を取得できれば(又は他の株主からの賛同を得られれば)臨時株主総会決議により役員の選解任が可決されることになる
→仮に代取以外の現役員が抵抗する場合、プロキシーファイトに発展する可能性
・代取以外の現役員は、江川氏(及び新体制推進派のグループ)による株式取得に関して、取締役役会決議により買収防衛方針を策定する可能性
・代取以外の現役員が、代取・創業者一族の意向を受諾するか、対抗するかにより展開が大きく変わる
※代取・創業者一族による説得ができている場合、代取以外の現役員は(解任ではなく)辞任により対応できるはずであり、また、そうであれば江川氏も株式を取得する必要はない。そのため、現状揉めているはずであるが、既に新体制推進派が発行済株式の約3分の1を確保しており、正攻法で争っても現役員側に勝機がなく、経歴的にも兼任・歴浅が多いため(解任でも構わないとして)特段の対策をとらない可能性もある。
●類似相場
(仮に経営権争いに発展する場合は)東京機械、ナガホリ、三ツ星、オーバル、オウケイウェイヴ等
●参考
・会社HP
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