弱い者をいじめるんじゃねーよ！

5月28日うたコンにアンジュルムが出演した時
ふと思いついた事。

アンジュルムの笠原さんが共演者の山田さんにレイをかけた場面があった。
自分的には仕事頑張ってるね、くらいしか思わなかったのでツイッター上の反応を見て驚いた。
その理由は笠原さんが叩かれていて、山田さんにレイをかけただけで
「あの子顔からして無理」と言われているのを見て、本気でそんなことを思っているのかと疑問と怒りが混ざったような気分になった。

それと叩かれる笠原さんを守るために、アンジュルムのファンは
「安心してください。笠原は山田さんに下心なんて持っていません。」とつぶやいていた。

どうして女性アイドルが男性アイドルに対して好意的な行動を取るような

「下心全開のあくどい女」とか「身の程知らず」とか「顔からして全てが無理」と言われてしまうのだろうか。

もし、笠原さんではなく男性アイドルの方がネクをしててもあんなに叩いてたのか。

そもそも、なんで叩かれなきゃいけないのか。
そんなに女性アイドルを叩くのが好むのか。と色々な疑問が浮かんでしまった。

100歩譲ってそれをきっかけに、スキャンダルされたとしても(そんなことないと思うけど)スキャンダルされてキャリア的に損するのは100％笠原さんの方である。

性別を2つの分離で分けるのはどうも気に食わないけど、これぞ男性が持つジェンダー権力であって女性が社会的弱者であることを証明する事である。

今もとてももどかしい気分だけど
妥当な理由を持たない叩かれ方はやめろ、と声をあげて行くことからこのような認識は変わっていくだろう。

一方、韓国ではTWICEのサナさんがインスタグラムで日本の年号、平成と礼和について発言したことで酷く叩かれた事もあった。

男性側からはセクハラを含めたお前の国に帰れ的な人種差別発言。
女性側からは魅力ないし可愛くないしただ男が好きそうなぶりっ子のくせにといいながらやっぱり国に帰れと人種差別発言を吐いていた。

もちろん、韓国は日本による植民地支配をされたことがあって
まだ慰安婦問題などは解決されておらず、日韓の過去の問題はこれから解決すべき事があるのは承知している。

しかし、さなさんに対するあんな叩かれ方は酷いと思った。

それは自分が日本の文化を知っていて
サナさんの発言は「Good bye 2018, Say hello 2019」くらいの意味しか持っていないと考えているからかも知れないけど。

「20代」「女性」「日本人」といった枠にハマる、韓国において社会的弱者だから、超売れっ子グループであるのにもかかわらず、人気のガタ落ちを心配しなければならなくて、より酷く叩かれたと思う。

グループの中でも明るくて元気なサナさんが
炎上されてから不安そうで元気のない姿を見ることはとても胸が痛かった。サナさんにはあんな顔して欲しくなかった。

事務所は、ツウィーさんのような二の舞を踏まないように。(台湾国籍のツウィーさんは台湾国旗を韓国のバラエティーで振ったこと中国から大変炎上され、しまいには会社による圧力で謝罪してしまった。)

特にアジアでは女性アイドルと男性アイドルの社会的扱いにも差があり過ぎる。

何をどう変えて行くかすら分からないけど、

まず性別を女性と男性による二分類から有性愛的に考えないで欲しい。

それからもうひとつ、女性アイドルまたは女性芸能人をせめて同じ「人間」だと考えて欲しい。