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コラム『生誕25周年 俺のロクヨン』

2021年6月23日。本日はNintendo64生誕25周年なのである。

当時村上は5歳。ひとりの小学生が出会ったゲームの世界は、30歳になった今でも私を虜にして止まない。

当時欲しかったゲームや、当時名前すら知らなかったゲーム。あの頃の高揚をまた感じるべく私はNintendo64を収集し始めた。

現在179本所持。本体は4台。コントローラーは10台くらいか。

やはり思い出すのは『スーパーマリオ64』。小学生でもしっかり楽しめ、ドッスンの杭をヒップドロップで抜いたあの時の感動は凄まじいものだった。

スーパーマリオはいわゆる【ローンチタイトル】といわれる、本体と同時に出たソフトである。25年経った今でもタイムアタックや都市伝説、バグ技などの開発が後を絶たない、おそるべき現役のゲームだ。

そして忘れられない。【手のひら破壊ゲーム】。手のひらの皮がめくれた思い出といえばロクヨンあるあるかもしれない。

代表格は『マリオパーティ』。あるミニゲームでスティックを回すアクションがあり、親指でなく手のひらで回す姿がCMで流された。実際手のひらの方がよく回るのだが、気づけば手のひらの皮が…!となっているのだ。

個人的にはこっちも手のひら破壊ゲームだ。オリンピック2000。ハンマー投げだっただろうか、小学生の私はとにかく早く回すことでハイスコアを狙っていた。

そして、村上のNo. 1ロクヨンソフトといえばこれだ。これしかない。『がんばれゴエモン ネオ桃山幕府のおどり』。

当時これを欲しがったのか、親が買ってくれたのかは不明だが、最もやり込んだゲームとして記憶されている。江戸時代の日本が舞台で、東京や京都、東北、九州など旅情を感じながら冒険をするのが斬新だった。

しかしネオ桃山幕府は、【コントローラーパック】がないとセーブができなかった。このコントローラーパック、その名の通りコントローラーに取り付けるもので、とにかくデータがよく吹っ飛んだ。これもまたレトロゲームの醍醐味だが、1997年当時はキツかった。

そしてレトロゲームは【トラウマ】を呼ぶ。『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の登場だ。

CMで「今度のゼルダはこわさがある」という風な売り出し文句があった。そしてその通り、こわい。3日後に月が落ち、消滅する世界。その世界を救うべく『時のオカリナ』で時間を巻き戻したり、早めたりしてクリアしてゆく。

とにかく怖いシーンが目白押しで、世界観も暗い。1日目は陽気なケルト音楽だった街のBGMも3日目にはテンポが早まり、不協和音が混じる不安なものにすり替わってゆく。

現代の美しいグラフィックは、もはや完成されきっている。そこに夢想の余地はない。25年前のロクヨンの荒いグラフィックこそ、未完成の世界。そして未完成だからこそ、私たちの脳は、恐怖を補完する。頭の中では無限大、怖さも無限大に増幅するのだ。

とにかく今日はロクヨン25歳の誕生日。
これほどめでたい日はない。

ロクヨンを愛し、研究する1人の人間としてこれからもどんどん遊び尽くすことを誓う!
今日はそうだな、、ロクヨンきってのヤバゲー、『花札64』でもやろうかな!!!

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