第65回(2023)グラミー賞あれこれ

2023/2/6(日本時間)

今回のグラミー賞にTHE FANS というコーナーがあった。
年間最優秀アルバム賞にノミネートされた10組のアーティストのファンの方々が紹介されていた。

円卓を囲んでそれぞれの「推し」について語る姿は今も昔も国籍も性別も世代も超えて同じだった。

推しについて語るときの目のきらきらとハッピーな笑顔は見ているこちらにも伝染するようで、とても幸せな気持ちになる。(同時に私自身も好きな人や好きなことを語るときはこんな感じなのだろうかとちょっと恥ずかしくなったのも事実…)

そのコーナーを見ていたので、年間最優秀アルバム賞の発表で司会のトレバーがとあるファンの方に「あなたが名前を呼びますか?」と歩み寄った時点で誰が受賞したのかは分かった。

Great Grandmotherと紹介されていた78歳のリーナさんは何が起こっているのか分からないという少し困惑した表情を見せつつ、大好きな推しの名前を「ハリースタイルズ」の名前を呼んだ。

両手を前に差し出しながら軽やかにステップを上りリーナさんにぎゅーっとハグするハリーがなんだか幼く見えてとても可愛らしいシーンだった。
リーナさんを自分に置き換えてみたら、、、あの場で倒れなかったリーナさんはスゴい!!!と思う。

『音楽に順位はない』
というハリーのスピーチ、本当にその通り。おめでとうございます!

さて一呼吸置いて
カビラさんじゃないけど「まさかや〜」のグラミー賞でした。
ビ ヨ ン セ 〜 (涙)

ブラックカルチャーが好きな私ですが、ブラックヒストリーについては簡単には語れません。
やはり根っこのところで理解するのは本当に難しい。
かといって当事者じゃないし分からないで済ませるのは嫌なのでなるべく理解しようと試みています。

グラミー賞やアカデミー賞で度々差別問題が取り上げられてしまうのもなんだかな〜と思う。黒人アーティストが多数グラミー賞をボイコットしているのも寂しいし悲しい。
ただただシンプルに音楽を楽しませてほしい。

年々視聴率が低下しているというグラミー賞。それでもきっと来年も私はこの日のために休みを取るのだろうと思う。
ただ単純に音楽が好きだから。



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