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人生を変える気づきは?


2023年も残すところあとわずか。
バタバタと忙しない日々が過ぎて行くなか、今年最後にふさわしい問いを私は受け取った。

【人生を変える気づきを今年得ていたとしたらそれは何か?】


2023年。
間違いなく今年は私にとって転機の年だったと思う。

コロナ期のように世の中に大きな変化があったり、回りの環境が変わったり、外部要因の変化はここ数年珍しくむしろ何もなかった。

しかし、間違いなく私の中では大きな変化があった年だった。

仕事を変えた、体重が増えた、ヘアスタイルを変えたとかの変化ではなく、、
自分自身に、他人に、出来事に、世の中に、あらゆることに対して向き合うマインドが変化した気がしてる。

正確には今年180度ガラッと変化したというより、5年前くらいから徐々に違和感を感じていた。

その違和感を誤魔化しながら過ごしていたけど、今年その違和感をはっきり捉えたというほうがしっくり来る。


最短最速思考からの脱却

そのひとつに、最短最速思考からの脱却というキーワードが思い浮かぶ。

最短最速思考。効率化。

間違いなくこれが必要な場面がビジネスパーソンには誰しもあるし、悪いことでは決してない。

私も、最短最速思考を疑うことすら無かったし、それが出来る人ほどデキる人。

だから頑張って最短最速思考を取得した。
そして、自分はそれがまだまだ足りていないとさえ思っていた。

しかし、今年、最短最速思考とは真逆の世界観を体感することにより初めての感覚を覚えた。

"景色が色づくとはこういうことなんだ"


今まで私は、物事をグレーのまま留めておく事に抵抗があった。

だから、出来るだけ早く判断して決着をつけたがるし、自分が知りたい事は真っ直ぐにそれだけを掴みに行きたい人間だった。

というより、知らぬ間にその癖がついていたのかもしれない。

それを、何か事象が起きた時に、すぐに白黒判断せず、ただその事象がそこにあるだけで、それをしばらく眺める。
自分が知りたい目的地まで一直線に進むのではなく、
そこまでのスピードをあえて遅くした。

そうすると、今まで見えてなかった色とりどりの景色をはっきりと見る事が出来た。

同時にその事を捉える自身の感情の幅が広がり、とても豊かな時間がそこに存在した。


何からも評価されない

学歴、年齢、成績などの数字としての評価。

会社内のポジション、職業、妻、母、子、などそれぞれの役割フィルターを通して見られる評価。

生きていると、なんだかたくさんの役割を持つ場面が増える。

社会に出て、自然と当たり前のように評価というものは蔓延っていて、知らず知らず何の疑いもなく自分もそれを受け入れ、それが自分の基準となり、自分自身をもその基準で自身の事を評価している。

そんな癖がついていた。

それに気づかされたのは、何のフィルターもかけず、評価しないコミュニティーの中で話し合える仲間に出会ったことだった。

何からも評価されない空間。
心理的安全性が保たれた空間で意見交換をしていく中で、
自分を評価していたのは他の誰でもなく、自分自身だったという事をまざまざと思い知らされることになった。


今を生きる

昔から、5年後、10年後どうなっていたいか?という問いに答えるのが苦手だった。

育ってきた家庭環境が影響しているからかもしれないが、
5年後、10年後、私は生きているか分からないし、その未来を描いた時に必要な人がその時生きているか分からないという思いが強かったから。

しかし社会では、その”未来”のために逆算して今するべきことや、”今より成長する”ために今これをやるというような、
未来があるかも分からないのに、何でも”未来”のために今があるような捉え方をするんだなと学生時代から不思議に思っていた。

その捉え方が”普通”ということなんだと認識してからは、そこの違和感を深く考えないようにして過ごしていた。

その方が楽に物事が進むことを大人になって覚えたのだと思う。

しかし、結婚して子供が生まれ、だんだんとその捉え方にまた窮屈さを感じるようになっていった。

やっぱり私は、未来のために”今”を生きるのではなく、”今”を生きて未来に繋がる生き方をしたい。

そう強く確信出来たのは今年。
確信出来てからは、自然とこれから”未来”がある事を信じて”今”を捉えることが出来るようになった。


人生を変える気づきを今年得ていたとしたらそれは何か?

冒頭に、5年くらいから前から徐々に違和感を感じていたと書いた。
この数年は、その違和感を誤魔化しながら過ごして来た。

「今年人生を変える気づきは何か?」の問い。
その答えは・・


違和感の正体を認識出来たこと


それを認識するために、最短最速思考からの脱却や何からも評価されないという体験が必要だったのだなと。
そして、それぞれの体験を通して自分に興味を持ったことで
違和感の正体に向き合えた。




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