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作曲家との対話

【あと10日】
7月10日に寝屋川で同期4人と2台ピアノのコンサートをするのですが、今コンサートの内容を伝える概要文を考えてるんです。

組み合わせが変われば雰囲気が変わる。一夜で6通りの音楽体験を。

というキャッチコピーを提案したら、いや、まず昼公演やから、と秒速で却下されました(こじりょーは黙っとけ)

チケット、コメントかDMしていただければご用意できます、よろしくお願いします!

今日は、楽譜作りに欠かせない”浄書”という作業についてです。

そちらを担当してくれたのは伊藤慶佑さんです。

そもそも浄書とは何かというと、楽譜の見た目を整える工程になります。僕の場合は、アイデアはアナログで書き込んだりしますが、譜面を起こす段階でデジタルに入力してしまいます。

でもそれだと体裁があまり良くないんですね。譜面の配置バランスが不恰好だったりするんです。そこで必要な工程が”浄書”です。

例の如く、僕の拙い指示のせいで何度もやりとりが必要で笑 修正ver.が10個以上出来ました(ごめんなさい!)

さらには

こじりょー、この子ども用のやつ、編曲荒いよ。

と指摘してくれてその手直し(というかほぼ違うものに出来上がった)までしてくれました。

圧倒的ギバー!

まじで感謝しかないです。

少し伊藤君の話をすると、実は彼とは大学で先輩後輩の関係なのですが、結構仲良かったんです。

彼は作曲専攻だったので久しぶりに会うと大体今どんな曲作ってるの?という話になるんですが、それがめちゃくちゃ面白いんですよ。

今は時間の流れがどう変わるか考えてて、とか、そもそも演奏と作曲って分けられるんだっけ、みたいな出口の無い所を基本的に彷徨ってるので、話しているとその迷宮に一緒に入ることになるんです。

そこは理性が通じるけど、整合性のない場所。理詰めで考えて、行き着いた先が感情的な概念だったことは多々ありました。

それを譜面に書き起こすんだから作曲家ってすごいね!

こないだ会った時は結構興味深い状態になっていて、実は大学を休学していて禅塾にいっていたそう。そこではお寺に住み込みで和尚さんと二人で過ごしていたみたいです。毎晩お題を与えられて考えなければいけない。

両手で手を叩くとパンっと音が鳴るが、片手ではどんな音がなる?

それをひたすら違いますね、と言われながらも考えるそう。いわゆる禅問答ですね。

すごい体験をしているな、と思って聞いていると、そこでは何も得られなかったようで笑

でもある日、ふと見た朝日が綺麗で、自分の中の何かが変わったみたい(怪しくなってきた)

そんな中、万葉集を調べていた時、ある事に気づきます。

僕らと同じ事に喜び、同じ事に悲しむ。

時間は進んでいるけど、本質は同じ。

そんな気づきが曲になる予定らしいです(まだ書けてないと言っていた笑)

もしそんな曲に興味があれば彼の作品が演奏される演奏会をチェックしてみて下さい。

今日はかなり抽象的な内容でした。今度のはもっと理詰めな記事書こうかな。いつも読んでくださりありがとうございます。

ではまた!

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クラファン公開まであと10日です。
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