🎡Gltfファイル仕様

2024年5月1日 22:30

GLTF（GL Transmission Format）は、3Dモデルとそのシーンを記述するためのフォーマットで、基本的にはテキストベースのJSONファイルです。このJSONファイルには、3Dモデルの構造、メッシュ、テクスチャ、マテリアル、シェーダー、アニメーションなどの情報が含まれています。しかし、GLTFはバイナリデータ（バイナリglTFまたは.glbとして知られる）としても保存されることがあり、この形式では全ての情報が単一のバイナリファイルにパッケージされています。したがって、GLTFはテキストファイルであるとも、バイナリファイルであるとも言えます。

Glbはzipされていますか？

GLB（GLTFバイナリファイル形式）は、ZIP形式で圧縮されているわけではありません。GLBは、3Dモデルデータ、シェーダー、テクスチャなどを一つのバイナリファイルに統合した形式で、JSON構造のGLTFファイルとバイナリアセットデータ（バッファ）を組み合わせたものです。このファイル形式は、効率的な読み込みと実行を可能にするために設計されており、データを非圧縮の状態で格納しています。ただし、ファイルサイズを削減するためにZIPや他の圧縮方法を用いて手動で圧縮することは可能です。

4.GLBファイルフォーマット仕様

4.1. 一般（参考）

glTF には、一緒に使用できる 2 つの配信オプションがあります：

glTF JSONは、外部のバイナリデータ（ジオメトリ、キーフレーム、スキン）および画像を指します。

glTF JSON は、データ URI を使用して、base64 エンコードされたバイナリデータと画像をインラインで埋め込みます。

したがって、glTFファイルをロードするには、通常、すべてのバイナリデータをフェッチするための個別のリクエストか、base64エンコードによる余分なスペースが必要になります。Base64エンコーディングはデコードに余分な処理を必要とし、ファイルサイズを増加させます（エンコードされたリソースに対して~33%）。トランスポートレイヤーのgzipはファイルサイズの増加を軽減しますが、解凍とデコードはまだかなりのロード時間を追加します。

このファイル・サイズと処理のオーバーヘッドを回避するために、JSON、バッファ、画像を含むglTFアセットを単一のバイナリ・ブロブに格納できるコンテナ・フォーマット、バイナリglTFが導入されました。

バイナリglTFアセットでも外部リソースを参照できます。たとえば、画像を別のファイルとして保持したいアプリケーションは、画像以外のシーンに必要なすべてをバイナリglTFに埋め込むことができます。

4.2. 構造

バイナリglTFは、次のような構造を持つ：

ヘッダーと呼ばれる12バイトのプリアンブル。

JSONコンテンツとバイナリデータを含む1つ以上のチャンク。

JSONを含むチャンクは、通常通り外部リソースを参照してもよく（MAY）、他のチャンク内に格納されたリソースを参照してもよい（MAY）。

4.4.2. ヘッダー

12バイトのヘッダーは3つの4バイトのエントリーで構成される：

uint32 magic
uint32 バージョン
uint32 長さ
magic は 0x46546C67 と等しくなければならない。これはASCII文字列glTFであり、バイナリglTFとしてデータを識別するために使用できる。

version は、Binary glTF コンテナフォーマットのバージョンを示す。本仕様ではバージョン2を定義する。

GLBヘッダーで指定されたバージョンはGLBコンテナバージョンを参照するだけなので、GLBフォーマットをロードするクライアント実装は、JSONチャンクのアセットバージョンプロパティもチェックしなければなりません（MUST）。

lengthは、ヘッダーとすべてのチャンクを含むバイナリglTFの全長（バイト単位）です。

お願い致します