ARC++と呼ばれる2番目のバージョンは2016年に登場した。Linuxカーネルの機能であるcgroupsとnamespacesを使い、隔離された環境でAndroidアプリを実行するコンテナを作った。当初はAndroid 6.0 Marshmallowで発売された。その後、2017年にAndroid 7.0 Nougatに、2018年にはAndroid 9 Pieにアップデートされた。AndroidアプリがARC++で再コンパイルすることなく実行できるようになったため、Google Playストアが利用できるようになり、ユーザーがChromebookでできることが広がった。
ARCの最新バージョンであるARCVMは、2021年にAndroid 11とともに発表され、現在デバイス向けに展開されている。名前から推測できるように、セキュリティと保守性を向上させるために、仮想マシン(VM)を使用してAndroid環境の分離を強化する。