📈数学的に微分不可能になり勾配が計算できない 隅のある点(cusp)

微分不可能な点は関数が「急激に」変わる場所や、関数が連続していない点などで見られます。微分不可能な点では、接線の傾き(勾配)を一意に定義することができません。

以下は微分不可能になる典型的な状況や例です:

  1. 隅のある点(cusp):

    • 関数 y=∣x∣ は原点 (0,0) で微分不可能です。原点での左側と右側からの接線の傾きが異なるためです。

  2. 断点(discontinuities):

    • 任意の関数f(x) が x=c で断点を持つ場合、その点では微分不可能です。例えば、以下のような階段関数は整数の位置で微分不可能です。

  3. 垂直な接線を持つ点:

    • ある点で関数が垂直な接線を持つ場合、その点では勾配が無限大になり、微分不可能です。例えば、関数 1/3y=x1/3 は x=0 で微分不可能です。

  4. オシレーションが極端になる点:

    • オシレーションが極端になるような関数は、その点で微分不可能な場合があります。例として、ワイエルシュトラス関数はどこでも微分不可能でありながら、連続的です。

絶対値関数 ∣y=∣x∣ で、中身が0になるのはx=0 の場合です。この場所での関数の振る舞いは「隅のある点(cusp)」の特徴を持っています。したがって、絶対値関数の原点での微分不可能性は、上記のリストの1番目、**隅のある点(cusp)**に該当します。

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