朝日杯FS 2歳限定GI 阪神芝1600m(外)

このレースが阪神に移って10年目を迎えるが、ホープフルSがGI昇格してから分散が顕著となり、2021年のドウデュースを除いてマイラーの為のGIとなった。
ドウデュースは武豊のJRA全GI制覇に向けて馬主が朝日杯を勝つ為に送り出した例外なので、クラシックを目指す馬はまずここを使って来ない。
今年のメンバーもちょっとスピード色の濃いマイラーが集った感あり。

言葉を変えると「やや手薄」とも言える。
デイリー杯2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークス、札幌2歳ステークスの優勝馬が出ていながらいささか贅沢な話だがそれだけ圧倒的な馬はおらず混戦模様とも言える。

さて心配された天気はそれ程心配なく、多少の湿りがある良馬場で行われる模様。
雨が降って重馬場で狙ってみたいモーリス産駒がいたのだが、瞬発力勝負の出来るいつもの阪神マイルだろう。
と言っても、それ程キレで勝ち上がって来た馬が今年は少なく上がり33秒台で勝ち上がってきた馬は
4 サトミノキラリ　1勝C 東京1400m 33.8
5 タガノエルピーダ 牝　新馬　京都1600m 33.5
7 オーサムストローク　ベコニア賞 東京1600m 33.3
の3頭のみ。
ここから期待は1600m勝ち上がりの2頭。
特に牝馬のタガノエルピーダは先週の阪神JFを抽選除外となって牡馬にチャレンジとなったが、今年のメンバーなら可能性は十分で、牝馬のキズナはなぜかキレる脚があるので警戒したい。
オーサムストロークも時計自体は遅いが、先週もやって来たエピファネイア産駒。鞍上坂井瑠星ここ最近かなり乗れているので、モレイラからの乗り替わりは心配なさそう。

ただこの2頭を軸とするにはやや物足りない。
スピード豊かで早め抜け出しを掛けるような馬を中心視したい所。
3 ジャンタルマンタルは前走掛かりながらも先団に付け、直線では早め先頭で後続を引き離す強い内容。
父パレスマリスってあんま聞かん名前だが、その父カーリンというアメリカンなスピード血統。半弟にジャスティンパレスがいるのでパワーもあるだろう。
キタサンブラック、ドゥラメンテがいないメンバーならスピード色強い米血統は買い要素◎

人気の一角で前走追っ付けながらも前目で勝ち上がった17 シュトラウスだが、これは暴走機関車というかとにかく荒い。
父モーリスからも想像出来るようにパワーに優れていて前目でも長くいい脚を使うが、瞬発力はおそらくないだろう。
上手く折り合えば怖いが逆にそんな上手く行くだろうか？
人気だし不安のが大きいのでここはバッサリ切ってしまおうと思う。

もう1頭のモーリス産駒ダノンマッキンリー。
これも取り捨てが難しい。
2戦連続1400mを使ってここを出てきたが、時計は優秀だし、若馬には定評あるダノンの馬。
1ハロン伸びて12.0で行っても1:32.7の時計だし、ルメールだしでこれは切るに切れない馬。
連下には抑えたいな。

復帰した武豊が乗るのが、前走向正面で先頭に立ちそのまま圧勝した1 エコロヴァルツ。
2戦連続1800mを使っての参戦というのが。。。
この馬は来週のホープフルSの方が良かったのでは？と言いたくなる中距離馬っぽいよね。
1枠なんで前に行くだろうけど、札幌のようには上手く行かないように思える。

同じく北海道からの転戦となる6 セットアップ。
この馬も1800mを3戦使ってここに。
全レース逃げているので、今回もハナを切るだろうがマイル他頭数ではどうでしょう？
この馬も来週出て欲しかったよ。
トップナイフしたかも知れないのに。

こうして挙げて行く内に気づいたんだが、有力馬が前行きたい馬多くて案外後ろからの馬にチャンスが回ってくるのでは？
と仮説を立ててみたら後門に虎がいました。
まずは今年ブレイク中のスワーヴリチャード産駒の13 ナムラフッカー。
前走でジャンタルマンタルに詰め寄るとまでは言えないが、上がり1位で3着まで頑張った。
阪神なら大外ぶん回しでも脚は使えるし、連下には抑えたい。

もう一頭は同じくデイリー杯2歳ステークス組から15 エンヤラヴフェイス。
正直すごい脚がある訳ではないが、前走直線では伸びていた。坂路でも動けてて躍動感が凄い。
これも連下には抑えたい。

結論
◎ 3 ジャンタルマンタル　川田
◯ 7 オーサムストローク　坂井
▲ 8 ダノンマッキンリー　ルメール
⭐︎ 5 タガノエルピーダ　団野
△ 15 エンヤラヴフェイス　幸
△ 13 ナムラフッカー　松山

3連単フォーメーション
1着　3.7.
2着　3.5.7.8.13.15.
3着　3.5.7.8.13.15.
計40点
そろそろ当たらんもんかのぉ。