とべ

やおら立ち上がり空を見てみたら
眩しすぎて怖かったと覚えています
ことに冷めれば三日月の中にいて
停まる先にも無辜の指を泳ぎました
先に行ってるね、と言われてから何をしよう
雲を伸ばして糸にしよう
針を掠めて根を張ろう
時に振り返れば夜がありますが
夜と僕の間には何も無いので
とりあえず葡萄でも置いときましょうか
踏みつければ矢印くらいにはなるでしょう
そういえば結局まぶたの裏には
何があったんでしたっけ
目とまぶたの間にあるのが夜なんでしたっけ
そんな曖昧な言葉では独り言にはならないよ
黒と赤と金と銀がかっこいいと思ってました
今は白であれと思っていますが
少し緑強めの灰色になっている気がします
真っ黒でもいられない気がします

鳥は軽くて真っ直ぐだ
どこにそんな力があるのでしょうか
斜め後ろくらいだと思います
沢山重ねればいいと思います
ぴんと張ってあるのにぐるぐるです
よく見てみれば落ち着きがない
こちらを見つめ返すものがありました
意思はありません、重力だけです
こんなに欲しがっても手に入らないので
カルシウム不足なのでしょうね
黄色の服を着たあなたが話しかける時
私はいつも黒かった
つとに蓋となり 枷になり 夢を濾し
とても食べられるものではありません
海が目の前を通過していきます
それはあなたにとってお米かもしれませんね
私は和解したことはありませんが
実に楽しそうに墜ちるものです

さておき右手に見えるのがクロガネモチです
殆ど兄弟と大差ありません
そんなに四角くしてどうするのか
私にはさっぱりです
ねえ鳩もそうみたいですよ
失礼すぎるみたいですよ
それで死んでしまったらどうするんですか
そんなに上までは行けないので
輪の欠片を拾ってチョークにしましょうか
偽の森でタクシーになりましょうか
あの砂ばかりの筒を全員が通ったと思うと
気持ちの悪い話です
懐かしい話です
小さなここがありましたね
全てが浮いた冬がありましたね
そこに北があったのに
いつの間にか失くしてしまいました
私は泣いたことになったみたいです
今思うと大嫌いです

やめてくださいもう
眼鏡が腐ってしまうでしょう
かき氷と言うよりアイスでした
現に滂沱の星たちが
ここに来ることはもうないのですから
固まってしまえば綺麗なラクダでした
松ぼっくりの彫刻刀みたいなものです
丸すぎて痛いと思いました
青いのに甘いから変だと思いました
2つ出口があるのに入らなかったからですね
3つめを見つけなかったからですね
それでは次の角でお願いします


浮かんだ言葉を適当に千文字書こうチャレンジ
ただの無意味連想ゲームになってしまった
アリス式記述法

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?