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【土曜日は練習会です】

コロナ変異株による第4波が来ているようです。1年も経つのに対策は何もなされていません。会社ならば上司から「てめぇ、順序が逆だろ!」と、椅子に蹴りを入れて、大声でどやされるレベルでしょう。ノーベル賞をとられた偉い先生によりますと、感染病に対する基本は「検査」と「隔離」だそうです。つまりそれ以外に有効な手法は無い。諸外国の対応状況を見ますと、かような未経験の状況下では、トップの方の地頭の良否が大きく影響しますね。せめてワクチン開発と検査に予算をつけたらいいのにねーと思います。「それは、欧米かっ!?」

ところで、かような中ですが(感染対策をやったうえですが)、今度の土曜日は練習会で2曲演奏します。会場への往復で混んだ電車を利用します。電車用に「ウイルスサイズの超微粒子に対応したマスク」を買い込みました。付けてみると通気が悪くて「フムフム、これは効いている!」ことがわかる。若干息が苦しい感じがします。

演目は、(1)アストゥリアス(アルベニス、セゴビア編)、(2)混声合唱のためのうたより「島へ」(武満徹、福田進一編)の2曲です。どちらも、指の腹弾き(指頭奏法)によるプランティングの練習です。1曲目は、爪弾き時と同じくらいのテンポを目指していますが、3連符のアルペジョをすべてプランティングしているとなかなかスピードが出ません。練習時に無駄を省いて、それに慣れるしか無いようです。

また、指の腹弾きをしますと、さらに問題があります。ハーモニクスが全く鳴りません。爪で弾くと簡単ですが、柔らかい指先では音がしません。2曲目は、以前某コンクールの決勝で弾いたら、「あなたっ、その楽譜はどうしたの?この楽譜は販売されていないはずよ!」と、審査員室に呼び出されまして、まるで万引き少年のように、審査委員殿からこっぴどく叱られました。何も悪いことしてないんだけど・・。高尚なるクラシックコンサートにそぐわないらしい。おそらく審査員殿と致しましては、JASRACへの支払い額のことが頭をよぎったのでしょうね。それ以来ずっと封印していました。やはり良い曲です。ハーモニクスがたくさんでてきますので、どうすればうまく鳴らせるかを練習します!

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