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MakeCodeの変数利用について ブロックプログラムの変数を初心者にも分かりやすく解説

おはようございます。
YouTubeにあげた動画の紹介です。宜しくお願い致します。
今回のテーマは「MakeCodeの変数利用について」と題し配信します。
この動画の内容
・変数とはなにかについて
・変数の名前
・変数に入れられる値
・変数を使用したプログラム例
・ローカル変数とグローバル変数
・デバッグモードを活用して変数を監視する
これらの 項目について解説を行っていきます
About the use of variables in MakeCode: Explaining variables in block programs in an easy-to-understand manner even for beginners Hello, Rock 204 Channel This channel delivers videos for IT beginners. This time's theme will be distributed under the title "About the use of variables in MakeCode." The content of this video is First, let me explain what a variable is. variable name the value put into the variable Program example using variables Local and global variables Monitor variables using debug mode I will explain these items.

変数は何かということですが、これはデータを入れる箱のことを変数と言います。メークコードでプログラムするとき使用する変数はプログラム内で使用するデータを一時的に保存しておくためのものです。
変数を使用するとプログラムの可読性読(みやすさ)や再利用を高めることができます。
下の図で説明すると まず変数を作る。 いわゆる定義する ことを最初に行います。
この時 名前のついた空の箱が用意されます。
そして、この箱に値、例えば10という数字を入れる。
そして、その箱から値を取り出す。いわゆる値の参照ですね。
この場合は値10を取り出し使用することができます。

変数に名前をつけることができますが 変数の名前は アルファベット 数字、アンダースコア 、スペースを使用できます。
変数の名前はプログラム内で一意、つまり一つである必要があります。
また全角文字も使用できますが 、デバッグモードなどで 表示されないエラーが発生することがありますので避けた方が良いでしょう。
変数名は、どのようなデータが保存されるか 簡潔かつ明確に 定義する必要があります。
例えば first_name, emailText, class_no
などのような わかりやすい名前にすると良いいでしょう。

変数の作成について具体的に説明します。
まず ツールボックスの中から変数を選びます。そして「変数を追加する」をクリックします。そうすると右のような ダイアログボックスが出てきます。
このテキストボックスに自分で任意の 変数名を作成し、OKボタンを押すと変数が作成されます。

次に変数の使用例について説明します。
新たに変数が作成されると、ここにあるような三つの変数ブロックが作成されます。
まず最初に「stを0にする」というブロックは、変数stに0を代入するといういう意味になります。
次の「変数stを一だけ増やす」というのは もともとstの中に入っている値に1を加えるという意味です。
そして最後のvariablesの「 st」というブロックは 変数を参照するときに使うブロックです。
右の プログラムで具体的に見て行きますと
まず最初に変数stを2にするっていうのは、stという変数に2を代入するという意味になります。
次の「stを1だけ増やす」というのは、今stの内容が2ですので
3+1ということで 結果はst の中は3いう数値が入っていることになります。

変数に入れられる値 について説明します。
まず数値ですね。そして文字列。
真偽値というのは ブール代数で 表されるもので 真であるのか偽であるのかを表す値です。
その他オブジェクトとして音階などのデータも取り扱うことができます。

変数を使用したプログラム例を示します。
まず最初に数値の 変数について 見て行きましょう。
このプログラムでは最初だけブロックに
変数a に1を代入する
変数bに2を代入する
を行った後
変数cに 変数a+変数b の内容を代入するというプログラムです。
値を参照するには変数cの値を参照するブロックが使えます。

次の変数使用したプログラム例は、「変数aを一だけます」 ブロックの応用例です。
まず最初に 「変数aを1にする」ブロックで aに1を代入します。
そして 繰り返しブロックの中に 「変数aを一だけます」 ブロックを入れます。
そして最後に数を表示で変数aを 表示します
ここで 繰り返し内の「aを1だけます」というのは、 aに元々入っている値に1を足してやる 計算となります。(a=a+1)
中程に示すような形で、これが4回繰り返されると1ずつ増えていきます。
そして結果として右の図にあるように 変数aには5が代入された形となります。

このプログラムは文字列を扱ったプログラムです。
「最初だけ」ブロックの中にmoji1を "abc"にする。
次に moji2を "def"にする。
そして 変数 moji3を 空白""にする。
ダブルクォーテーション二つでnull値(何も入っていない値)を示しています。
文字列においても演算が可能です。
ここでの例は、 「ボタンAが押されたとき」の中の一行目として
変数moji1とmoji2を結合する例を示しています
結合された文字は、moji3に代入され 最後の行でmoji3を表示しています。

変数使用時の注意点について 説明します。
この例では最初に 変数Aに10を代入します。
そして同じ変数Aに"ABC"を 代入しようとすると値部分が赤く表示されエラーであることを示しています。
そこでenterを押すと 文字列ABCを入れたはずが 値欄に数値が入るという現象が起きてしまいます。
これは最初にAに数値を入れたことにより、この変数Aは数値型として 宣言されたことから起こる現象です。
したがって 数値型として使用された変数Aに文字列を 入れようとするとエラーとなるのです。

メークコードのバージョンにもよりますが、異なった変数を指定しても文字列を入れることができない場合があります。
こうした場合、 ブロックボタンの横のPythonを押してPythonの編集画面にします。
そして該当する変数に文字列を代入するように修正します。
そして再びブロックプログラムに戻ると 該当する変数に文字列を入れることができるブロックとなります。

次にローカル変数とグローバル変数について説明します。
グローバル変数は、どのブロック内でも共通に使用できる変数のことです。
このプログラム例では、「最初だけ」プロックで 使用している変数a、 変数bは 他のボタンA、Bを押されたときブロック内の
参照あるいは関数内での参照は 共通して利用することができます。
しかし関数内で 定義されたパラメーターdおよびeは、関数外で参照することはできません。
このように 関数内でしか利用できない変数の形をローカル変数といいます。
右側に示す図は関数外で 変数リストを表示しようとするとリストに関数内のd、 e のパラメーターは表示されないことを示しています。

今回はメークコードの変数について深堀してみました。
まず変数とは何かということについて説明し
変数の名前規則、 そして変数に入れられる値の種類
変数の使用例
ローカル変数とグローバル変数
最後にデバッグモードを活用した変数の監視方法について説明しました。
ご視聴ありがとうございました


 




この動画の資料は下記よりダウンロードできます。

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