追突事故にあって考えたこと(当日編)

 今年に入っていちばん驚いたこと。およそ一ヶ月前、交通事故に会いました。交差点で停止中に、信号を見落とした後続車が突入してくるといったベタな追突事故です。
 ルームミラーに、突撃してくる後続車が急速に迫ってくるのを見て、事故を覚悟しつつ、衝突に備え、どのような防御態勢を取ればよいのかわからず、ハンドルを握りしめ、ブレーキを強く踏んでいました。
 
 衝突の瞬間、凄まじい衝撃が車体を浮かせ、必死にハンドルにしがみついていました。その後、すぐさま周辺を確認し、車を路肩に寄せて、しばらく放心していました。後になって思ったこととして、パニックに陥った状況でも、車の運転はできる、つまり、車が無意識でも動かせる自身の体のようになっていることが印象に残りました。
 我に返り、追突車の様子を確認、警察を呼んでの検分といった流れをこなしました。相手の保険会社と連絡し、100:0であることを告げられ、その足で病院に向かい、非日常的な一日を終えました。

追突事故にあった場合、怒りが先行してくるものかと思っていましたが、実際に事故にあうと、その場その場の対応に必死であり、目の前の状況を解決していくことに精一杯で感情が動かないことを知りました。

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