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入山アキ子、「紀淡海峡」で和歌山市の魅力を伝える観光発信人に就任

◆和歌山の名所、紀淡海峡を歌う歌手の入山アキ子が和歌山市の35組目の観光発信人に任命された。2024年8月5日、同市役所の市長室で委嘱式が行われ、これに出席した入山は尾花正啓市長から委嘱状を受け取り、「広く全国に和歌山市の魅力をを伝えていきます」と意気込みを話した。

写真・和歌山市の観光発信人に任命された入山アキ子(右)

 入山アキ子(テイチクエンタテインメント)はデビュー16年目。10年前に夕陽が美しい和歌山の紀淡海峡を舞台に燃える恋を歌った「紀淡海峡」を発売している。
 この海峡は和歌山と淡路島の間にあり、ここを歌ったことで発売当時には和歌山市の加太夕陽鯛使にも任命され、紀淡海峡の美しさを全国にPRし続けてきた。

 今回の観光発信人就任は10年に渡って「紀淡海峡」を歌い続けることで、和歌山の良さを多くの人に伝えてきた功績が認められたもので、地元の後援会などからも強い後押しがあった。

 委嘱式には和歌山市の尾花正啓市長をはじめ本田雅彦産業交流局長、洲嵜敬一郎観光国際部長が出席した。

 尾花市長は市長就任が「紀淡海峡」発売と同じ年で、その11月に和歌山市内で行われた発売記念カラオケ大会には来賓として出席している。「この時に皆さんの歌を最後まで聴かせてもらい、今なお記憶に残っている歌です」と尾花市長。
 
 これに応えて入山は「この作品の発売前にマネージャーが亡くなり、歌の歌詞にもあるように、1人で生きることを余儀なくされました。その一方で歌手人生を良い方向へと大きく変えてくれた作品でもありました。これからも和歌山の素晴らしさを自分の言葉で伝えていきたい」と、観光発信人としての意気込みを話した。

尾花市長らを前に「紀淡海峡」を歌う入山アキ子(右)

 和歌山市の観光発信人の制度は和歌山市の魅力を全国にアピールするのを目的に2008年にスタートしている。和歌山にゆかりのある色んなジャンルの人たちが任命されている。
 歌謡界からは今、人気上昇中の和歌山市出身の若手歌手原田波人や、「和歌山ブルース」(1968年)で知られた歌手古都清乃、同県出身の作詞家及川眠子、和歌山の歌を発信し続けている地元の歌手宮本静などがいる。

 明日8月7日には「紀淡海峡」のニューボーカルバージョンとしてリニューアル盤が発売される。しかも一緒に収録される、やはり既発売の作品をリニューアルした「ザンザ岬」「秋芳洞愛歌」とは、それぞれジャケットを着せ替える事ができる工夫も凝らしている。

 11月17日にはまた、和歌山市内の和歌山城ホールで「紀淡海峡」の発売10周年記念コンサートを開く事になっている。

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