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第43回歌を歩く 御堂筋はカメラでいっぱいだった 岸本あずさ「おもいで御堂筋」

◆在阪歌手の岸本あずさが2024年3月に出した「おもいで御堂筋」をテーマ曲に、12月7日、第43回歌を歩くを開催した。堂島をスタートして難波まで、銀杏並木を飾るイルミネーションが輝く御堂筋を1人で歩いた。

本町界隈はシャンパンゴールドの光

 歌の舞台を訪ね歩く「歌を歩く」で御堂筋のイルミネーションを取り上げるのは今回で2度目である。当初、今月は休会と考えていたが、急に思い立って昨夜、1人で歩くことにした。

 テーマ曲は岸本あずささんの「おもいで御堂筋」。岸本くに子から岸本あずさに改名して今年3月に出したのが両A面の「雨の訪問者 / おもいで御堂筋」であった。

 御堂筋を歌った楽曲は沢山あるが、タイトルに御堂筋が使われているものを挙げると、大ヒット曲で欧陽菲菲のデビュー曲「雨の御堂筋」(1971年)がある。
 このほかに坂本スミ子が歌った「たそがれの御堂筋」(1967年)も忘れられない。北沢麻衣が歌ったさくらちさと作詞・杉本眞人作曲の「御堂筋線で」(2013年)もある。

 タイトルには御堂筋は使われていないが、歌詞に御堂筋が出てくる忘れられないヒット曲には都はるみ・宮崎雅のデュエット曲「ふたりの大阪」(1981年)海原千里・万里の「大阪ラプソディー」(1976年)などがある。

 それらを取り上げるにはあまりにもありきたりで、変わり映えがしないので、新しい御堂筋の歌として「おもいで御堂筋」にした。

 1937(昭和12)年に開通した御堂筋。それをLEDで飾り立てる御堂筋イルミネーションは2009年に始まっている。様々なイベントも併設されている。

 今年は阪神前交差点から難波西口交差点までを白、ピンク、青、銀杏色など7色のLEDライトが銀杏並木に灯っている。ただ終点の難波付近は歩道橋の拡幅工事中で、イルミネーションが見られるのは東側の歩道に限られていた。

 歌を歩くのスタートは堂島のジュンク堂書店にした。午後5時半であった。堂島から御堂筋へ出ると、予想した以上に沢山の人が歩いていた。イルミネーションをバックに自撮りをしたり、家族や彼女にスマホのカメラを向ける人たちなど御堂筋はカメラがあふれていた。

 心斎橋まで来ると体が冷えてきたので地下街に入って、ネギ山盛りのラーメンを食べた。再び地上に上がって、難波に到着したのは午後7時20分を少し過ぎていた。

 高齢者用交通ICカードには60円しか残っていなかったが、帰宅するには十分な金額なのでチャージもせずに地下鉄に乗った。
 御堂筋イルミネーションは2024年12月31日まで行われている。

岸本あずさ
「おもいで御堂筋」(2024年)

(Music news jp 曽崎重之)
@3523


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