ロボコンと歴史

(この記事は、2016/01/29 に公開された記事です)

天皇、皇后両陛下がフィリピンを訪れていらっしゃいます。
(記事)
全ての戦没者ご慰霊 両陛下、変わらぬお気持ち
http://www.sankei.com/life/news/160127/lif1601270034-n1.html

WROでは2010年にフィリピン・マニラで国際大会が開催されました。
記者発表会ではWROの紹介に2008年横浜国際大会の映像を使ったりもして、
日本での国際大会をずいぶん参考にしてくれていました。

画像1

(特設会場での閉会式)

閉会式のオープニングで、ビデオが放映されました。
フィリピン独立の歴史です。 スペイン軍、米軍と思われる兵との戦い、
最後に日本兵が登場、そしてフィリピンの夜明けがやってくる、という内容でした。
日本代表選手の小中高校生とコーチ、応援に来られた方々が、この映像を見て
どう感じたろうとその時考え込んだものです。

国際大会では直に歴史と向き合う場面もでてきます。
歴史を知り、文化を知り、人を知り、国を知る。同じ競技者として競いあいながら、
終わればお互いにサインをして握手をし、笑顔で語り合う。
そうして彼ら、彼女らは世界と直につながっていくことになります。
国際大会に参加することの大きな意味がここにもあると思っています。

画像2

(WROマニラ国際大会
 表彰式での日本代表選手達)

フィリピンのWRO委員会のメンバーは、会うと「こんにちは」を明るく声をかけてくれます。こちらも「Mabuhai!」と笑顔で返します。
2013年に台風で甚大な被害がある中、フィリピン選手団が国際大会にやってきた時、
フィリピンの委員長に「大丈夫か、たいへんだろう」と声かけたら、彼女は
「大丈夫よ、日本から支援に来てくれている、ありがとう」と逆に私を気遣ってくれた。
僕たちは友達である。

画像3

マニラ市内 リサール公園 独立記念碑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?