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2日目:テニス未経験の友人が3カ月で初中級の試合で勝てるまでになった方法

どうも、こんにちは、運動オンチの週末テニスコーチのロボビッチです。

 テニス未経験の友人が3カ月で初中級の試合で勝てるまでになった方法を紹介いたします。

友人の軽い一言


その友人は妻の学生時代の友達なんですが、家も近くであるため、家族ぐるみでお付き合いしていました。そのため、私も仲良くなり、最近では男同士で飲みにいくまで仲良くなりました。
 
その友人は転勤族で、久しぶりに自宅から通える勤務地になりました。
あるとき、その友人と飲んでいるときに「今度さ、テニス教えてよ」と軽い一言がありました。

当時にテニスに悩んでいる人がいた 


それとほぼ同時に自分が主催しているダブルス練習試合開催の時に上達に悩んでいるAさん(仮名)にお話を聞きました。
 
✔ もう10年もテニスをしているけど、初級から抜け出せないとのこと
✔ テニスサークルに所属しているが、自分が下手だからサークルの補佐ばっかりしていてあまりテニスできていない
✔ 実際にテニスを習ったことがないので我流でやっている。
 
この話を聞いたときに自分の昔を思い出し、自分もテニスが下手で悩んでいたな。しかも辞めようとまで思っていたな。と思い出しました。
 

ロボビッチテニススクールの誕生


私やAさんみたいにテニスが下手って悩んでいる人がいると思うから、この際、友人にだけテニスを教えるのはもったいないし、中途半端にテニスを教えるのが嫌なので全力で教えたいため、テニスベアではじめての方から初中級までぐらいの方にテニスレッスンを安価ですることにしました。 

でも、テニスは教えた経験がなかったので、教える為の勉強をしました。テニスレッスンをやることで自分にプレッシャーをかける意味もありました。
どうすれば伝わるんだろうとか?何を参考にすべきか色々、情報をかき集めてレッスン準備をしていきました。

友人は私とのプライベートレッスンが良かった


 はじめは当然、認知度がないから、友人以外はほぼ0人でした。
その分、友人にはプライベートレッスン状態でした。これが、その友人にとっては相当よかったようです。
 
1回目、友人は野球もやっていて自分にはセンスがあると思っていたのか、いきなりラケット出しのラリーを希望してきました。本当は手出しからと思っていたのですが、まあやる気があるのはいいと思って、打たせてみました。
そしたら案の定、空振り・ホームランが当たり前で友人は愕然としていました。

テニスで一番大切なことは足の使い方


それは当たり前だと思ったのですぐにボール手出しに切り替えました。手探り状態でしたが、ラケットの握り方、フォーム、一番大切である足の使い方を重点的に教えました。
そしたら友達に「具体的な説明があるし、教え方が上手い」と言われましたね。
はじめ、フォアハンドストロークは片手が主流だから当然、私も片手で教えていました。

両手フォアハンドストローク?


 1週間後、2回目のテニスレッスンをおこないましたが、友人は相変わらずの動きのぎこちなさでした。
2回目のレッスン終了後、「フォアハンド片手だと安定しないから、両手で打ちたい」と言われました。
 
確かにバックハンドは両手なので安定を考えると理にかなっているけど、あまり、フォアハンドで両手打ちは聞いたことがないけど、調べてみました。
 
調べてみたら女子のテニスプロプレーヤーも両手フォアハンドで打っている方がいて、両手のメリットやデメリットを確認しました。
 
野球とテニスの足の使い方は似ていてボールをインパクトするためには野球の両手打ちはテニスの止まっているときと同じ。
 
だから、将来的には片手だと思うが、野球で培った感覚で打てば、上達が早くなるかもしれないし、3回目のレッスンは両手でやらせてみようと思いました。

彼には初期段階で両手フォアハンドストロークがあっていた。


 1週間後の3回目のレッスンの際、両手の持ち方を説明してやってもらったらやはり安定しました。今までの野球で培ったものがテニスに生かされた瞬間でした。
 
そして、1番大切な足の使い方、2番目に必要な上半身の力の抜き方をさらに説明しました。
野球に例えてあげると飲み込みが早く、それからの友人はメキメキと上達。
 
5回目になる頃には、友人もある程度、ラリーでも止まって打てる場合は安定してストロークができるまでになりました。
でも少しでも振られると当然、両手だと反応が悪くなるし、打ちにくい。
これには私の秘策があって、早くそのことに気づいてほしくてわざとボールを左右に返球しました。

 教える順番が大切


友人はそれに気づいて、「両手だと左右にボールを振られると上手く打てないから片手の打ち方を教えて」と言ってきました。
 
私はニンマリして、「じゃあ、テイクバックまでは両手で、そこから左手を離して打ってごらん」
 
そうすると距離感が違うから、
「左手を出して、距離感を確認して打ってみよう」と
 
何度か練習していく内に、しっかりと違和感なく、片手で打てるようになりました。

友人はみるみる上達 


その後は友人以外のレッスン生も来ていただけるようになったのでストローク練習しつつ、ボレー、サーブも徹底的に教えました。
 
サーブも大学時代、バレーをやっていたのでバレーのスパイクのように足を使って打つといいよと教えると、みるみる上達しました。
 
そこからは、週に1、2回の私のレッスン以外でも壁打ち、別のテニスオフ会でもどんどんテニスをする機会を作ったそうです。

3カ月で初中級レベルに!


 3カ月後、ある程度教えて、私が判定する限り、初級から初中級ぐらいまでになりました。
 
これは後から聞いた話なんですが、別のテニスオフ会に友人が行った際に、オフ会主催者が「友人がテニス3カ月」だと聞いて、「1から教えた人の教え方がよいのでは?」とのことでした。
これに私は少しうれしくなったことを覚えています。

テニス3カ月の友人がテニス歴3年に勝ってしまう!


 友人はやる気満々で試合に出たいというので、まずは試合の流れを私と一緒に練習した後、
試しに私が主催する初級から初中級のシングルス練習試合を作成して参加させてみました。
 
正直、勝つのは無理だろうと思っていましたが、その友人は、テニス歴3年の方に勝ってしまいました。

 

メチャメチャ驚きました。



 
それ以降、その友人は私のレッスン会には顔を出さなくなりましたが、私が主催する初級から初中級のシングルス練習試合にずっと出ており、テニスはじめてから9カ月後にほぼ敵が居なくなりました。

1年で中級レベルと試合をするまでに


 このレベルだと、気を使うから、さらに私がメインで主催する試合(中級から中上級)にまで出るようになりました。
 
まだテニスをはじめて1年ちょっとなのでさすがに中級レベルの試合で勝てないし、私と対戦しても0-6のレベルなのでまだまだですが、2年後ぐらいには間違いなく私と同じレベルになると思っています。負けられませんね。

友人が上達した勝因


 友人がここまで早く上手くなった勝因としては様々ありますが、彼のポテンシャルも当然ありますが、個人的に私が思うところはフォアハンドストローク両手打ちを禁止せずに意図をもってそのままやらせたことだと思います。
通常のテニススクールであれば、教える順番が一律で決まっているので間違いなく彼の意見を聞かずに片手打ちを推奨させたと思います。
もしかしたら、この分岐点の間違いだけで半年以上は違っていたんではないかと思います。

彼の経験を最大限に生かせた


 フォアハンドストローク両手打ちをしたことでもともと彼が培ってきた野球の経験を活かすことができた。さらに両手打ちをしたいという彼の気持ちを尊重させることでやる気にもつながったし、ラケットの打ち方よりも1番重要な足の使い方を徹底させたことで上達がはやくなった。
友人に片手じゃないと実際のテニスは、反応が遅くなることを意図して気づかせることで課題を気づかせて、自ら考えるようにさせました。

私の教え方


 私は人に教えるときに
・出来ない方にどうすればいいか色々考える
・色々とヒヤリングしながら、その方の特徴をよく見ます。
・根底として自分が出来なかったのでどうしたら伝わるんだろうって考えます。
・何度も伝わる糸口を探し出す
・そして自分が思ったとおりに行動してもらって上手くなると自分のことのように喜びます。

レッスン生の反響にビックリ


 それ以降も私は、1年以上、のべ500人以上教えているけど、レッスン生の反響がすごくてビックリしています。
 
・一時的にレッスンを中止していた際は、レッスン会を開いてほしいと要望がきた。
・リピーターが多くてビックリ。
・リピーターの方の中にはテニススクールの指導で打ち方がわからなくなって悩んで私のところに来た際、徐々に上達。テニススクールの学びを忘れて私から1からテニスを学びたいとのTwitterが来たときは「マジか?」と思ったぐらい。
・最近ではテニスはじめて3回目の方に「教え方が丁寧でわかりやすく、一度に色々言われない。さらに出来たら褒めてくれるし、うれしくなると」

ロボビッチのコーチ能力が開花


 自分でもあまり、認識していなかったけど、友達やレッスン生に教え方上手い言われるのは信じていいんだと。
 
テニスプレーヤとしては中級の3流だけど、テニスを教えることは上級だと自分の才能に気づきはじめています。

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