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3日目:ロボビッチが語る正しい知識とは?

どうも、運動オンチの週末テニスコーチのロボビッチです。
今回は私が思う、テニスの正しい知識について解説します。

私が思う正しい知識とは、あなたが完全に納得できて、しっかりと実践出来ることが正しい知識だと思います。
 
正しくない知識のためにテニスが上達しなかった
【私が経験したこと】
【私のレッスン生の方の話】
を事例にお話しします。
 

<私の経験例:大きく振ることしか言わないコーチ>


これは、私が初級者のときの過去の体験談なのですが、例えばテニススクールのコーチの言う言葉で「手打ちになっていて、スイングが小さいから大きく振ってください。」と言ったとします。
初級者の私はコーチの言うことなんだから正しいと思いました。
実際に手打ちになっているし、大きく振ることはわかったけど、出来ませんでした。
だから、別の日にコーチに「大きく振るにはどうしたらいいですか?」と尋ねたんです。


そうしたら「そんなのは大きく振るんだよ」という回答しかきませんでした。


「えっそれだけ?」



しかもスクール内は時間がないからそれで終了で次の生徒さんとのマンツーマンにバトンタッチ。
 
私は完全に納得出来ないまま終了しました。そして納得も出来ていないし、大きく振ることが自分に出来ないから解決せずに終了。
でもコーチの言うことなんだからと、大きく振ることを考えて上半身を使ってスイングしていました。
 
別な日に次のレッスンに行くと、また同じように「大きく振って」と言うんです。
私がそれが出来たら苦労しないよ!と心の中で思いました。
 
このやりとりだけで、何も解決されないまま、3回のレッスンが終了。私は月2回だから、1か月半かけても何も問題が解決されないまま終了です。
 
この時点で上達する道はありませんね。
 

今、思えば、このコーチは説明不足で何も考えてくれていないので怠慢だと思います。


しかも3回のレッスン代の約1万円が無駄でした。
このようなコーチに習っていたので今ではレッスン代全てが無駄だったと思っています。
 
このようなことが実際に起きているんです。


あなたも経験ありませんか?
 
もし、過去の私に説明するならば、まずは「上半身の力を抜くこと」「そしてしっかり足を使って、蹴ければ自然とスイングが大きくなるよ」とアドバイスします。
また、イメージとしてボールが3つ縦に並んでいるイメージを持って、その3つのボールを打つようにすると足も動くし自然と大きなフォロースイングができる」とアドバイスします。
 
そう、コーチは大きく振れていないことは分かるが、なぜ大きく振れていないのかの原因を探さずにアドバイスをサボっています。アドバイスを伝えているつもりになっているだけで正しい知識を教えられていないんです。

 

<最近来た、私のレッスン生の話>


 
最近、私のところに来た方は、フォアハンドストロークの打ち方に相当悩んでいました。
テニススクールのコーチに「打点が窮屈だから少し遠くに打ってください。」と言われたそうです。
アドバイスどおりに遠くに打ってもダメでそのせいでフォアハンドストロークが安定しなくなり、さらに悩んでしまったそうです。
 
そのため、別のテニスコーチに見てもらいたいと思ったようで私のところに来ました。

私がその方を見た瞬間、確かに打点が窮屈だけど、そんな所は微々たることで、もっと伝えるべきことがありました。

強いボールで打つことを意識しすぎて、上半身の力が入り過ぎていました。
これは致命的でした。


 
はじめ、私は信用されていないからその方は半信半疑で理解してくれなかったけど、「なぜ上半身に力が入りすぎるとダメなのか?」を色々と説明し、デモンストレーションをして理解してもらいました。
 
そして、さらにいかに基本である足の使い方が大切なのかを説明&デモンストレーションしました。
他の生徒さんもいましたので約10分間で説明しました。
 
そしたら、2時間である程度フォアハンドストロークが安定してきました。
 
次の週末にも来ていただけました。
 
前回の10分間で信頼して頂けたのか、すんなりを耳を傾けて頂き、さらに上半身の力の抜き方、足の使い方を理解して頂き、驚くほど安定したので私は自分のことのように喜びました。
 
この事例では、スクールのコーチは、たしかに指摘は合っているけど、微々たる箇所を指摘して修正をさせようとしたのが間違いだったと思います。
 
ストロークの基本である「上半身の力を入れない」「足を使う」ということを指摘して改善させることが重要でした。
 

要は教わる順番なんです。



当たり前ですが、一番重要なことからやらないと全く上達しません。
 
特に初級者にありがちなのが、早く初中級に上がりたいから色々とつまみ食いする現象です。
これは私もあるあるで上手くなるならとYouTube動画をみたりと色々とつまみ食いして崩壊しました。
 
少し効果はあるけど、また別の動画を見て、試してはやめて試してはやめての繰り返し。教わる順番がぐちゃぐちゃだし、何か重要なのかわかっていないことが理由です。昔の自分がそうでした。これでは時間ばかりとられて全く上手くなりません。
 
 
先ほどの生徒さんは、打点が窮屈という課題はまだ解決されていませんが、まずは、テニスの基礎段階である、「上半身の力はいらない」「足の使い方」を先に教えました。
そうしたら、その生徒さんは安定してストロークを打つことができました。
 
ちなみに打点が窮屈という課題に対する回答としては、左手(利き手が右の場合)を出して距離感をつかめば、解決するはずです。
 
ある程度、「上半身の力はいらない」「足の使い方」が慣れて安定してきたら、生徒さんの課題である【打点が窮屈】を直そうと思います。
 
二つの事例のように正しい知識を得るためにはコーチ選びが非常に重要になってきます。

いくらそのコーチに戦歴の実績があっても、教え方が下手なコーチは具体的な修正案を示してくれません。また、テニスコーチはもともと運動神経がいいので私も含めたあなたの気持ちが分かってくれないケースが多いです。
 
だから

しっかりとどうすれば修正・改善できるかを伝えてもらえるコーチ選び


さえすれば、あなたも、努力さえすれば上達できます。
 
私ものべ500人以上の方を見てきましたが、他にも沢山事例があります。
「テイクバックが大きいとスクールのコーチに毎回言われるのですが、どうしたらいいですか?」と質問が来ます。
よく聞くと具体的な方法は教えてくれないと言うのです。
 

安くもない値段を払っているのに「本当にあり得ない!!」と思ってしまうのは私だけでしょうか?


 
見たまんまをそのまま言うのは誰にでもできる。しっかりと納得してもらって修正・改善させるのがコーチだと私は思います。

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