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図書館情報資源概論レポート

図書館情報資源概論合格レポートです。
レポートの丸写し評価の対象外不正行為とみなされる恐れがありますので、参考程度にとどめてください。

詳しい調査内容などは伏せております。

◇設題
公共図書館が収集するネットワーク情報資源の種類や特徴、提供事例について述べてください。また、若い世代に対して情報資源の利用をどのように広報・PRしていくべきかあなた自身の考えを含め、論じてください。



◆解答
1.はじめに
 本稿では,公共図書館が収集するネットワーク情報資源の種類や特徴,提供事例について(○○図書館を例に挙げる。)と,若い世代へ情報資源の利用をどのように広報・PRしていくべきかについて述べる。


2.公共図書館が収集するネットワーク情報資源について
 公共図書館が収集するネットワーク情報資源には,有料・無料データベース,電子書籍,デジタルアーカイブなどが挙げられる。以下に詳細について述べる。

⑴有料・無料データベース(以下DB)
  DBの種別は,有料・無料のほか,提供している主分野や提供者,課金方式などに区別することができる。民間である新聞社や官公庁の国立情報学研究所が提供しているDB(無料が多い)がある。
 ○○図書館では,各図書館に設置されている専用端末機を使用し,商用DBや一部のHPを無料で閲覧できる。利用者登録をしていなくても閲覧可能だが,利用申込書の記入が必要になる。(国立国会図書館デジタルコレクションの閲覧は利用者登録が必要。)利用時間と回数制限がある。その他,利用には注意事項等ある。
 商用DBには,○○DB,日経テレコン,官報情報検索サービス,国書DBなどがある。

⑵電子書籍
 電子書籍を閲覧できるデバイスそのものの貸出や図書館内の専用端末での閲覧が主だったが,近年,公共図書館における電子書籍サービスでは,非来館型サービスの1つとして,ネットを介して電子書籍を貸出しすることが一般化してきた。電子図書館の導入は増加傾向にあり,2023年4月現在,実施自治体は501,電子図書館は396館となっている。
 ○○図書館では,○○○○年〇月より,電子図書館サービス○○を開始した。○○在住で利用者カードのIDとPWがあれば,来館しなくても所持している端末のインターネットで,いつでもどこでも電子書籍を借りて読める。貸出・予約点数は3点まで,貸出期間は2週間で,期間が来ると自動返却される。サービス開始時は文学や郷土資料など〇点であったが,徐々に閲覧できる資料は増えており,○○○○年〇月現在は○点と利用の促進やコンテンツの充実に努めている。

⑶デジタルアーカイブ
 所蔵館や提供元が有形・無形の文化的資源をデジタル化し,ネットワーク上に保存した保存庫のことである。1997年に開始された「青空文庫」は日本国内の著作権の保護期間を過ぎた作品や,公開を許諾された作品を集めてデータ化し,インターネッ上で全文を無料公開している。データ化作業はボランティアの手によって入力・校正が行われ,テキスト形式とHTML形式で公開されている。2022年5月現在の収録作品数は16,997点である。
 ○○図書館では所蔵している貴重資料の保存と活用を目的とし,「○○○○」としてWebで公開している。また,国書DBには○○図書館の貴重古典籍のうち〇点が公開されている。


3.若い世代へ向けた情報資源の利用の広報・PRについて
 2項では,公共図書館の情報資源の種類や特徴について述べてきた。このような情報資源を若い世代に対して,どのように推すべきか以下に論じる。
スマホ時代とも呼ばれる昨今,10代~20代の若い層のスマホ所有率は9割を超えている。必要なもの・ことは全てスマホで済んでしまうため,スマホさえあれば一日を過ごせるのである。活字離れも叫ばれるが,紙の本を読むということが減る一方,電子で読むことは増えている。インターネットやSNSから情報を取得,発信し,音楽・動画配信サービスなどで楽しみ,学ぶことができるため,図書館の資料を利用するよりも⑴~⑶といった情報資源を,専用端末やインターネット上で使用することが容易ではないかと考える。
 広報・PR方法としては,図書館内のポスター掲示や定期的なお知らせ,図書館利用が少ないことを考えた場合は,学内や市区町村などの公共施設での掲示や告知物,あるいはイベントを通しての図書館紹介など。デジタル社会の現代,スマホに生きる若者だからこその一番の情報源は,インターネットやX(旧Twitter)やInstagramといったSNSでの紹介が発信力として大きいと思われる。
 ○○図書館のHPでは,YA向けとして○○や○○本の紹介を行うなど,本が好きな中高生を対象とした活動も行っている。


4.おわりに
 著者自身,本に携わる仕事をしているため,日々紙の出版物の売上の減少を痛感している。雑誌は月刊誌から季刊誌へ,廃刊になる雑誌も増加し,売れが少ないと配本数も減っていく。図書館においては,ネットワーク情報資源が普及し便利な面,デジタルデータの複製のしやすさは適切な管理が求められることや,いつでもどこでもデータを利用できる観点,データ保存量など様々な課題もある。多くの資料が収集できる一方,提供の方法には慎重さも必要であると考える。


文字数 2097文字
文献
〈編著〉藤田 岳久『ベーシック司書講座・図書館の基礎と展望8 図書館資源概論』P16-17,P28-29,P30-31
○○図書館 https://○○○○(最終閲覧日○○○○/〇/〇)
○○電子図書館 https://○○○○(最終閲覧日○○○○/〇/〇)
カレントアウェアネス・ポータル https://current.ndl.go.jp(最終閲覧日○○○○/〇/〇)
青空文庫 https://www.aozora.gr.jp(最終閲覧日○○○○/〇/〇)


~感想~
一度で合格はいただきましたが、内容は一般的とのことでした。この他、内容にもう少し深みがあればなお良しとの講評でした。ふむふむ…。




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