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情報サービス論レポート

情報サービス論合格レポートです。
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◆設題
大学図書館における利用指導の内容7点を挙げ、それぞれについて簡潔に述べた後、利用教育の手段についてはどうあるべきか、最近の動向にも配慮し、貴方自身の考え方を含め論じてください。


◇解答
1.はじめに
 本稿では,大学図書館における利用指導の内容7点を挙げ,利用教育の手段について最近の動向にも配慮しつつ考えを述べる。

2.大学図書館の利用指導について
 大学図書館は大学において教育・研究を支援する場であり,主に教職員や学生がサービスの対象である。サービスの内容としては,資料や情報を収集・整理・保存し提供することである。近年では一般に図書館を開放して
いる大学も増えてきている。

 以下に利用指導7点を挙げる。

①オリエンテーション
 主に新入生を対象として,図書館が独自に行うものである。所要時間は短いもので10~15分,長いもので90分などである。

②図書館ツアー
 利用の仕方や図書館サービスの種類を館内を案内しながら行う。所要時間は図書館の広さや,説明内容により異なる。視聴覚メディアを用いて事前研修をした後,館内案内をするケースが多い。学生数が多い場合は,ビデオツアーを行うこともある。

③OPAC(蔵書検索端末機)
 以前は目録カードを使用し行っていたが,コンピュータ化により現在は,館内の端末機を使用し図書・資料の検索の仕方を教えている。中には従来通り,カード検索法の指導を行う図書館もある。②の際に行われることも,改めて十分な時間を取り行われることもある。

④文献探索法(文献調査法)
 1・2年生には主に一般的文献探索法(本・雑誌論文記事・新聞記事の基本的な探索)を中心に指導し,3・4年生にはゼミや卒論の主題別に行う,主題別文献探索法を中心とした指導を行う。所要時間は60~90分程度。最近では,情報リテラシー教育と言われるCD-ROMやオンラインデータベース,インターネット利用を含んだ文献探索法の指導が一般的になっている。

⑤コンピュータリテラシー教育
 PCを使用し,情報機器の操作・通信・インターネットの利用方法の指導を行う。情報化社会において大変重要視されている教育である。

⑥レポート・論文作成のステップ指導
 レポート・論文を作成するためのステップを順序良く説明しながら指導する。この際,参考文献の引用の仕方や表現方法も含めた指導を行う。

⑦視聴覚・コンピュータ機器を使用しての編集方法
 大学によってはレポート・卒論等の提出を電子媒体に行う方法をとっているため,PCに取り込む編集法やダウンロードの仕方など使い方の指導を行う。


3.大学図書館の利用教育の手段について
 利用教育とは,図書館のサービスや施設,使い方を利用者に教えることである。大学図書館での利用指導の実績は年々増加しており,指導内容も充実化している。図書館職員にも,教職員なみの専門的知識や学習・探求心が求められるようになったため,公共図書館の職員とは異なったレファレンススキルが重要視されている。

 以下に利用教育の手段について述べる。

A.映像資料の利用
①動画を利用する
 市販のビデオやDVD,インターネットの動画を利用したりと有効活用し,自館独自の部分は補足説明を加えている。近年ではライブ動画を事前に撮影し,HPに公開するなど多様な試みを行っている。

②書画カメラ(教材提示措置)を利用する
 資料や図,文字などを投影して説明する。

③スライドを利用する
 PCのパワーポイントを使用しスライド形式で行う。映像資料を効率的に利用することにより,映像として記憶に残りやすく学習する際に非常に効果的である。

B.印刷物を利用する
①テキスト
 「書誌解説」「利用マニュアル」などを用意し実施する。
 
②図書館案内・練習問題
 図書館案内は,多くの館で利用している。練習問題は,カードの引き方やOPACの使い方,参考図書の理解度の確認のためなどに行われている。

③プリント資料
 書誌リストや参考図書リスト,パスファインダー(調べ方案内)など指導する内容やレベルに応じて様々なものが作成されている。 印刷物が手元にあるだけで,後から読み返すこともでき復習にも役立つ。

C.PCを利用する
 HPの中に利用教育メニュー(動画など)を組み込むなど,ネット環境を利用したセルフサービス形式を行っている。ネット環境が整っている現在だからこそ,益々普及していくサービスである。また,感染症拡大以降最も利用頻度が高まったとも言える。文部科学省HP内の『1.大学図書館の機能・役割及び戦略的な位置づけ』からも電子化の進展を挙げている。利用教育の手段は,オンラインサービスと相互に活用し合いながら,利用者にとってより良きものであることを望む。


4.おわりに
 高齢になってからも学ぶことに貪欲な生涯学習時代,図書館の利用指導は大学図書館だけでなく公共図書館にも必要不可欠である。情報化社会な今,図書館の検索機,自動貸出機など利用者自ら操作方法を理解したうえで利用する様々な機器がある。また,文献調査法は大学生・教職員だけでなく一般の利用者にも重要である。よりよい図書館ライフをおくるためにも,図書館においての利用教育は欠かせないものである。


文字数 2039文字
文献
 著者:浜口美由紀『図書館概論』近畿大学通信教育部 P74-76
文部科学省『大学図書館の整備について』『1.大学図書館の機能・役割及び戦略的な位置づけ』https://○○○○(最終閲覧日○○○○/〇/〇)


~感想~
一度で合格はいただき、学習の理解度は評価していただきましたが、最近の大学図書館の動向が弱く残念とのご指摘がありました。なるほどなっとくしました。
 

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