【SF】諦めないWC、決まらない後釜(7/26〜9/11振り返り)
ロブ・ネソです。
今回はトレードデッドライン前後から今日までのサンフランシスコ・ジャイアンツ(以降SF)をザックリ振り返りたいと思います。
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-目立つ補強はないまま失速
SFは今年のトレードデッドラインは終始渋いムーブをしていました。
動きといえば、
①エンゼルスの23歳投手のマルケス・ジョンソンとマウリシオ・ジョベーラのトレード
②マリナーズのA.J.ポロックとマーク・マシーアスの獲得(こちらは金銭+後日指名)ぐらい。
SFはほぼ昨年同様に現状戦力でシーズンを戦い抜く選択肢をとりました。しかし、これが裏目に出てしまいました。
最大2ゲーム差まで首位ドジャースに近づくも、その後は緩やかに失速して差を離され、今は地区3位の勝率.513。ワイルドカード争いでも今は3枠内には入れず、MIAと共にWC4位タイに甘んじています。(現地時間9/11試合後)
失速の要因の一つとして、打撃陣が踏ん張れてないことが大きいです。
今現在、球宴後のチームOPSはMLB全球団30チーム中30位の最下位。OPS.664という惨状であり、29位のホワイトソックスのOPS.679とも差が離れています。
打率も29位、逆に三振はワースト10位という状況です。
対照的?に球宴後の投手陣は防御率4.22でMLB全体11位、WHIP1.25はMLB全体9位と踏ん張っているので、打線の不甲斐なさが目立っています。
肝心なトレードで獲得した比較的ネームバリューがあるポロックは加入後はヒットを1本も打てないまま9/5にリリースされました。正直マリナーズでも打てていませんでしたので、何故獲ったのかは個人的に疑問でした。
-球宴後は不調もセーブ王はキープ
明るい話題としては、守護神ドバルが佳境である9月に調子を取り戻しつつあるところです。
球宴に選出されたのはいいものの、球宴直前辺りが雲行きが怪しい展開が続き、防御率も7月は4.91、8月は5.40と燃えてしまい、一時はシーズン防御率も3点台になってしまいましたが、9月入って以降、現状では主だった炎上はしてません。セーブ数も37とナ・リーグ1位をキープし、2位のCINディアスの35個にかろうじて勝ってます。
今年の残り試合も来年以降も彼の力が必要不可欠なので、自信を付けるという意味合いも兼ねて是非ともセーブ王を獲って欲しいと思ってます。
-難航するクロフォードの後継者探し
今季終了後に長年SFのショートに君臨したブランドン・クロフォードがFAになります。来季には37歳という高齢、今年だけでも①右ふくらはぎ肉離れ、②左ヒザ炎症、③左腕の肉離れで3度のIL入りする程、満身創痍で今季はわずか80数試合の出場に留まっています。
SFは恐らく今オフでクロフォードとは契約しない、もしくは良くて温情の単年契約辺りが妥当だと思います。
ポージー、ベルトに次ぎ、黄金期を知るスター野手が去るのは悲しいですが、悲観してる場合じゃないのが今のSF。
当初はタイロ・エストラーダが既定路線かと思いましたが、拙守気味なのが響いたか、現状はセカンドメインに就いています(もちろん来年から彼をショートに固定する可能性も大いにあります)。
次点で今季87試合ショートを守っている若手のケーシー・シュミットもOPSが.600を切っており、7月末にはプロスペクトのマルコ・ルシアーノを昇格させましたが、まだ時期尚早と編成陣が判断したか、わずか4試合ですぐAAAに降格させました。
バックアップ要因でデヨングやカマーゴ等も獲りましたが、あくまでバックアップ。クロフォードの後継者探しはまだまだ時間がかかりそうです。
クロフォードの他にも今季終了後はピーダーソンやウッド等もFAになります。
近年はジャッジやコレアといったスター選手達にフラれ続けてるSFが今オフどう動くのかも注目です。
ワイルドカードのラスト3枠目を獲得するため、打線の復調を期待するとします。
今回は以上となります。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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