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教育委員会に何を言いたいのか

教育委員会に面談に行くかもしれないので、市教委に何を望んでいるのか整理してみました。面談が決まったら印刷して、よその教育委員会発行の文書とともに持って行こうと思っています。

PTAは任意加入の団体です

本年3月、本市市議会で教育長が上のように発言されました。市井でも「PTAは辞められる」「PTA退会のしかた」などの情報が共有され、PTAに負担を感じる保護者の退会は全国的に当たり前のことになりつつあります。

そこで問題になるのは「PTAが配る物品を退会家庭の子供には渡さない」「それが嫌なら実費を納めるように」という、PTA及び学校側の対応です。

PTAは何のために子供に物を配るのか?

PTAは保護者と教師で構成される団体であり、子供は会員でも非会員でもありません。

すでに任意加入制に移行し、多数の非会員が当たり前に存在するPTAでは「子供は全員が支援対象であり、親の加入/非会入によって子供に不利益があってはならない」として全ての在校生にPTA会費から物を配る例が多く見られます。
あるいは「PTAは物を配ることを主目的とした団体ではない」として、物を配る活動自体をなくしたところもあります。

今まで行ってきた事を今後も同じように行うのではなく、今一度「PTAが子供たちにものを配る目的、意味」について考え直す時が来ています。

PTAの物品配布と学校の関係

「PTAのことはPTAで話し合うべき」「任意団体だから学校も教育委員会も関与しない」本当にそうでしょうか?
PTAは通常学校内で、学校行事と連続する形で物品配布の活動を行います。
PTAが非加入家庭の子供に物品を配らない決定をした場合、それでは困ると実費を負担する保護者がいれば、おそらく「子供経由で担任の先生にお金を渡す」ことになるでしょう。
また担任の先生が物を配る必要がある場合、クラスの中で「あの子とあの子には渡さない」「あの子の家は実費を負担したから今回は渡していい」という対応が必要になります。
これが先生方の負担にならないと言えるでしょうか?
子供たちとの信頼関係は毀損されないでしょうか?

教育委員会から学校長への依頼

平成30年3月、熊本市教育長から市立の小中学校長宛に「学校におけるPTA加入世帯、非会入世帯への対応について」という通知が発行されました。
「学校内でのPTA活動に関して、保護者の加入非加入に関わらず児童生徒には平等に対応するよう」「学校長に」求めるものです。
また大津市、さいたま市でも、それぞれの教育委員会から同様の内容を含んだ通知が発行されています。

教育委員会はPTAに指導できない、しかし学校はPTAの活動にNOを言うことができ、教育委員会は学校にそのように促すことができます。

「親が」任意加入の団体に入っているか否かで「子供を」選別、排除する。

こような活動には NO を言ってください。

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