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青銅器はお好きですか?

みなさん青銅器はお好きですか?

青銅器。
それは、博物館で最も私が興味のないものの一つだった。

今日の今日まで。

諸事情あってほとんど青銅器ばっかりの展示をみた。

逃げれないからみるしかない!

見たら…好きになった。(いやん♡)

お伝えしよう
青銅器は派手だ!!

虎ゆう 中国 殷紀元前11世紀

ジャーン!!

なんですかこれは?
虎に人間がしがみついてます。
虎の頭の上には山羊っぽいのが乗っかってます。
持ち手のつけ根のとこには牙のあるイヌみたいなのがいます。人間はヘビをつかんでますし背中の入れ墨も顔に見えたりヘビがまた腰から脚のところに見えます。
蓋を外して液体入れる容器みたいです。
意味わかりません。
派手で可愛いです。


こんな感じで可愛いものいっぱいあります!動物いっぱい!架空の生き物もいっぱい!トゲトゲの装飾がよく見ると逆さまの動物だったりするんです!


次!文字の力!!

少し地味に見えますが、
こんなんもあります。

宰こう角 中国 殷 紀元前11世紀

酒器みたいです。
とにかく顔に見えるように作ってあるものが多いので、たぶん顔に見えて正解だと思います。#知らんけど

面白いのが内側!

内側の金文(青銅器の銘文)


ここに金文ってお話書いてあるんです。
ここに書いてあるお話はこんな風です。

庚申の日、王は闌の地にあった。王は儀式の場に入り、宰こうはそれに従った。(儀式は無事に終わり)王から宰こうにタカラガイ五個が下賜された。それを記念して宰こうは父丁をまつるためのい器をつくった。六月のこと、王の在位の二十年、翼の祭祀から五日目である。

他にもいくつか金文のある器が展示されていたが、褒美で青銅の地金をもらったりして作ったよといういわれが書いてある。

ストーリーを与えて唯一無二の存在としている。

鐘もたくさん展示されていて、そこにも誰が作ったとかどのような思いで作ったとか書いてある。

作られたものに、文様や動物てんこ盛りでパワーを与えるスタイルとはまた違った、ストーリーでパワーを与えるスタイルだ。

呪術的性格があると私は踏んでいる。(個人の意見だよ!)


ここで思い出していただこう!

鐘銘事件【しょうめいじけん】

豊臣秀頼は1612年京都方広寺の大仏を復興し,1614年には梵鐘を鋳造。その鐘銘に〈国家安康〉の文字があったことから,徳川家康は家康を二つに割いた〈関東不吉の文辞〉があると難癖をつけ,豊臣方を大坂の陣へと追い込んだ。

これ「いちゃもん」だと思ってたけど、マジもんかもしれないとも思う。
いったん知ってしまったら、そんなつもりはなくても、鐘をどかさないことには気分が実際悪くなるんじゃないかな?

ところが鐘を作った人にとっては、すぐに撤収してしまったらわざとやったんじゃないかと思われて当然なのでなかなか撤収しない。

こういった長く世に残るものに文を書く時は、本当に注意を払った方がいいなと思った。

ま、そんなこと
私にはないけどね🤭!

作るなら動物てんこ盛りの何かがいいと考える私でした。

鐘を作って奉納する予定なくても
どんとこい
🔔どんとこい2024秋🔔

↑泉谷博古館の展示品を奈良国立博物館でみてきました♪

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