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退学検討する前に医学生がするべきこと①

私の大学では医学生は授業・病棟実習もできず、自宅で待機させている状態。
(6月から一部、再開する予定だが、科によって病棟実習はさせない方針)
メールでのやり取りでレポート提出をしてもらい、授業はZOOMを一部利用している。医学生と直接会ってこのような話を聞いたりしていないが、当大学でもこのような問題はでていると思われる。

医学部はつぶしが効かない。医学部は医者になる目的で入学してきた学生だけであり、退学した場合の就職は想定されていない。
(退学した場合、基本的に医学部在籍のメリットは皆無のなかで就職先を探すことになる)医学生が退学検討しているニュースをみて、できる限りの対策を考えてみた。

①親の収入減:学務問い合わせ・奨学金制度の利用・家計補助
 学務課への問い合わせ
まず大学学務課に学費振込み猶予処置が可能かを問い合わせするべきだ。今はないとしても、このコロナ禍の影響を大学側は認識しており、学生側からの働きかけで制度ができる可能性もある。

奨学金制度
”新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した方への支援”
ができており、可能な限り支援制度を利用するのがいいだろう。

自身でも働く
周りのサポートだけでなく、自分自身も可能な限り動くべき。
今は求人も激減している状況の中厳しいと思うが、求人はゼロになったわけではない。例えば、ウーバーイーツのようなデリバリーサービスに登録することも一つであるし、不用品があればメルカリやヤフオクで資金を作ったりするのも有用だ。
また、塾や学校授業も自粛になっている状況であれば家庭教師をする方法もある。

医学生は医学部を退学したら、今までの努力が無駄になる。
やれることはないか積極的に動いてほしいし、その成果は将来必ず役に立つ。

②将来への不安:実習中断
コロナ感染のリスクを心配している医学生もいると思う。
確かに、日本でも医者がコロナ感染して死亡というニュース報道があったが、割合として他の業種よりも高いわけではない。また、感染対策をしっかりしていれば、感染リスクを抑えることは可能だ。
実習できないことで学習不足になる可能性もあるが、今はyoutubeや動画サイトで学べる機会はあり、それらも積極的に利用してほしい。

とにかく、安易に退学を選ぶのではなく、得られるサポートを利用してできるだけ勉学に励んでほしい。

医学生の高学年であれば、以下の内容を合わせて読んで頂ければ幸いである。





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