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退学検討する前に医学生がするべきこと②

前回に奨学金や補助制度などのサポート制度を調べて活用することを記載したが、
攻めの姿勢でお勧めのことを記載したい。
それはずばり、大学で一時的な仕事を見つけることである。
それは主に実験助手という形態になる。

なぜ、実験助手を勧めるのか
 医学部には臨床系、基礎系問わず、実験助手を募集している教室があると思う。
特に研究費が潤沢な教室は、それだけ実験・研究も数多くしていることが多く、自分を売り込みにいくことで一時的な雇用契約をしてくれる場合がある。


仕事内容は事務処理、データ集積・解析、実験補助、使用した実験器具の洗浄など多岐にわたるが、それらは医師になってからも有用なスキルだ。


そして、そのときに実験も行い、どんな些細な内容でもいいので論文を1報でも書くことをお勧めする。これは後々、非常に大きな武器となる。
ひとつはマッチング病院での選考で、他の学生と比べて大きな差別化ができる。
(大学関連病院の部長の大半は大学からの派遣であり、論文や実験経験のある学生は非常に印象が残り、高評価につながる)
もうひとつは、博士課程にすすむときにゼロから実験手法を身につける必要がなく、時間の短縮化が可能な点である。

このようなコロナウィルス感染の問題は誰も予想できないことであるが、今後も同じようなことが起こる可能性もある。
とにかく、できる限りのことをして生き残るのだ!



『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
 唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』
                               ダーウィン


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