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会ったこともない人に世界でいちばん幸せで居て欲しいと願った話

1年前の今日、2021年6月1日。
ファイナルまで残り約2週間。
良い感情も悪い感情もぐっちゃぐちゃに抱えながら、ただただ貴方の幸せを願っていたことが昨日のことのように鮮明に思い出せる。


ちゃんとご飯食べてるかな。
短くても睡眠は取れてるかな。
孤独と戦っていないかな。
見えない圧力に押し潰されそうになってないかな。


ファイナル、元気にステージに立ってくれるかな。


貴方のことが大切で、大好きで、デビューして欲しくて、たくさんの勇気と感動を貰ってる人間が少なくとも此処に居るんだと伝えたくて、ひたすら好きなところを列挙したツイートを呟いたことを覚えています。

無事デビューが決まり、すぐに入った沢山の雑誌の取材のひとつに"誕生日は練習生みんなでお祝いをして、みんなからチーズケーキを2つ一気に突っ込まれた"という可愛すぎるエピソードを話してくれて、心底安心して心配なんて無用だったって静かに泣いたあの日から一年。

我らが西洸人さん、
25歳のお誕生日おめでとう〜〜〜!!!
💖


間違い無く人生が変わったこの一年、貴方はどんな風に感じているんだろう。
この選択は間違ってなかった、今が幸せだって1%でも思ってくれていたら嬉しいな。

プデュを通して貴方に惹かれて、貴方の行動に言葉に元気や勇気を貰って、貴方の涙に何度ももらい泣きして、沢山感情を動かされてきた。
そんな洸人くんの星の数ほどある好きなところや尊敬するところを振り返ってみようと思います。

私が洸人くんを1pickにした最大の理由は
現状に満足せず高みを目指す姿 でした。

初めての順位発表。
小さな空間で自分の順位の書かれた紙を広げて「4位」という文字を見た時、洸人くんは悔しい表情を見せた。
101人中4位。素晴らしい成績で喜んでも誇っても申し分ない数字。でも彼は悔しそうに順位の書かれた紙を見つめていた。
ひたすら前を向いて上を目指すその眼差しに釘付けになって、この人についていくことになりそうだと思ったことを覚えている。

再評価テスト。
AクラスからCクラスへ降格した洸人くん。
決して涙を流さず、同じように降格した子達の先陣を切って頭を下げて「大丈夫だよ」って笑顔で励ましながらAクラスを後にする姿、洸人くんを目標にAクラスへ這い上がってきたテコエくんとの別れを目前に初めて涙する姿。
今となっては誰もが知る泣き虫の洸人くんだけど、涙も見せたくないほど心の底から悔しかったのだろうと感じさせられるし、ファンブックに載っている日記にも痛いほどに素直な悔しさが綴られている。
でも、ただ悔しいのでは無く「本当の評価を与えられた気がする」と前を向く洸人くん。貴方の這い上がる力や強さを思い知った。


グループバトル、無限大1組。
「俺みたいなやつ嫌いだと思ってた」と話しながらも嬉しそうに一番指名を受けた洸人くん。
アベンジャーズと呼ばれる最強のチームの先頭に立ってひたすら走り続ける柾哉くんの手をとって、休憩してもいいよと言えるのは洸人くんぐらいで、リーダーの重圧を一緒に抱えながらもグループの雰囲気をガラリと変えてくれた。


先頭には立たなくてもチームの変化にすぐ気づいて、自分の実力を自負しているタイプに見えるけれど実は歩幅を合わせて一緒に歩もうとする人なんだと心が温かくなった。
それでいてしっかり爪痕を残して現場票を掻っ攫う洸人くんに夢中にならないわけがなかった。
それでも求めた1位ではないから、周りには自分の今いる順位が欲しくて悔しい人もいるからとまるで佇まいから物語るように、表情を崩さず天を仰ぐ洸人くんはなんて思いやりに溢れた人なんだと思った。

ポジションバトル、Nobody else。
ベネフィットをもらえる可能性の高いダンスを差し置いて「新しい自分を見せる」ことを優先した洸人くんが選んだのはラップポジション。
慣れないラップで挫折を経験した洸人くんは、自分がダンスを教えてきた未経験の練習生と今の自分を重ねて、この壁を乗り越えたことを尊敬し「僕もこんなところで終わっちゃいられない」と笑って話した。自分が苦しんでいる時に他者を尊敬するって簡単にできることではないし、バックグラウンドなんて関係なく練習生一人一人に敬意を持って関わっていることが伝わってきた。

彼がリリックを考えているシーンに「誹謗中傷」という文字が映る。きっと本人にも伝わっていだのだと思うと胸が痛むけれど、当時「そのリリックを書いたとしても使わなかった時点で西の勝ちだよ」っていうツイートを見かけて涙が溢れた。(調べたけどツイートが消えていてツイ主様がわからなかった...😢)
この時点でラッパーとして確立していた、たじと理人と数票差の3位。大健闘!すごい!!って思った私とは裏腹に「結果はわかってたけど...」って涙が込み上げる洸人くん。現状に満足しない姿を見るのは初めてではないのに、意志の変わらない洸人くんを見て何度も泣いた。

コンセプトバトル、goosebumps。
移動前も後も「チームのために」「みんなで勝つために」センターを任せられた洸人くん。練習生からの実力の信頼度の高さが伝わってきた。
たじの上手くいかないレコーディング、理人のリーダーの重圧。ポジションバトルで自分を支えてくれた2人にポジティブな言葉をかけて寄り添い信じる姿に、周りを大切にしていることが本当に伝わってきた。


個人の1位を取ることができなかったとき、「センターとしての役割を果たせなかった」と話していたけれど、満場一致で勝つためにセンターに抜擢されてチーム1位を掴むgoosebumpsと洸人くんは本当にかっこよかった。

他にも沢山素敵な場面があるけれど、一貫して情に熱くて、懐が深くて、周りの人を大切にする、そして何よりも自分に厳しい貴方の姿は何度も私の胸を打った。

これは個人的なことだけれど、コンセプト評価〜デビュー評価前辺りに頑張らなければならないことが重なって、食事が喉を通らない日々が続いた。
でも、経歴もプライドも捨ててただひたすらに勝ちに行く洸人くんを見る度に、私も頑張らなきゃと気持ちを奮い立たせることができ無事やり遂げることができた。


そんな時に膨れ上がる憶測や噂話。
冒頭に書いたようにただただ幸せを祈っていたし、彼の幸せがデビューする世界線では無いなら無理にその選択をしなくてもいいとさえ思った。

辛かった日々を支えてくれた貴方には、
誰よりも幸せでいてほしいと思った。



そんな時に届いた、
「国民プロデューサーへのお手紙」。

何を経験しても過去は変えられませんが、経験した数の分だけ未来は変えられると思っています
(中略)
絶対に僕も沢山の人達に夢と希望を与えられるようなアイドルになって、恩返しすることを約束します

洸人くんは、どんなことにも立ち向かう覚悟が、アイドルとして活躍する覚悟が既に出来ていた。

そしてファイナル当日。
彼の速報順位は12位だった。
Twitterのトレンドに「西くん12位」が載った。
頭の回らない中、番組はどんどん進んでいく。

ONEもレミフラも圧巻だった。
自分が抜かれるカメラを熟知していて、この一瞬に全てを賭けていることが画面越しでも伝わってきた。あまりの熱量に、このステージを最後に消えてしまうのでは無いかとさえ感じた。

10位、9位、8位と別の練習生が呼ばれた。
もう貴方を見られるのは今日で最後なのかもしれないと思うと何も考えられなくなった。
そして6位。西洸人。貴方が呼ばれた。

華やかなキャリアを捨てても、
叶えたい夢がありました。
ダンスで培ったその自信はラップという壁に脆くも崩れそうになりましたが、持ち前の根性と仲間達の支えで見事克服。
魂の篭ったラップはこれから彼の武器となることでしょう。

今まで応援してきた全てがこの紹介文に詰まっていてひたすら泣いた。まだ彼を応援できる。本当に嬉しかった。

後から分かったことだけれど、洸人くんのあのパフォーマンスは12位という順位を知ってから行ったものではなく、順位よりも自分が楽しむこと、やり切ることに全力を注いだパフォーマンスだったことを知って、私の大好きな、頂点を目指す洸人くんがそこに居て嬉しかった。


INIとしての活動がスタートしてからも、リーダー決めで票の多かった柾哉くんがリーダーをしない選択肢も取れるような配慮ある立ち回りをしたり、韓国合宿ではみんなの士気を高めたりダンスの苦手なメンバーに寄り添ったり、初めての大舞台であるKCONで何度マイクが外れても完璧なパフォーマンスをする。ふざけてみんなを笑わせたかと思えば、強い信念でメンバーの背中を叩いてくれる。
練習生の兄貴肌だった貴方が今はINIの長男となって、みんなを後ろからサポートしてくれているのがひしひしと伝わってくる。

愛に溢れたメールも大切で、デビュー日とファンミの日にくれたメールは一生忘れない。
ファンからデビューおめでとうとお祝いするはずの華々しいデビュー日のメールが「沢山待たせてごめんね」「お待たせ」で始まる貴方は本当に愛に溢れた人だと再確認した。

ファンミ最終日にくれたメールには、幕が開いた時の気持ち、初めてMINIを目の当たりにした時の気持ちを赤裸々に語ってくれて、「貴方が居たから諦めずにここまで来れました」「僕をINIにさせてくれてありがとう」って伝えてくれた時には本当に嬉しかった。
何度も言うけど、洸人くんには幸せになって貰いたかった。幸せになる道がアイドルではないのなら違う道を選んでほしいと思ったし、何よりも彼の幸せを最優先してほしいと思っていたけれど、沢山の葛藤の中でファンミーティングという大きな節目にこの道で良かったと感じてくれたこと、洸人くんの口から「INIにさせてくれてありがとう」と聞けたことで今までが全部報われた気がした。

他にも何気ない日にエールを送ってくれたり、一緒に頑張ろうとしてくれたり、息抜きの方法を教えてくれたり、、、。思いやりでいっぱいのメールが届くたびに心がじんわり温かくなって幸せな気持ちになる。
照れ屋さんの洸人くんは真っ直ぐに想いを伝えてくれた後に照れ隠しをするのも可愛くて大好き。


アイドルになって約一年。
今まではアーティストのバックとしてステージに立っていたけれど、今ではステージの真ん中で堂々と歌って踊る貴方を誇りに思います。
アイドルになって夢と希望を与えるという未来を選択してくれて本当にありがとう。
あの日、新しい自分を見せたくて挑戦した魂の篭ったラップは間違いなく洸人くんの最大の武器になってるよ。

いつかステージを降りると決めるその日まで、私は貴方の色に染まるペンライトを貴方のために振り続けます。

大切で大好きな西洸人くんへ
愛を込めて。

Love you☺️

檸檬


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