【お笑い】2021年 面白かったお笑いライブ 15選
早くも大晦日。
私にとって2021年はとにかくお笑いライブにハマった一年。
勇気を持ってお茶の間を飛び出した先には、想像していた何倍も魅力的な笑いの世界があった。
ずっと動画で見ていたトンツカタンやおこたしゃべりのお二人を目の当たりにした感動はもちろんのこと、6月頃に9番街レトロにハマり 衝動的に神保町の劇場に見に行ったのも良い思い出。
ライブに行けば行くほど面白い芸人さんとの出会いがあり、観たいライブがどんどん増えた結果、この一年(ほぼ下半期)で楽しませてもらったライブは現場と配信含めて約100本。
そんなお笑い漬けの一年の中で、特に思い出深い且つ面白かった10本のライブについて時系列順に書いていこうと思う。
1. 行くぜ武道館!トンツカタン森本のブチ切れデトックス2 (2021/2/25)
大好評企画の第二弾。
キャパ150の会場から始まったこのライブ、第二弾の会場はなんとEX THEATER ROPPONGI!
豪華出演陣の影響もあり満員御礼。すごい。
無類のトンツカタン森本好きの私にとって、やはりブチ切れデトックスは欠かせない。
ゲスト:ランジャタイ国崎/三四郎/トンツカタン櫻田、お抹茶/岡田康太/Aマッソ/フワちゃん/Creepy Nuts R指定/ハナコ菊田(メッセージのみ)
これだけ豪華で面白いメンバーが次々と森本さんをブチ切れさせていく様は、本当にお見事。
最高に面白い2時間だった。
まさかお笑いライブでRさんの聖徳太子ラップが聴けるとは思わず、さすがにブチ上がった。
それにしても森さんはすごい。
どんなボケもどんな空間もツッコミで成立させてしまう天才なのかもしれない。
芸人でしか生きられないツッコミアンドロイドの生き様が ありありと感じ取れるライブだった。
鳥山さんと野村アナの二人の絶妙なMCも好き。
2. Tokyo Emotional Conte(2021/5/7)
事務所の垣根を超えたコント師4組で 隔月に行われるユニットライブ "Tokyo Emotional Conte"。
メンバー:トンツカタン/かが屋/そいつどいつ/サンシャイン
この日、やっと初めてトンツカタンのコントを生で観れた。
大好きな『キャッチ』と『改札前』を観れた喜びは一入。
特に改札前は、生で観るお笑いならではのパワーとツボる感覚がたまらなかった。
生のお笑いに魅了されたきっかけの日かもしれない。
この日は加賀さん復帰後ということもあり、お休みしていた8ヶ月分の楽屋トークを教えてあげるというハートフルなコーナーもあった。
帰りの電車でみんなでしりとりをするのが何より楽しみ、というくらいに仲良しな4組。
来年も生でエモコンが見れますように。
3. おこたしゃべりin神保町(2021/6/13)
神保町マンゲキでおこたしゃべりをやる!というヤスさんの有言実行ライブ。
こちらは配信で視聴。
人力舎の森本さんとフリーのすがこさんのみで吉本の劇場に立つという、なかなか攻めたオープニングからスタート。
かと思いきや、舞台上の簡易こたつの中にヤスさんが潜んでいるというサプライズ。
さすがに吉本の人間が誰かいないとダメだったらしい。そりゃそうだ。
続々と出てくるシークレットゲストは、過去におこたしゃべりを盛り上げてきた神保町の面々。
当時はまだ9番街にハマり始めたくらいの時期だったから、今見たら何倍も楽しいんだろうな…
企画内容は、5月で吉本興業を退所したすがこさんに吉本の血を分けるようなコーナーライブだった。
実質 "鳥山大介を送る会" 。
ツッコミタイムアタックで、絶対にすがこさんに答えさせようと一丸となる神保町組にグッときた。愛されてるなぁ…
吉本に振り回されながらも、コーナーやツッコミに奮闘する森本さんも今思うとレア。
なかるてぃんさんのお尻ギャグにもすぐに対応してた。さすが。
エンディングに披露された 元ザ・シーツ瀬尾さんによるおこたしゃべりオリジナルソングもとっても良かったなぁ。
面白くて温かい素敵なライブだった。
4. クラウンヒットパレード2021〜トンツカタンのソロライブ〜(2021/6/20)
60分新ネタのみ。こちらも配信にて視聴。
やっぱり一番印象的なのは、ファン大歓喜 伝説の一本目『トンツカタン森本』。
このネタを60分の頭に持ってくる気概、そして何より 森本さん本人がこのネタを書いているという事実が天晴だった。ウケ量もエグい。
森本さんは生粋のツッコミアンドロイドなので、不意にボケに回ってこられると隙を突かれたように笑っちゃう。
よって私は『MCくん』も大好き。(余談)
このソロライブの良かった点は、3人それぞれが中心になるネタが一本ずつ用意されていたということ。
軸のシュールさはそのままに、まるで違う雰囲気のネタをたくさん楽しめるのはトリオのメリットだなぁと思った。
特に、お抹茶さんが存分に輝く『カウントダウン』が本当に面白かった。
ホップステップシュリンプ。
M-1三回戦まで一本で戦ったことで有名な漫才『医療ドラマ』が下されたのもこの日だった。
5. 咄人(2021/7/6)
K-PROの漫才オンリーライブ、ハナシビト。
生でランジャタイの漫才を観たくて、気付いたらチケットを取ってた。
今では大好きなモンローズ、アントワネット、さすらいラビー、オッパショ石、パンプキンポテトフライなどを初めて見た日でもある。
ランジャタイのネタは『ポリデント』。
噂では聞いてたが、生ランジャタイの漫才、パワーが凄すぎる…
ある瞬間(上の動画だと6:49くらい)からスイッチが入ったように笑いが止まらなくなり、周りもヒィヒィ言いながら笑っていて、笑いの渦がうねりまくっている空間があまりに衝撃的だったのを今でも覚えている。
パンポテは 今でも好きなネタ上位の『ベンツ』 、さすラビはABC決勝やM-1予選でやっていた青春のネタだった。
本当に全組漏れなく面白く 非常に満足度の高いライブだったので、この日をきっかけにナルゲキによく行くようになった。
なんてったってナルゲキは座席の座り心地が良い。
6. JimbochoばちばちライブSP(2021/7/27)
ばちばちライブ自体は平日毎日やっている何の変哲もない寄席だが、私にとっては初めて9番街レトロを観に行った記念すべき日。
6月頃 突如9番街レトロにハマり、毎日毎日YouTubeを見漁っていたところ、生で漫才を見たい衝動が抑えられなくなり神保町に出向いた。
(参照:stand.fm『急激に9番街レトロを好きになった話』)
9番街レトロに加え、おこたしゃべりでもお馴染みのナイチンゲールダンスとネイチャーバーガーも出演していたため、なんだか安心感があった。
この日9番街が何のネタをやっていたのかはすっかり忘れてしまったが、とにかく一挙手一投足面白かった(感想薄い)。
本当に、舞台に立っている間ずーっと面白かった。それってすごいこと。
あとは、ナイチンを一気に大好きになった。
7月時点では現在形の漫才動画が一切上がっていなかったため、この日が全くの初見。てぃんさんの登場から何から全て新鮮に面白かった。
ただ、神保町のイスは座り心地が良くない。
7. THE FACE2〜顔面会話トーナメント〜(2021/8/7)
トンツカタン森本さんとランジャタイ国崎さんのインスタライブから生まれた、顔面会話(変顔対決)企画の第二弾。
ざっくり言うと、一時間半入れ替わり立ち替わりいろんな芸人が出てきて、4分間全力で変顔対決をするという内容。
ゲストは登場まで完全シークレット。
一時間半おかしくなるくらい笑った。人の変顔でこんなにも笑えるなんて。
スペシャルゲストのオアシズ大久保さんも「休日の昼から平和なライブをやってると聞いて来た」と言ってた。赤ちゃんのお笑い。
数ある戦いの中でも、ジェラードンかみちぃさんとAマッソ加納さんのハイスピード対決がアツすぎた。
終わった瞬間スタンディングオベーションでも起きそうな雰囲気。
加納さんが椅子に乗ってお尻を見せる "THE HIP" をやり出した時に、国崎さんが椅子を支え 森本さんが台本でお尻を隠していた画が面白すぎたし、二人の優しさにほっこりもした。
THE FACEってほっこりすることあるんだ。
8. ナミダバシ太朗イラつかせライブ(2021/9/5)
普段から太朗さんをイラつかせがちなメンバーが集合し、太郎さんをとにかくイラつかせることを目的としたライブ。配信視聴。
(ナミダバシは先日解散…悲しい)
いんじゃらんもんじゃらん、モーガンプリーマン、ファックザモーメント、お団子大ちゃんプーといった持ちネタで隙なくイラつかせる面々。
とにかく自由な出演者に終始イライラする太朗さん。
ブチ切れデトックスが大好きな私にとって、この企画はもう完全にツボだった。
新衣装お披露目会と題して チャイナドレスで登場させられるところから始まり、数々のコーナーでイラつかせ、最終的にぐにゃピンア・ラ・モード☆に改名までさせられていた。
完全におもちゃである。
特に、言うな言うなボーリングで結構な暴露をされて普通にたじろぐところが一番面白かった。
9. 9番街フェス(2021/9/9)
一ヶ月を丸ごと "9番街フェス" と題している9月の中でも、一番のお祭りライブがこの日。
チケット争奪戦をなんとか勝ち取り現場へ。
このライブについては以前別記事に詳しく書いている。
(参照:note『9月の9は9番街レトロの9』)
とにかく9番街レトロファンにはたまらない内容で、一時間とは思えない満足感。
ガブガブスープとにゃんにゃんを生で観れた喜びったらもう…
お二人のホスピタリティに溢れた 大量プレゼント抽選会で、シークレットプレゼントが当選したのも大切な思い出。
10. デテ!ミテ!ライブ(2021/9/21)
出演メンバーが、自分達のネタ以外の時間は 客席で一緒にライブを楽しんじゃおう!なんなら野次も飛ばしちゃおう!というなかなかぶっ飛んだ企画。
K-PRO主催の中で今年一番楽しかったのは間違いなくこのライブ!
ネタが面白いだけじゃなくて野次も面白いから、もうずっと面白い(語彙力)。
笑い過ぎてヘトヘトになった記憶がある。
この企画で一番輝いていたのはやっぱりユースフルデイズ!!
『温泉』で客席一体となって「実家かい!実家かい!オォォォォイ!!!!」と盛り上がってるのが死ぬ程楽しかった。
青色1号の 居酒屋で女の子と駆け引きするネタで、応援上映みたいになってる空間もめっちゃ面白かった。
あとは、ママタルトの 銀の龍の背に乗って の掴み。
「松屋行くくらいで銀の龍乗るなよ!」のツッコミが決まった後に、ディナーショーさながら握手しに行く檜原さんがキラキラ輝いていた。
11. ナルロク(2021/10/20)
9月のナルゲキヒットパレード内で行われた『ナルゲキ最強決定戦』で上位に選ばれた6組による、ユニットライブの発足回。
メンバー:ストレッチーズ/ゼンモンキー/ママタルト/さすらいラビー/サツマカワRPG/ひつじねいり
※この日はひつじねいりがお休みで モンローズが代打
メンツからして全ネタおも確ライブ。
K-PROも気合い入ってるとのこと。
M-1二回戦の結果が出た直後のライブだったので、こんな複雑な気持ちで楽しめるかな…と思っていたが、ライブの間はお腹抱えて笑えたから本当にお笑いってすごい。芸人ってすごい。
そんなことも相まって、どこかのタイミングでモンローズ宮本さんがポロッと言った「みんなお笑い大好きだもんな!」という言葉にうるっときたのだった。
あと 全然今に始まったことじゃないけれど、さすラビ宇野さんとママタルト肥満さんの 漫画のようにバグったサイズ感が好き。
12. 準々決勝直前ライブ(2021/11/9)
題名の通り、準々決勝進出者16組がネタをやるのみの完全M-1対策ライブ。
準々決勝ともなるとさすがにレベルが高い…
このネタで勝負するんだ、仕上がってるなぁ、と終始ワクワクした。
拍手笑いのオンパレードで会場全体の雰囲気がとても良かった。
というのも、村民代表南川さんの良きMCのおかげかもしれない。
開演前は少しピリピリ緊張感があったが、OPで「思い切り笑って送り出してあげよう!」と言ってくれたことにより客側の肩の荷が降りた気がした。
個人的な話でいうと、吉本の劇場以外で9番街レトロを観たのはこの日が初めてだった。
薄暗くて狭いライブハウスで観る9番街はなんだか新鮮。
バティオスは前列になればなるほどお尻が痛くなる。
13. 別室でコーナーをやっている後輩にインカムで指示を出してコーナーをめちゃくちゃにする様子をみんなで見るライブ(2021/12/6)
舞台上にいるナイチンのお二人/9番街しゅんさん/ネイチャー笹本さん/令和ロマンくるまさんが、別室でコーナーをやっている金魚番長/しんや/ヨネダ2000に指示を出すというカオス企画。
演者も客も拍手笑いが止まらない最強のライブだった。
始まる前は正直あまりピンときていなかったが、結果今年のヤス主催ライブの中で一番面白かった。かなり。
スタジオ陣のめちゃくちゃな指示を 忠実にこなしていく後輩軍、めちゃくちゃ面白いし 愛おしさすらあった。
声色といいタイミングといい、金魚番長古市さんがいちいち絶妙で面白すぎる。
ナイチンに暴れさせられるヨネダの二人も振り切ってて最高だった。
なんといってもこのライブのMVPは9番街レトロ京極さん。
別室でコーナーMCをやっている京極さんだけが 唯一指示出しの声が全く聞こえないので、暴れまわる面々を必死にコントロールしているところが滑稽で 失礼ながらめちゃめちゃ笑った。
14. 京極大好き芸人(2021/12/18)
9番街レトロ京極さんのことが大好きな芸人が集まって、ひたすら京極さんについて語るライブ。
配信視聴。
ファンと同じ目線の話だけでなく、プライベートの部分なども含めて 京極さんの良さが語られていく幸せな時間。
京極さんの名言集、YouTube(京極風斗の道楽ちゃんねる。)の好きな動画の話、京極さんに言ってもらいたい一言 などなど…
さながらファンミーティングのような内容。
最後には「京極は、みなさん大好き芸人です」という有難いお言葉も拝聴することが出来た。
…これはお笑いライブなのか????
15. おこたんどく4周年記念ライブ〜4歳だったら8歳だよ〜(2021/12/23)
現地に行く予定だったが、怪我をしてしまい急遽配信で視聴。
OPはなんと、おこたーお馴染みの講談師 旭堂南歩さんによる おこたしゃべり講談!
これがもう素晴らしすぎて…画面の前で思わず拍手。
そしてまさかのサプライズ。
森本さんとすがこさんの漫才!!!!!!
おこたの歴史を詰め込んだようなネタで、面白さと懐かしさと諸々の感情で胸がいっぱいになった。
おこたーにしか通じない漫才を、おこたーのためだけに作ってくれたということが何より嬉しかった。
二人で漫才するのはあまり乗り気じゃないと過去に言っていたけど、これは友達同士だからこそ出来る漫才だなぁと思った。
その距離感が好き。
あと、漫才中にカフェながさんが登場した時はシンプルに超笑った。
前輪が虹色に光るキックボード、私もいつか生で見たい。出来ることなら浅草で。
あれほどカフェながさん耐性のついているおこたーさん達が、エンディングに向けて段々と引いていく様も最高に面白かった。
まとめ
抜粋した15本だけでもこんなに長くなってしまった。
なんて楽しい一年だったんだ。
ライブに通うようになったことで、まだ知らなかった売れる前の芸人さん達に 一足先に出会えたことが今年の収穫。大収穫祭。
掘っても掘っても出てくる。
この世には面白い芸人が多すぎる。
あとはやはり、沢山笑うことが何よりのストレス発散になった。
同時に、日常生活で忖度なく声出して笑うことって滅多になかったんだなと気付かされた。
来年も劇場で手叩いて笑って、ナチュラルキラー細胞を存分に活性化させていきたいと思う。
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