Cause and Effect

学校のデスクを片付けていたら、こんなカードを見つけた。"Cause and Effect"(原因と結果)カード。それ以外にも色んなカードが売っていた。実はこれ、サンディエゴにいた頃に買ったものである。学習用玩具店みたいなお店があり、たまに立ち寄ってはアメリカ人の児童や生徒達が使っている絵本や学習用のカードや教材などを眺めていた。自分にとっては実に楽しいひと時であった。そこでは買い物だけではなく、ワークショップみたいな玩具体験コーナーもあった。

このカードには短い英文が書かれていて、その下の部分に「〜と言う原因/前提がある」「じゃあどう言う結果が起ったのでしょうか?」例えば、こんな感じである...。

「ピートは学校で行われた駆けっこで走りました。他に5人の生徒達も一緒に走りました。ピートは一番足が早くて、彼は駆けっこに勝ちました。」と言う英文があり...

「原因 / 前提」:ピートは一番足が速かった。じゃあ、そこで「結果」はどうなったの?a) 5人の生徒達がピートと一緒に走った。b) ピートは駆けっこに勝った。c) 駆けっこ大会が学校で行われた。

当然、答えはb)である。まあ単純と言えば、単純である。しかしこれは日本で言うところの小学生の低学年生用なので、これで十分生徒達は飛びつくはずである。しかしふと思うのは、こう言うトレーニングはもっとやるべきかなぁと思う。

実は誤解を恐れず申し上げますと、私は未だに"critical thinking"と言う言葉がピンとこない。と言うか、どこから手をつけて良いのやら自分の中で整理がつかない。そんな時に思うのが、critical thinkingを一括りにするのではなく、少し分解していきながら、その総体がcritical thinkingになるのでは、と。そのうちの一歩目が「こう言う原因 / 前提」がある。だから「結果」として何が起ったの?または起こりうるの?を反復することが大切じゃないかと。

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