quotes

先日、卒業生が帰ってきた。と言ってもonline上での再会であった。彼女はMiDOと言う。現在、ニューヨークのパーソンズ美術大学と言うところでデザインの勉強をしている。そんな彼女と実は3月あたりからコンタクトを取り、後輩達に一度話してくれないか?とお願いしたら、一発OKをもらい、先日オンラインで生徒達に語りかけてもらった。実は彼女、現在大阪に一時帰国中で隔離期間中と言うことで実際には大阪の自宅からの登場となった。

実はMiDOと言う卒業生、高校時代は、飛び抜けて英語ができる訳でもなく、将来に対する強烈な夢がある訳でもなかった。そんな彼女がなぜ、世界3大美術大学と言われる(そして私の大好きなノーマン ロックウェルも卒業した)有名な大学に入学できたのか、また卒業してからこれまでの経緯、そんなことを後輩達に語ってもらった。

今回のテーマは「言葉と意識で人生は変わる」。彼女は文字どおり言葉を駆使し、意識を変え、そして働かせ、人生を切り開いていった。そんな彼女から最後にいい言葉を贈ってもらった。「やってみると、思うほど怖くない。」何気ない、短いひと言の中にこれまで彼女の経験、意志、そして挫折から立ち向かって行こうと言う勇気みたいなものが凝縮されている気がした。

そんな彼女から最後に高校生達へ宿題を出してもらった。「自分の好きな有名人の言葉を教えてください。」また「なぜ、あなた達はその言葉を選んだの?」タイトルにあるように"the quotes"が彼女からの宿題である。

この宿題を受けて今度は英語でエッセイを書かせる。好きなquoteを英語で一つ選び、スライドを2枚作る。原稿を英語で書かせて、後日提出、そしてスピーチへ。構成は"HOREHO"要はO(Opinion)R(Reason)E(Example)O(Opinion)の変形版。H(Hook)O(Opinion)R(Reason)E(Example)H(Hypothesis)O(Opinion)。OREOは1年生の時に結構、練習させた。それらにHookをつけて、さらにHypothesis(仮説)を書かせる。「もしこの言葉がなかったら、私は〜だっただろう。」「もしこの言葉がなかったら、人々はor世の中は〜出来なかったんじゃない⁈」そんなことを既習の仮定法を使って述べる。

卒業生とのコラボで実現したエッセイライティング、少し味を占めた気がした。卒業生が語り、教師が繋いで、そして生徒が発信する。このパターン使えそうなので、これを発展させて将来的には、様々な人に語ってもらい、受け取ってエッセイやスピーチ書かせたい。もしこの記事読まれて「喋ってやってもいいよ!」と言う方は教えて下さい。(急には無理かもしれませんが、ご了承ください)

最後にMiDOありがとう。私がアメリカにいた時、LAで迎えに来てくれたり、美味しいおしゃれなレストランをブッキングしてくれたり、そして高校生達に語りかけてくれたり…。君の発想や生き方は聞いてくれた高校生達にとってispiredな内容でした。そして私も大いにinspiredされました。Thank you so much!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?