消打同時

今日は葉問口訣に出てくる、この「消打同時」を説明しながら練習した。

練習したが、、
自分のまとめ方や言い方
聞く側がどう思ってるか等、色々渦巻いて
渦巻きながら話したせいで
脳内が飽和した。

ので、順を追ってここで説明していこうと思う。


先ず、前提として詠春拳で大事なのは視覚より触覚である。
それは見えるものより、それに触れ力の流れや力場を読み切る才覚を開花、発揮させる事が能力として重要視されている節が多い。

詠春拳は視覚より触覚である。
目に見えるフェイントに釣られないよう、自身の攻防ができる中線で勝負しなくてはいけないし、
離れていく相手を追いかける術を身に着けなくてはならない。


閑話休題。
消打同時とは、攻防一体と広義で和訳されてはいるが、その内容の最たるは粗末なもので、片手で攻撃、片手で防御を同時に出す事と言う事らしい。

しかし絶対的に攻防一体なんてシチュエーションは中々お目にかかれない。
攻撃したらカウンターを取られると言うのならカウンターされた側はまた攻撃防御を一緒に出すというのか?

端的に説明すると
消打同時とは攻防一体ではあるが、
出す手、切ったカード全てに防御や攻撃の意味を持たせろと言う事である。
これは逆に言えば、攻撃、防御の概念を一切捨てろと言われてる事にもなる。

ここから先は

613字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?